2023年10月の星空
記録的猛暑もようやく終わりが見えてきた。月は6日下弦、15日新月、22日上弦、29日満月だ。15日は金環日食が起こるが、日本では見られない。29日は日本全国で部分月食が見られる。10月は小規模ながら複数の流星群が活動する。10月りゅう座流星群(ジャコビニ流星群)が8日頃、おうし座南流星群が10日頃、オリオン座流星群が22日頃、それぞれ極大となる。水星は20日に外合となり、日の出前の東の空から日没後の西の空に移るが、太陽に近く観察は難しい。金星は24日に西方最大離角となり、明けの明星として輝いている。火星は太陽に近く、観察は難しい。木星は11月3日の衝を控え、明るく輝いている。8月27日に衝となった土星もまだ見頃だ。秋の星空は、一見すると地味だが、アンドロメダ銀河をはじめ大型の星雲星団銀河が多く、天体写真ファンには見逃せない季節だ。国立天文台HPより。
