カテゴリー「音楽、映画、読書」の記事

2025年5月11日 (日)

パディントン 消えた黄金郷の秘密

 「くまのパディントン」実写化映画シリーズ第3作「パディントン 消えた黄金郷の秘密」は、パディントンの故郷ペルーが舞台だ。ロンドンでブラウン一家と平和に暮らしていたパディントンのもとに、故郷から1通の手紙が届く。育ての親ルーシーおばさんの元気がないというのだ。パディントンとブラウン一家が休暇をとってペルーに行くと、ルーシーおばさんは失踪、里帰りは一転、彼女を探す冒険へと変わる。だが、都会暮らしに慣れてしまい野生の勘を失ったパディントンは次々とピンチに遭遇。果たしてルーシーおばさんを見つけることができるのか。そして、パディントンを待ち受ける「消えた黄金郷の秘密」とは。ペルーが舞台なので、前2作のようにロンドン観光名所がいっぱい出てくるわけではないが、最後にくまの団体さんのロンドン見物がある。

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2025年4月27日 (日)

キャシアン・アンドー

 ディズニープラスのオリジナルドラマ「キャシアン・アンドー」は、映画「スター・ウォーズ」エピソード4の直前に当たる「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」で、命をかけてデス・スター設計図を盗み出すことに成功した反乱同盟情報将校キャシアン・アンドーを描く物語だ。シーズン1では、帝国軍のお尋ね者となったアンドー(ディエゴ・ルナ)が、逃避行を続けるうちに反乱軍の一員であるルーセン・レイエル(ステラン・スカルスガルド)と出会い、反乱軍に加わる決意をする。そしてシーズン2は、ヤヴィンの戦いの4年前から幕開けする。第1話では、帝国軍のオーソン・クレニック長官(ベン・メンデルソーン)も登場、映画では描かれていない「ゴーマンの虐殺」の舞台となった、惑星ゴーマンにどう対処するかを議論する場面もある。というわけで、「ローグ・ワン」での最終決戦に向けた物語が展開していくんだろう。

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2025年4月19日 (土)

スター・ウォーズ/スターファイター

 幕張メッセで開幕した「スター・ウォーズ」ファンのイベント「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025」で、シリーズ最新作「スター・ウォーズ/スターファイター」の製作が発表された。2027年5月28日公開予定ということで、主演のライアン・ゴズリングもサプライズ登場したという。スターファイターというのは反乱軍のXウィングや帝国軍のTIEファイターなどの戦闘機のことだが、エピソード9の5年後が舞台の、スターファイターのパイロットを主役とするまったく新しい物語ということだろうか。とにかく楽しみだ。

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2025年4月14日 (月)

セヴェランス

 Apple TV+のドラマ「セヴェランス」は、仕事と私生活の記憶を分離する「セヴェランス」という手術を受けた製薬会社の社員を取り巻く物語だ。ルーモン産業の社員であるマーク・スカウト(アダム・スコット)は、セヴェランスを受け、マクロデータ改良部で仕事をしている。ルーモン産業の社員は出勤すると仕事用の記憶しか持たず、会社を出ると私生活の記憶しか持たない。ある日、退職した同僚の代わりにヘリー・リッグスという新人女性がやってきたところから、平穏だったマクロデータ改良部が波乱を巻き起こしていく。シーズン1では、スカウトと3人の同僚が、ルーモン社の秘密を探っていくうちに、会社の外にいるときの人格「アウティ」に、会社の中にいるときの人格「インニー」をめざめさせる「時間外接触」という方法を知り、これを決行する。

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2025年4月10日 (木)

ジャッカルの日

 イギリスの作家フレデリック・フォーサイスの小説「ジャッカルの日」を、舞台を現代に移し、エディ・レッドメイン主演でドラマ化した「ジャッカルの日」は、なかなかの傑作ドラマだ。それはそうと、第9話でジャッカルが使うライフルのスコープについているカメラは、ZWOのCMOSカメラじゃないのか。天体写真用カメラが、殺し屋の武器になるとは。世界中の殺し屋が天体写真用CMOSカメラを買い求めたら、しばらく品薄状態になりそうだ。買おうかどうか迷っている天体写真ファンは、お早めにお求めください、なんてね。

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2025年3月 9日 (日)

ジャッカルの日

 イギリスの作家フレデリック・フォーサイスの小説「ジャッカルの日」を、舞台を現代に移し、エディ・レッドメイン主演でドラマ化した「ジャッカルの日」は、なかなかスリリングな物語だ。これまでのイメージとはうって変わって、冷酷非情な殺し屋を演じるレッドメインの風貌は、ダニエル・クレイグにちょっと似ている感じだ。ジャッカルの仕事ぶりはゴルゴ13並に完璧だが、一方で家族を愛するという一面も持ち合わせている。ラシャーナ・リンチ演じるMI6のビアンカは、現場で銃撃戦を繰り広げる一方で、家庭との両立に四苦八苦するという一面も持ち合わせている。2人ともワーク・ライフ・バランスで悩むというのも、現代らしい設定だ。ヨーロッパ各地で撮影した映像もきれいで、実際に行ったことのある場所が出てくるのも興味深い。

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2025年3月 8日 (土)

ミネルヴァ計画

 イギリスの作家ジェイムズ・P・ホーガンの「星を継ぐもの」は、傑作SF小説だ。月面で深紅の宇宙服をまとった死体が発見され、それがなんと5万年前のものだったというできごとから、われわれの月がかつて、「ミネルヴァ」という惑星の衛星だったことが解き明かされる。さらに、「ガニメデの優しい巨人」、「巨人たちの星」へと続くシリーズでは、2500万年前に地球の生命の進化に介入した巨人たち「ガニメアン」の謎が解き明かされていく。この「巨人たちの星」シリーズはその後、「内なる宇宙」を経て、「ミネルヴァ計画」で完結をみることになった。3作目まではたいへんおもしろく読んだが、4作目「内なる宇宙」はまだ読んでないので、まずはこれから読まなきゃ。

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2025年3月 3日 (月)

ジャッカルの日

 イギリスの作家フレデリック・フォーサイス原作の映画「ジャッカルの日」は、フランスのシャルル・ド・ゴール大統領暗殺を請け負ったプロの暗殺者ジャッカルと、フランス警察当局との戦いを描いた物語だ。1963年フランス、アルジェリア戦争に終止符を打ち、独立を認めたドゴール大統領は、保守過激派の秘密軍事組織OASに命を狙われていた。しかし、OASの暗殺計画は失敗を重ね、実行したメンバーは処刑されていく。生き残ったメンバーはやむなく、フリーランスの暗殺者ジャッカル(エドワード・フォックス)にド・ゴール暗殺を依頼する。一方、OASの動向を監視していた警察当局は、OASがジャッカルと呼ばれるプロを雇ったことを探り出す。警察当局は経験豊富なクロード・ルベル警視(マイケル・ロンズデール)に捜査を任せ、ルベルはジャッカルを追い詰めていく。フォックスは007シリーズ番外編「ネバーセイ・ネバーアゲイン」でMを、ロンズデールは007「ムーンレイカー」でボンドの敵を演じているが、本作のジャッカル役にはロジャー・ムーアも候補に挙がっていたそうだ。

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2025年2月16日 (日)

ジャッカルの日

 イギリスの作家フレデリック・フォーサイスの処女小説「ジャッカルの日」は、1960年代のフランスを舞台に、シャルル・ド・ゴール大統領暗殺を企てる武装組織OASが雇ったプロの殺し屋ジャッカルと、フランス警察当局との戦いを描いた物語だ。1971年に刊行された本作は大ヒットし、1973年にはエドワード・フォックス主演で映画化された。エディ・レッドメイン主演のドラマ「ジャッカルの日」は、フォーサイスの原作を、現代を舞台にアップデートした物語だ。超一流の殺し屋ジャッカル(レッドメイン)は、ドイツ ミュンヘンで、3815mもの遠距離にいる次期首相候補マンフレートを一発で射殺する。ドイツ当局は、銃器専門家であるMI6局員ビアンカ・プルマン(ラシャーナ・リンチ)に協力を要請、プルマンはジャッカルの正体を追い始める。レッドメインがイメチェンして冷酷非情なジャッカルを演じるほか、ボンドの後任の007を演じたリンチが主役級で登場するなど、これはおもしろそうだ。

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2025年2月 9日 (日)

セヴェランス

 Apple TV+のドラマ「セヴェランス」は、仕事と私生活の記憶を分離する「セヴェランス」という手術を受けた製薬会社の社員を取り巻く物語だ。ルーモン産業の社員であるマーク・スカウト(アダム・スコット)は、セヴェランスを受け、マクロデータ改良部で仕事をしている。ルーモン産業の社員は出勤すると仕事用の記憶しか持たず、会社を出ると私生活の記憶しか持たない。ある日スカウトが出勤すると、親しい同僚のピーター・キルマーが退職し、ヘリー・リッグスという新人女性がやってきた。リッグスははじめ、自分が置かれている状況を理解できず、暴れ始めるが、セヴェランスを受ける前の自分のビデオを見せられ、渋々仕事に就く。その夜、スカウトがレストランに行くと、見知らぬ男が目の前に座った。男は、自分はスカウトの同僚であり、親友でもあるキルマーだと名乗り、謎めいたメモを残して去った。帰宅したスカウトは、隣人の「セルヴィグ」という女性と会話するが、実は「セルヴィグ」はスカウトの上司「コベル」だった。というわけで、謎に満ちたストーリーが展開しそうだ。

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