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カテゴリー「音楽、映画、読書」の記事

2019年8月19日 (月)

ピーター・フォンダ

 映画「イージー・ライダー」で主演したピーター・フォンダが死去したとの報。父ヘンリー・フォンダ、姉ジェーン・フォンダなど俳優一家に育つが、一時はドラッグに溺れるなど、アウトロー的な俳優人生だった。1969年公開の「イージー・ライダー」はアメリカン・ニューシネマの代表作といわれ、われわれバイク乗りにとって「聖典」ともいうべき映画だ。本作でのフォンダは、バイクやウェアを含めてとにかくかっこよく、いつかああいうスタイルでバイクに乗ってみたいなぁと憧れていた(トイズマッコイのレプリカ・レザージャケットほしいなぁ)。ぼくは長距離ツーリングのときはときどき音楽を聴くが、実は本作のサウンドトラックを一番よく聴いている。ルート66とはいかないが、これを聴きながら北海道の田舎道を走ると、気分はちょっとイージー・ライダーだ。

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2019年8月16日 (金)

失われた宇宙の旅2001

 スタンリー・キューブリック&アーサー・C・クラークによるSF映画の傑作「2001年宇宙の旅」は、キューブリックとクラークの2人による4年間にわたる議論の末に完成をみた。映画公開後、クラークによる小説版が刊行されたが、そこに至るまでには、結局は不採用となった多くの原稿が書かれたという。そのクラークによる「失われた宇宙の旅2001」は、映画制作過程の回想に加え、いわばパラレル・ワールドともいうべき不採用となった原稿をまとめた本だ。完成版には異星人は登場しないが、クリンダーという異星人がアフリカでヒトザルに進化のきっかけを与えたり、ディスカバリー号のボーマン船長がスター・ゲートを通り抜け、そのクリンダーとファースト・コンタクトを果たすアイディアなどもあったそうだ。映画版はほとんど説明がなく、初めて観た人はなにがなんだかよくわからないだろうが、小説版ではストーリーが詳しく語られていて、これもあわせて読むと、傑作映画「2001年宇宙の旅」の全貌がみえてくるだろう。

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2019年8月14日 (水)

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

 マーベルコミックのスーパーヒーローチームが活躍する映画「アベンジャーズ」の第3作「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」は、全宇宙の生命の半分を滅亡させようと企むおそるべき敵サノスとアベンジャーズとの戦いを描いた物語だ。サノスはかつて、自らの故郷タイタンの滅亡を止められなかったことから、宇宙のバランスを保つため、全宇宙の生命の半分を滅亡させるという歪んだ野望を持っていた。それを実現するのが、宇宙に6つあるインフィニティ・ストーンすべてをそろえることだった。サノスはまず、ソーの故郷アスガルドの避難船を襲撃、ソーの義弟ロキが持っていたストーンを奪取する。避難船に乗り合わせていたブルース・バナー(ハルク)はニューヨークに墜落、スティーヴン・ストレンジ(ドクター・ストレンジ)やトニー・スターク(アイアンマン)らと連絡を取る。そこをサノスの刺客が急襲、ストーンをもつストレンジが拉致されてしまう。一方、ソコヴィア協定をめぐってアイアンマンと決別したスティーヴ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)らは、国連から指名手配を受け、逃亡生活を続けていたが、ハルクからの連絡を受け、サノスの襲来に備える。というわけで、サノスの野望を打ち砕くため、アベンジャーズのヒーローたちが死力を尽くして戦う。しかし、サノスは桁外れに強い。果たしてアベンジャーズは人類を守ることができるのだろうか。

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2019年8月 6日 (火)

ブラック・ファイル 野心の代償

 アル・パチーノ&アンソニー・ホプキンス初共演の映画「ブラック・ファイル 野心の代償」は、野心家の弁護士ベン・ケイヒル(ジョシュ・デュアメル)が何重もの陰謀劇に巻き込まれていく物語だ。巨大製薬会社ピアソンは薬害問題で世間を騒がせていたが、狡猾な同社のCEOアーサー・デニング(ホプキンス)は誰にも尻尾をつかませることなく、傲岸不遜に振る舞っていた。そんなデニングの唯一の心配は、若い愛人エミリーだった。デニングに嫌気がさしたエミリーは、かつての恋人であり、いまは一流弁護士事務所に勤めるベン・ケイヒル(デュアメル)に接近、ピアソンの不正の証拠を見せ、デニングを追及させようとする。有力な物証を入手したケイヒルは、事務所の代表チャールズ・エイブラムス(パチーノ)に対し、自分をピアソン訴訟の主任弁護士にするよう強く訴える。しかし、その矢先に、ケイヒルを脅す謎の男が現れたばかりか、エミリーの死体を発見してしまう。というわけで、その後も何重もの陰謀劇が続いていくのだが、パチーノ&ホプキンスの存在感はやはり重厚だ。


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2019年8月 1日 (木)

火星年代記

 アメリカの作家レイ・ブラッドベリのSF小説「火星年代記」は、火星を舞台にしたさまざまなエピソードをオムニバス形式でつづった物語だ。2030年、火星への最初の探検隊は1人も帰還しなかった。火星人が探検隊を、彼らなりのやり方でもてなしたからだ。続く2度の探検隊も同じ運命をたどった。それでも人類は、怒濤のように火星へと押し寄せた。やがて火星には地球人の町が次々と建設され、一方で火星人は絶滅へと追いやられる。しかし、地球では核戦争が勃発、火星に移住した人類のほとんどは地球に戻っていくが、彼らもまた自滅への道を突き進んでいく。初版本が刊行されたのが1950年なので、当時の世相が反映された、いまとなってはちょっと幻想的な雰囲気の物語だ。1979年にはテレビドラマも制作された。

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2019年7月31日 (水)

ファースト・マン

 最初に月面に降り立った人類であるニール・アームストロングは、寡黙だが強い意志を持った人だったそうだ。そのアームストロング率いるアポロ11号月面着陸から半世紀を経て、彼の伝記が「ファースト・マン」として映画化された。アームストロングを演じるのは映画「ブレードランナー2049」で主演したライアン・ゴズリング、そして、「蜘蛛の巣を払う女」のリスベット・サランデル役クレア・フォイが妻のジャネットを演じる。アメリカがアポロ計画をスタートさせたのが東西冷戦真っ盛りの1961年、その背景に、史上初の有人宇宙飛行を成功させた旧ソ連への対抗心があったのはまちがいない。そういう意味では、このような大規模プロジェクトは、もう2度とできないかもしれない。日本のJAXAも小惑星探査機「はやぶさ2」などでがんばっているが、半世紀も前にアポロ計画を実行したNASAには脱帽せざるを得ない。映画の中でアームストロングは、幼くして亡くなった娘カレンの形見のブレスレットを、クレーターにそっと投げ入れる。真実かどうかはアームストロング本人しか知らないことだが、そういうシーンがあるのもいい。

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2019年7月18日 (木)

BOND 25

 2020年公開予定の映画007シリーズ第25作「BOND 25(仮称)」の内容が一部、明らかになった。MI6を退職し、ジャマイカで平和に暮らしていたジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)だったが、そこにCIAのフェリックス・ライターがやってきて、誘拐された科学者を救出してほしいという依頼を受けるという。かつてイギリス領だったジャマイカは、イアン・フレミングが小説007シリーズを執筆した地であり、映画第1作「ドクター・ノオ」の舞台ともなった(ついでに、CIAのライターとの出会いもここジャマイカ)。現役を引退したボンドも、ここで小説か自伝でも執筆しようとしていたのだろうか。一方、MI6では、ボンドの後任の007に、イギリスの黒人女優ラシャーナ・リンチ演じる女性エージェントが就任していたということで、これが大きなニュースとなった。MI6はすでに1995年、ジュディ・デンチをMに就任させていて、女性の積極登用がさらに進められたようだ。いずれにしても、公開が待ち遠しいなぁ

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2019年7月16日 (火)

一九八四年

 イギリスの作家ジョージ・オーウェルの小説「一九八四年」は、全体主義国家の恐ろしさを描いた作品として有名だろう。「ビッグ・ブラザー」率いる党が支配する全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは真理省記録局に勤務する党員で、歴史の改ざんが仕事だった。彼は以前より、完璧な屈従を強いる体制に不満を抱いていた。ある日、奔放な美女ジュリアと出会ったことを契機に、伝説的な裏切り者が組織したと噂される反政府地下組織活動に惹かれるようになる。しかし、ジュリアとともに活動を開始しようとした彼を待ち受けていたのは、党中枢による罠、そして「101号室」における、単なる肉体的拷問を超えた自由意思の消去、初期化、そして党の思想の再インストールだった。というストーリーだが、現実に過去のみならず現在でも、それに近いような国が存在することを考えると、まったく荒唐無稽とはいえない話ではある。現代日本でも、政府内で公文書の改ざんが行われたり、政治家がフェイクニュースを広めたりという由々しき事態が現実に起きているし、アメリカでは、トランプ大統領の政治手法が「ビッグ・ブラザー」を想起させたからか、政権発足直後に本書が突然ベストセラーになったそうだ。技術的にも、「テレスクリーン」のような監視装置は実現可能なところまできている。ウィンストンを洗脳する過程で党中枢の1人は、「権力の目的は権力だ」と述べるが、権力者やその取り巻きの中には、こういう手合いが実際に存在するのはまちがいない。「権力は腐敗する。絶対的権力は絶対的に腐敗する」とはイギリスの政治家ジョン・アクトンの言葉だが、これもやはり真実なんだろう。

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2019年7月 9日 (火)

スマイリーと仲間たち

 イギリスの作家ジョン・ル・カレの小説「スマイリーと仲間たち」は、「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」に始まる、MI6のジョージ・スマイリーの活躍を描いた「スマイリー3部作」の最終話だ。ドイツ ハンブルクである日、「将軍」と呼ばれるソ連からの老亡命者が殺される。将軍はMI6の工作員だった。MI6はことが公になるのを恐れ、かつて工作指揮官だったスマイリーを引退生活から呼び戻し、後始末を依頼する。将軍は死の直前、スマイリーに重要な情報を伝えようとしていた。将軍の足取りをたどっていくうちに、スマイリーは宿敵、モスクワセンター(KGB)のカーラの気配を感じ取る。果たして事件の背後にいたのは、カーラその人だった。というわけで、スマイリーとカーラとの積年の対決についに決着がつけられる。本作は「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」同様ドラマ化され、スマイリーをアレック・ギネスが、カーラをパトリック・スチュワートが演じている。ぼくもDVDを持っているが、字幕なしのイギリス版なので、まだ観ていない。ようやく原作を読み終わったので、そのうち観ようっと。

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2019年7月 8日 (月)

ジョアン・ジルベルト

 アントニオ・カルロス・ジョビンとともにボサノヴァを生み出したジョアン・ジルベルトが死去したとの報。ジョビンとジョアン&アストラッド・ジルベルト夫妻が組み、「The Girl from Ipanema(イパネマの娘)」を歌ったことでボサノヴァブームが巻き起こった。ジョアン名義のアルバムとしては、「João Gilberto(三月の水)」がヒットした。その1曲「Águas de Março(三月の水)」は何人ものミュージシャンが歌っていて、耳にした人も多いだろう。夏はやっぱりボサノヴァだね。

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