フラッシュ・ゴードン
アメリカの人気マンガ「フラッシュ・ゴードン」は、ジョージ・ルーカスの「スター・ウォーズ」にも影響を与えた作品だ。1934年に初めて発表された同作は、宇宙を舞台にヒーローが活躍するスペースオペラとして、長く新聞で連載された。そして、1977年公開の「スター・ウォーズ」の成功を受けて、「フラッシュ・ゴードン」も映画化された。近未来、地球は突然の天変地異に見舞われ、10日以内に月と衝突するという危機に陥る。実は、これは惑星モンゴを支配する悪の皇帝ミン(マックス・フォン・シドー)の仕業だった。この危機にハンス・ザーコフ博士(トポル)は和平交渉のためモンゴに向かおうとするが、偶然居合わせたアメフトのスター選手フラッシュ・ゴードン(サム・J・ジョーンズ)と、旅行中の女性デイル・アーデンも同行することになる。しかし、モンゴに到着した3人はたちまち捕らえられ、ゴードンには死刑が宣告される。というわけで、ゴードンとミンのちょっとコミカルな戦いが展開される。サイケデリック感満載のカルト的作品だが、イギリスのロックバンド クイーンが音楽を手がけ、後に4代目ジェームズ・ボンドとなるティモシー・ダルトンも出演している。
