カテゴリー「音楽、映画、読書」の記事

2023年3月22日 (水)

ダース・ヴェイダー ヘルメット

 アメリカの大手玩具メーカー ハズブロのスター・ウォーズ ブラックシリーズ ダース・ヴェイダー プレミアム エレクトロニックヘルメットは、ドラマ「オビ=ワン・ケノービ」でのデザインをもとにした商品だ。もちろん、あの呼吸音も再現している。スター・ウォーズのキャラクターグッズは数多いが、やはりライトセーバーとダース・ヴェイダーのヘルメットが両横綱というところだろう。「オビ=ワン・ケノービ」シーズン2の制作はまだ決まってないようだが、これも待ち遠しいなぁ。

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2023年3月10日 (金)

サイロ

 5月公開予定のApple TV+「サイロ」は、アメリカの作家ヒュー・ハウイーの小説「WOOL」をドラマ化したものだ。世界が終末を迎え、人類は地下144階建てのサイロで、限りある資源を再利用しながら暮らしていた。カフェテリアのスクリーンに映る、荒涼とした外の世界。出られるのは、レンズを磨く「清掃」のときのみ。だが、「清掃」に出された者が生きて帰ることはなかった。機械工のジュリエットが、外の世界に踏み出すまでは。このディストピア小説を、レベッカ・ファーガソン主演で描くということで、楽しみだ。それにしても、最近のApple TV+のドラマはなかなかおもしろい。

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2023年3月 8日 (水)

リエゾン

 リエゾンはフランス語の発音方法の一つだが、スパイ用語では情報連絡要員というような意味になる。Apple TV+「リエゾン」は、かつて恋人どうしだった2人のエージェントが、イギリスを狙うサイバーテロに立ち向かう物語だ。シリア人ハッカー2人が当局に追われ、フランスへの亡命を希望、フランス政府はフリーランスのガブリエル(ヴァンサン・カッセル)に手引きを依頼する。一方、イギリスでサイバーテロが発生、内務省のアリソン(エヴァ・グリーン)が対応をまかせられる。別々の事件を追う2人だったが、シリア人ハッカーとサイバー攻撃を結ぶ線が浮かび上がったとき、2人は運命の再開を果たすのだった。まだストーリーはよく見えないが、イギリスとフランスが緊張関係にあるというのもちょっと新鮮で、先の展開が楽しみだ。

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2023年3月 5日 (日)

ザ・メニュー

 レイフ・ファインズ主演の映画「ザ・メニュー」は、なんとも不思議な物語だ。超一流のシェフ ジュリアン・スローヴィク(ファインズ)が仕切る「ホーソン」は、太平洋の孤島に佇む、選ばれた顧客だけに究極のメニューを提供する超高級レストラン。ある日、若い女性のマーゴ(アニャ・テイラー=ジョイ)は、シェフに心酔するタイラー(ニコラス・ホルト)に連れられ、ホーソン行きの船に乗船する。同乗するのは料理評論家や映画俳優、投資家、富豪の常連客など、みなそれなりの顧客たち。島内を案内され、レストランに着席したマーゴたちの前に、スローヴィクが現れ、コース料理が運ばれてくる。店内では何人ものスタッフが、シェフの統率のもと一糸乱れぬ姿勢で動いている。しかし、コースが進むにつれ、マーゴが感じていた違和感は、衝撃的なサプライズへと発展していくのだった。最近は007シリーズのMなど割と常識的な人物を演じている感があるファインズが、久しぶりに狂気に満ちたキャラクターを演じている。

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2023年2月10日 (金)

バート・バカラック

 アメリカの音楽家バート・バカラックが亡くなったとの報。ヒット曲は数知れず、20世紀を代表するポップス作曲家だ。多くの映画音楽も手がけているが、007パロディ映画「オースティン・パワーズ」シリーズにはカメオ出演まで果たしている。この中でエルヴィス・コステロと歌う「I’ll Never Fall in Love Again」は印象的だ。ぼくが最も好きなのは、カーペンターズが歌う「(They Long to Be)Close to You」だが、他にも「Alfie」や「Arthur’s Theme」など、愛聴曲はいっぱいだ。

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2023年2月 1日 (水)

スタートレック:ピカード

 「スタートレック」のドラマシリーズ「スタートレック:ピカード」シーズン3(ファイナルシーズン)の配信が、2月16日から始まる。シーズン3には「新スタートレック」の主要メンバーが総出演するということで、予告編では、ジャン=リュック・ピカード艦長(パトリック・スチュワート)とその右腕ウィリアム・ライカー副長(ジョナサン・フレイクス)が、ビバリー・クラッシャー医療主任(ゲイツ・マクファーデン)の救出に向かおうとする姿が描かれている。どのような展開になるかはわからないが、またしばらくスタートレックの世界を楽しめそうだ。

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2023年1月30日 (月)

MI-5 英国機密諜報部

 イギリスのドラマ「MI-5 英国機密諜報部」は、イギリス国内の治安維持に当たる保安局(MI5)の活躍を描いた物語だ。イギリスの情報機関といえば、ジェームズ・ボンドが所属するMI6が有名だが、MI6は国外の情報収集が任務で、MI5もMI6ももとは軍の情報機関だ。MI5に所属する諜報員は、別名「スプークス」と呼ばれ、テロリストや反政府主義者たちによって企てられる陰謀や、組織犯罪に対する諜報活動を行っている。彼らは、事件に関与する疑いのある人物や組織に、あらゆる形で接触し、情報を集めているのだ。第1シリーズは、対テロ部門(セクションD)のトップ サー・ハリー・ピアース(ピーター・ファース)やトム・クイン(マシュー・マクファディン)を中心に対テロ作戦が進行する。本作は人気シリーズとなり、全10シリーズ86話が制作された。

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2023年1月23日 (月)

レミニセンス

 ヒュー・ジャックマン主演の映画「レミニセンス」は、他人の記憶に潜入する「記憶潜入(レミニセンス)エージェント」が、凶悪事件の真相解明に挑む物語だ。都市が海に沈み、水に支配された近未来のマイアミ、退役軍人のニック・バニスター(ジャックマン)は、顧客に対し過去の記憶を再体験させる「記憶潜入」という仕事をしていた。ある日、バニスターのもとに謎めいた美しい女性メイ(レベッカ・ファーガソン)が現れ、仕事を依頼する。バニスターはたちまちメイに魅了され、親密な関係になるが、それもつかの間、メイは姿を消し、バニスターは失意の日々を送る。そんな中、検察から、瀕死の状態にある新興ギャング組織の男の記憶に潜入し、組織の中を探ってほしいという依頼が舞い込む。そして、男の記憶に潜入したバニスターは、その中にメイの姿を発見、メイの秘密を知ることになる。興行的には失敗に終わったそうだが、独特の雰囲気に満ちた作品だ。

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2023年1月14日 (土)

ディア・ハンター

 ロバート・デ・ニーロ主演の映画「ディア・ハンター」は、ベトナム戦争に翻弄される若者たちを描いた物語だ。ベトナム戦争は1960〜70年代、南北ベトナムが戦った戦争であり、アメリカ中心の西側陣営と、旧ソ連中心の東側陣営による代理戦争でもあった。戦争は泥沼化、アメリカ国内でも反戦運動が激化し、大きな傷跡を残した。物語は1960年代末、ペンシルベニア州の田舎町で暮らす男たちの平穏な光景から始まる。マイケル(デ・ニーロ)とニック(クリストファー・ウォーケン)、スティーヴンら親友5人組は、3人のベトナム出征を前に、スティーヴンの結婚式兼壮行会を楽しむ。翌朝、5人は鹿狩りに出かけるが、マイケルは見事な鹿を仕留めるのだった。場面は変わってベトナム、米軍は苦しい戦いを余儀なくされ、マイケルは生き延びるのに必死だった。そんな中、マイケルはニック、スティーヴンと偶然再会、しかし3人は北ベトナム軍の捕虜となる。北ベトナム軍の兵士たちは、娯楽として捕虜たちにロシアンルーレットをさせていて、マイケルやニックにも順番が回ってくる。みなが発狂しそうになる中、マイケルは反撃の機会をうかがい、ロシアンルーレットをやると見せかけて敵兵を倒すことに成功した。脱走した3人は離ればなれになり、マイケルとスティーヴンはなんとか故郷に生還したが、ニックだけは行方不明となってしまう。そしてマイケルは、ニックの行方を捜すため、陥落寸前のサイゴン(現ホーチミン)に飛ぶ。本作で共演したメリル・ストリープとジョン・カザールは当時婚約していたが、カザールは映画公開前に死去した。

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2023年1月 7日 (土)

ファウンデーション

 Apple TV+「ファウンデーション」は、アメリカの科学者・作家アイザック・アシモフのSF小説をドラマ化したものだ。全80話の配信をめざしているというが、いまのところシーズン1の10話が配信されている。ぼくは原作を読んでないので、細かいストーリーは知らなかったのだが、物語が進行するにつれ、ドラマの雰囲気にも慣れてきた。シーズン1は、銀河帝国に暗黒時代が到来することを予見し、銀河文明再興の拠点作りをめざして「ファウンデーション」を設立したハリ・セルダンとその助手ガール・ドーニックを中心とした物語、辺境の惑星ターミナスの番人サルヴァー・ハーディンを中心とした物語、皇帝クレオンを中心とした物語が同時並行で進んでいく。一見すると独立しているように見えるこれらの物語が、いずれどこかで交わり、一つの物語になっていくんだろう。全80話を制作するのはとんでもなく大変なことだろうが、これを全部見続けるのも大変そうだ。

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