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カテゴリー「音楽、映画、読書」の記事

2021年7月26日 (月)

007「ノー・タイム・トゥ・ダイ」

 映画007シリーズ第25作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」の公開日が10月1日に決まった。当初の予定から1年半も遅れることになり、待ちくたびれたファンもいるかもしれない。前作「スペクター」が公開されたのが2015年11月なので、6年間もジェームズ・ボンドの活躍を見られなかったことになる。この間ボンドは00エージェントをやめ、ジャマイカで静かに暮らしていたようだ。しかし、そんな平穏な生活も、CIAの旧友フィリックス・ライターが訪ねてきたことで終わってしまう。CIAにも優秀なエージェントがいるだろうに、やはり頼りになるのは007しかいないのか。しかし、古巣のMI6には、すでに後任の007(それも女性!)がいるというから、ことはそう単純ではない。というわけで、あとは劇場で楽しもう。

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2021年7月24日 (土)

マザーレス・ブルックリン

 アメリカの作家ジョナサン・レセム原作の映画「マザーレス・ブルックリン」は、原作とは違って1950年代のニューヨークが舞台だ。トゥレット症候群という障害を抱えながらも、抜群の記憶力を持つ孤児のライオネル・エスログ(エドワード・ノートン)は、引き取り手である私立探偵のフランク・ミナ(ブルース・ウィリス)のもとで探偵として働いていた。ある日、エスログらはミナに従って謎の男たちを尾行するが、ミナは殺されてしまう。恩人を失ったエスログは、犯人を追い始めるが、捜査は難航する。しかし、エスログはミナとの最後の会話を思い出し、ミナが発した言葉から、ローラ・ローズ(ググ・バサ=ロー)というアフリカ系女性にたどり着く。事件の背景にあったのは、地元政界に巣くう利権構造だった。ウィリス以外にもアレック・ボールドウィンやウィレム・デフォーらが脇を固め、さらにウィントン・マルサリスが音楽を手がけているが、これがなんとも1950年代ニューヨークの味を出している。

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2021年7月21日 (水)

ソニア ナチスの女スパイ

 第2次世界大戦中、ノルウェーはナチス ドイツに占領され、スウェーデンはなんとか中立の立場を維持した。ノルウェー生まれの女優ソニア・ヴィーゲットは、ナチスに協力的な女優と見なされながら、実はスウェーデンに協力し、ナチスの情報を収集していたそうだ。映画「ソニア ナチスの女スパイ」は、そのソニアの人生を描いた物語だ。ノルウェーを占領下に置くナチスの国家弁務官ヨーゼフ・テアポーフェンは、人気女優ソニア(イングリッド・ボルゾ・ベルダル)に目をつけ、ナチスのプロパガンダに利用しようと画策する。一方、ナチスを警戒するスウェーデンの諜報部もソニアに接近、スパイとしてナチスに潜入するよう要請する。一度は要請を断ったソニアだったが、レジスタンスに参加する父親を逮捕され、やむなくスパイとして活動し始める。次第にテアポーフェンの寵愛を受け、信頼されるようになったソニアは、今度はナチスのスパイとして北欧諸国の情報を収集するよう求められるのだった。というわけで、二重スパイとなったソニアは、2つの国の間にはさまれ、運命を翻弄されることになる。ソニアは1980年、スペインで死去するが、彼女のスパイ活動が公になったのは、死後四半世紀経った2005年だった。

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2021年7月19日 (月)

アイランド

 「地上の楽園」といううたい文句にだまされて行ってみたら、とんでもないところだった、なんて話は映画でもよくある話だが、ユアン・マクレガー&スカーレット・ヨハンソン主演の映画「アイランド」もそんな物語だ。リンカーン・6・エコー(マクレガー)は、汚染された地上を逃れ、ハイテクなコロニーで暮らす住民の1人。地球には唯一、「アイランド」という汚染されていない島があり、毎日抽選でそこに移住できる人間が選ばれていた。健康的だが味気ない毎日を送るリンカーンにとって、唯一の楽しみはジョーダン・2・デルタ(ヨハンソン)という女性との会話だけ。そんなある日、リンカーンは、換気口から侵入した蛾を見つける。外の大気は汚染し、生物はいないと思っていたリンカーンはこれを不審に思い、コロニーの外に出るルートを探す。そこでリンカーンが見たものは、「アイランド」に行ったはずの男が臓器を摘出されるところだった。というわけで、真実を知った2人の逃走劇が展開されるが、ジェダイマスターとアベンジャーズだけあって?、かなりハデな(一般人ならとっくに死んでる)アクションシーンが見物だ。

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2021年7月 4日 (日)

オフィシャル・シークレット

 2003年に勃発したイラク戦争は、アメリカが存在を主張したイラクの大量破壊兵器が見つからず、正当性が問われるものとなった。キーラ・ナイトレイ主演の実話に基づく映画「オフィシャル・シークレット」は、アメリカと行動を共にしたイギリスの諜報機関に勤める女性が、アメリカの違法な工作活動を暴いたことにより、国家との戦いに巻き込まれる物語だ。アメリカに追随してイラク戦争へと突き進むイギリス、政府通信本部(GCHQ)で翻訳作業に当たっていたキャサリン・ガン(ナイトレイ)は、アメリカ国家安全保障局(NSA)からのメールに憤りを感じる。そのメールは、イラク攻撃を正当化するため、国連非常任理事国に対し違法な工作活動を行うよう促すものだった。ガンはこのメールを元同僚に託し、マスコミにリークさせる。2週間後、マーティン・ブライト記者(マット・スミス)により「オブザーバー」紙が大々的に記事を掲載したが、当然のことながらGCHQで犯人捜しが始まり、職員全員が厳しい取り調べを受ける。同僚が取り調べを受ける姿に耐えられなくなったガンは、自らがリークしたと名乗り出るのだった。公務秘密保護法違反で逮捕され、移民の夫を強制送還されそうになるなど、陰湿な嫌がらせが続く中、人権派弁護士ベン・エマーソン(レイフ・ファインズ)らの支援を受けたガンは、国家を相手に裁判の準備を進める。そして始まった裁判は、驚きの展開が待っていた。イラク戦争を主導したトニー・ブレア元首相は引退後、大量破壊兵器がなかったことを認め、謝罪している。

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2021年6月28日 (月)

ワールド・オブ・ライズ

 現実のCIA工作員も、こんな活動をしているのだろうか。レオナルド・ディカプリオ&ラッセル・クロウ主演の映画「ワールド・オブ・ライズ」は、テロリストを追うCIA工作員の葛藤を描いた物語だ。ロジャー・フェリス(ディカプリオ)は、危険な任務をものともしない勇敢な工作員。上司のエド・ホフマン(クロウ)は、国を守るという使命感は強いものの、CIA本部や自宅など安全な場所から指令を送るだけで、現場の事情を顧みることもない。2人はテロ組織のリーダー アル・サリームを追っていたが、フェリスはニザールという情報提供者との接触に成功する。ニザールは組織の事情を知りすぎたため、「殉教」を迫られていた。フェリスは情報提供の見返りとしてニザールの保護を申し出るが、ホフマンはにべもなく却下、結果としてフェリスはニザールを自ら射殺せざるをえなくなる。しかも、テロリストとの銃撃戦に発展、部下を失い、自らも重傷を負う。傷も癒えぬ間にホフマンから与えられた次の任務は、アル・サリーム関連のアジトがあるヨルダンに飛ぶことだった。というわけで、またもやフェリスは現場で大変な苦労をするのだが、こんな上司じゃいずれはプッツンするだろうなぁ。大物主役2人以外にも、「裏切りのサーカス」や「スター・ウォーズ」の俳優陣が出演、脇を固めている。


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2021年6月 7日 (月)

アウト・オブ・サイト

 アメリカのハードボイルド作家エルモア・レナード原作の映画「アウト・オブ・サイト」は、禁断の恋に落ちた銀行強盗犯と連邦保安官の追いつ追われつの逃走劇を描いた物語だ。銃を使わない知能犯の銀行強盗ジャック・フォーリー(ジョージ・クルーニー)は、首尾よくカネを引きだしたものの、クルマの故障であえなく御用となってしまう。フロリダの刑務所に収監されたフォーリーだが、相棒のバディ・ブラッグ(ヴィング・レイムス)とともにまんまと脱獄に成功、連邦保安官のカレン・シスコ(ジェニファー・ロペス)に見つかるものの、シスコをクルマのトランクに押し込み、自らもトランクに入って逃走する。狭く暗いトランクの中で会話を交わした2人は、やがてお互いに好意を持ち始めるのだった。同じスティーヴン・ソダーバーグ監督&クルーニーによる映画「オーシャンズ11」とよく似た、スタイリッシュな雰囲気だ。再び御用となったフォーリーの護送車に同乗する脱獄のプロとして、サミュエル・L・ジャクソンがカメオ出演している。

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2021年5月26日 (水)

フレミング ジェームズ・ボンドを夢見た男

 007シリーズの作者イアン・フレミングは、実際にイギリス海軍情報部で諜報員として活躍し、その経験をもとに007シリーズを書いたという。テレビドラマ「フレミング ジェームズ・ボンドを夢見た男」は、そのフレミングのスパイ時代を描いた物語だ。議員を父に持つ良家の次男として生まれたイアン・フレミング(ドミニク・クーパー)は、プレイボーイとして自由奔放な生活を送っていたが、ビジネスに失敗したため、母親の差し金によって海軍情報部に勤務することになる。上司ジョン・ゴドフリー提督やその秘書マンデー2等航海士に気を遣うこともなく、自由奔放に振る舞うフレミングだったが、次第に堪能な語学力とたくましい想像力を買われるようになる。やがてドイツ軍がヨーロッパを席巻、フレミングは対ナチス作戦として特殊部隊の編成を思いつく。一方、プライベートでは、恋愛に奔放な既婚女性アン・オニール(ララ・パルヴァー)と出会い、その魅力に惹かれていく。というわけで、ボンドを彷彿させるフレミングの活躍ぶりが描かれるのだが、ところどころに007映画へのオマージュが散りばめられていて、ファンならば楽しめるだろう。

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2021年5月24日 (月)

ブラック・ダリア

 1947年、アメリカ ロサンゼルスで、ブラック・ダリア事件という猟奇的殺人事件が発生した。エリザベス・ショートという若い女性の切断死体が発見されたのだ。このブラック・ダリア事件を下敷きに制作されたのが、ジェイムズ・エルロイ原作の映画「ブラック・ダリア」だ。バッキー・ブライカート(ジョシュ・ハートネット)とリー・ブランチャード(アーロン・エッカート)はともにボクサー出身の刑事で、ブランチャードとともに住むケイ・レイク(スカーレット・ヨハンソン)も交えた3人は、大親友ともいえる間柄だ。2人はコンビを組んでめざましい活躍を見せるが、ある日若い女性の切断死体が発見される。ブラック・ダリア事件と名付けられたこの事件の捜査に加わった2人だが、ブランチャードは異常なほどこの事件にのめり込んでいく。一方、ブライカートは、被害者エリザベス・ショートにそっくりの女性マデリン・リンスコット(ヒラリー・スワンク)と出会い、親密な関係になっていく。そんな中、ブランチャードが以前逮捕した銀行強盗犯が出所することになり、ブランチャードはある行動を起こす。というわけで、この後大きく事態が動いていくが、事件の真相は実に意外なものだった。現実のブラック・ダリア事件はというと、警察の捜査線上には数多くの人物が上がったが、結局は迷宮入りしている。

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2021年5月 7日 (金)

ゴーン・ガール

 バットマン ベン・アフレックとボンドガール ロザムンド・パイク主演の映画「ゴーン・ガール」は、デヴィッド・フィンチャー監督お得意のサスペンス&ミステリー色が色濃い映画だ。ニック(アフレック)とエイミー(パイク)のダン夫妻は、誰もがうらやむ幸せな結婚生活を送っていたように見えたが、結婚5周年を迎えたその日、エイミーが突然失踪する。部屋は荒らされ、キッチンにはエイミーの血痕が残されていた。エイミーは幼少期から、彼女の父親が書いた児童文学の主人公「アメイジング・エイミー」のモデルとして有名な女性であり、マスコミはエイミー失踪事件を大々的に報道する。憔悴するニックだが、不用意な行動もあり、マスコミや警察はニックを犯人扱いするようになる。しかし、これはエイミーの罠だった。エイミーはニックが若い女性と不倫していることを知り、理想の夫婦が演じられない夫を死刑に追い込もうと画策したのだ。なんとも恐ろしい話だが、幼少期から「アメイジング・エイミー」を演じるよう求められたエイミーの心理は、かなり屈折してしまったんだろう。

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