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カテゴリー「音楽、映画、読書」の記事

2017年11月21日 (火)

スターゲイト

 1994年のSF映画「スターゲイト」は、のちにテレビドラマ「スターゲイトSG-1」というヒット作につながるベースとなった物語だ。20世紀はじめ、エジプトのギザ高原で巨大なリング上の物体が発見された。それから60年以上、アメリカのチームがこの物体の研究を続けたが、正体は謎だった。この謎を解き明かしたのが学界の鼻つまみ者、考古学・言語学者ダネエル・ジャクソン(ジェームズ・スペイダー)だった。ジャクソンは見るからにオタクなのだが、天才的な能力を発揮し、謎の物体が地球と遠い星をつなぐスターゲイトであることを見出したのだ。アメリカはさっそく、空軍大佐ジャック・オニール(カート・ラッセル)をリーダーとする調査チームを編成し、スターゲイトの先に送り込むことを決定する。しかし、オニールは一人息子を銃の暴発事故で失い、自殺願望を抱いていた。果たして、スターゲイトの先に待ち受ける世界とは。というわけで、なかなかおもしろい映画だ。スターゲイトの正体はワームホールを発生させる装置なのだが、ワームホールは1997年の映画「コンタクト」や2014年の映画「インターステラー」でも登場する。

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2017年11月 5日 (日)

バリー・シール/アメリカをはめた男

 冷戦時代、アメリカはラテンアメリカ各国と関係を深めるが、一方ではキューバを中心に反米の動きも活発になる。そのような国・地域で、CIAはひそかに、反米政権を打倒しようとする勢力や親米政権を樹立しようとする勢力を支援していたといわれている。トム・クルーズ主演の映画「バリー・シール/アメリカをはめた男」は、そんな時代に、CIAの極秘密輸作戦に従事しながら、麻薬の密輸で莫大な財産を築いた実在の人物を描いた物語だ。民間航空会社のパイロット バリー・シール(クルーズ)はある日、その天才的な腕前を買われて、CIAにスカウトされる。最初のミッションは敵勢力の偵察だった。すぐに大きな成果を挙げるシールだったが、そのうち麻薬王の目にとまり、麻薬の運び屋もやらされるようになる。CIAにスカウトされたときもそうだったが、はじめは「ヤバいかも」と不安になりながらも、どんどん感覚が麻痺して、最後は「なんでもあり」になってしまうシールの破天荒な人生を、クルーズがうまく演じている。「アメリカをはめた男」というより、「アメリカを手玉に取った男」という方がふさわしいかも。

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2017年11月 4日 (土)

ミスティック・アイズ

 イギリスの静かな田舎の村に、若い夫婦が引っ越してきた。夫デイヴィッド(ベネディクト・カンバーバッチ)は子どもの頃この村で育ち、妻ドーン(クレア・フォイ)と2人で新たな家庭を築こうとしていた。しかし、突然そこにデイヴィッドの弟ニックが現れ、2人は久しぶりの再会を喜び合うものの、ニックは精神を病んでいて、次第に夫婦の歯車は少しずつ狂っていく。というストーリーだが、はじめは優しく見えたデイヴィッドもニックに劣らず病んでいる感じで、ドーンまでおかしくなってしまう。カンバーバッチってやっぱりこういう普通じゃない人間の役がハマるんだなぁ。BGMもほとんどなく静かな展開だが、ちょっとぞっとするような映画だ。ドーン役のクレアは来年公開予定の「ドラゴン・タトゥーの女」の続編映画でリスベット・サランデルを演じるそうで、楽しみだ。

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2017年11月 3日 (金)

将門記

 10世紀半ばに坂東(いまの関東地方)で起きた平将門の乱の顛末は、「将門記(しょうもんき)」という書物によって現代に伝えられている。この将門記、原本は残ってないようで、2つの写本があるだけ、しかも冒頭部分が欠落しているので、作者も成立年代も本当のタイトルもわからない。古い書物では、「将門合戦章」とか「将門合戦状」と呼ばれていたようだ。しかし、将門はもちろん、朝廷の動きも書いてあるので、平安京と坂東の両方の情報に接することができる人物が書いたものなんだろう。まあ千年くらい昔の書物なので、原本が残っていないのはしょうがないが、もし見つかったら歴史的大発見になるだろう。梶原正昭が書いた「将門記」は、この将門記に詳細な訳注をつけた解説本だ。将門記は軍記物語の先駆けとして位置づけられていて、その後鎌倉時代にはかの有名な「平家物語」が登場する。

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2017年11月 1日 (水)

ブラッド・ダイヤモンド

 ダイヤモンドは炭素(C)の同素体の一つであり、天然で最も硬い物質だ。主な用途は宝石用か工業用で、特に女性には大人気だ。主要産出地はロシアやアフリカ、オーストラリアで、アフリカではボツワナ、コンゴ、南アフリカの3カ国が突出している。産出国が内戦地域の場合、ダイヤモンドは武器調達の資金源となるので、紛争当事者は当然のことながらダイヤモンド利権を狙う。レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ブラッド・ダイヤモンド」は、不法取引される紛争ダイヤモンドをめぐる物語だ。アフリカのシエラレオネ共和国で、元傭兵のダイヤ密売人アーチャー(ディカプリオ)、反政府軍RUFの襲撃によって家族と引き裂かれたソロモン(ジャイモン・フンスー)、そして紛争ダイヤモンドの真実を暴こうとするジャーナリストのマディー(ジェニファー・コネリー)の3人が出会う。それぞれまったく異なる思いで動く3人だったが、ソロモンが隠したピンクダイヤをめぐってストーリーが展開していく。自分が持っているダイヤモンドにこのような背景があると知ったら、あまり身につけたくなくなるかも。

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2017年10月30日 (月)

ブレードランナー2049

 リドリー・スコット監督、ハリソン・フォード主演の1982年の映画「ブレードランナー」は、アメリカのSF作家フィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を映画化したもので、SF映画の金字塔として評価されている。この続編となる「ブレードランナー2049」が公開された。前作から30年後、ロサンゼルス警察のブレードランナーK(ライアン・ゴズリング)は、ある事件の捜査中に、倒産したタイレル社からレプリカント開発を引き継いだ巨大企業ウォレス社の陰謀を知る。その鍵となる男は、かつて凄腕のブレードランナーとして活躍したが、タイレル社の新型レプリカントであったレイチェル(ショーン・ヤング)とともに忽然と姿を消したデッカード(ハリソン・フォード)だった。というわけで、前作のファンは大いに楽しめるストーリーになっている。近未来風の独特な世界観も健在だ。音楽がヴァンゲリスならもっといいのだが。

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2017年10月28日 (土)

日本の歴史⑥ 王朝と貴族

 集英社版「日本の歴史」シリーズ第6巻「王朝と貴族」は、平安時代後半、摂関政治から院政へと移行し、武者の世になる直前までが舞台だ。中臣鎌足が藤原姓を賜って以来、藤原氏は常に政治の中心で活躍していたが、藤原道長の時代に全盛期を迎える。かの有名な「この世をばわが世とぞ思う望月の 欠けたることもなしと思へば」は、道長が53歳のときに詠んだ歌だそうだ。しかし、人間はみないつかは死ぬ。道長死後は摂関政治が衰え、代わって院政が盛んになる。天皇が退位し、上皇として政治を行う「院政」という言葉は、いまでも政治用語として比喩的に使われるほどだ。政治の安定が続いた時代は、文化芸術が花開くことが多い。道長の時代には清少納言や紫式部などの才女が活躍、「枕草子」や「源氏物語」という歴史に残る作品が生み出された。しかし、世の中はいつも平和なわけではない。災害や飢饉が続いた時代には深刻な社会不安が広がり、末法思想が流行したこともある。そして院政末期には源頼朝が「日本国第一の大天狗」と皮肉った後白河法皇が登場、皇室と摂関家、平氏と源氏が入り乱れて保元・平治の乱が起きる。この戦いに勝利した平清盛が平家に全盛期をもたらすが、その時代も長くは続かない。諸行無常が世の常だ。平将門の乱後、地方で着々と力をつけていた武士が、いよいよ表舞台に登場する。

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2017年10月25日 (水)

ナイト&デイ

 トム・クルーズ&キャメロン・ディアス主演の映画「ナイト&デイ」は、「ミッション:インポッシブル」シリーズとは一味違うちょっとコミカルなスパイ映画だ。一般人であるジューン・ヘイヴンス(ディアス)はある日、飛行機の中で、CIAの凄腕スパイ ロイ・ミラー(クルーズ)と出会う。思わず胸がときめいたジューンだが、ここからがトラブルの始まり、ロイは謎の男たちや、さらにはCIAにも追われていて、一緒に逃げ回るはめになる。ロイは、ゼファーと呼ばれる革命的な電池とその開発者を守るため、CIAをも一時的に欺いていたのだ。ジューンはあちこち連れ回されるが、その都度眠らされるのがおかしい。一度はロイを信じられなくなるジューン。しかし、ロイを忘れることができないジューンは、ロイと再会するために大胆な行動に出る。というわけで、信じる者は救われるというハッピーな映画だ。まあ普通はこうはいかないけど。

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2017年10月24日 (火)

プロメテウス

 リドリー・スコット監督の映画「プロメテウス」は、人類の起源をテーマにしたSF映画という触れ込みだが、スコット監督お得意のエイリアンものだ。世界中の太古の遺跡から共通のサインを見つけた考古学者エリザベス・ショウ(ノオミ・ラパス)は、これが人類の「創造主」からの招待状だと考え、宇宙船プロメテウス号で目的地の惑星をめざす。しかし、目的地に到着したプロメテウス号のクルーを待っていたのは、SF映画というよりホラー映画のような展開だった。というわけで、人類の起源という深遠なテーマはどこへやら、気持ち悪い生物がところせましと暴れ回る。ホラーファンにはおもしろいのだろうが、ホラーに興味ない向きにはう〜んという感じだろう。

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2017年10月23日 (月)

新スタートレック

 アメリカの人気ドラマ「スタートレック」シリーズは、1966年にオリジナルシリーズ(TOS、日本では「宇宙大作戦」)が始まり、1969年まで3シーズン全79話が放送された。その後、再放送で人気が出たことから、劇場版6作が制作されるとともに、続編の「新スタートレック(TNG)」が7シーズンにわたって放送されるヒット作となった。TOSが2264〜2269年を舞台としているのに対し、TNGはそれより100年後、2363〜2370年を舞台としている。クルーが乗り込むのはTOSと同じ名のU.S.S.エンタープライズ、艦長は冷静沈着なジャン・リュック・ピカード(パトリック・スチュワート)大佐だ。TNGは劇場版4作も制作されていて、これはぜんぶ観たが、今回、ひかりTVでドラマ版全176話の放送が始まったので、毎日せっせと録画している。「スタートレック」シリーズはこの後も「ディープ・スペース・ナイン(DS9)」「ヴォイジャー(VOY)」「エンタープライズ(ENT)」「ディスカバリー(DSC)」とドラマ版の続編が制作されるとともに、劇場版もリブート作品3作が制作されている。かのスティーヴン・ホーキングもニュートンやアインシュタインとともに出演したことがあり、放送されるのを心待ちにしている。

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