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カテゴリー「天体写真、天文学、科学」の記事

2020年9月19日 (土)

スターウォッチング向き双眼鏡③

 富士フイルムのブランド フジノンの双眼鏡は、特に大型双眼鏡では天文ファンに絶大な人気を誇る。口径150㎜のLB150シリーズは多くのコメットハンターが愛用していて、ファン垂涎の双眼鏡だが、最も安いモデルでも100万円はくだらない。まあこれは別格として、スターウォッチングに向いているのは防振システム搭載のTSーX1440(14×40)かFMTシリーズだろう。FMTシリーズはオーソドックスなモデルで、7×50、10×50、10×70、16×70が用意されている。口径70㎜の双眼鏡を選ぶなら、ニコンかフジノンかの二者択一ということになるだろう。スターウォッチング向きの大型双眼鏡としては、一時はミヤウチも人気があったが、いまはもう製造してないようだ。

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2020年9月17日 (木)

スターウォッチング向き双眼鏡②

 天文ファンに昔から人気のある双眼鏡といえば、やはりニコンだろう。その最高峰はWXシリーズだが、これは70万円以上とベラボーに高いので、もうちょっとリーズナブルなのをと思ったら、その下のEDGシリーズも20万円以上とかなりお高い。その次が10万円台のMONARCH HGシリーズ、そして7×50SPへと続く。7×50SPは昔ながらの高級機で、これと10×70SPは、スターウォッチング向き双眼鏡の最高峰とされていた。EDGシリーズはED(特殊低分散)ガラスを使用したダハプリズム式で、7×42、8×42、10×42が用意されている。MONARCH HGシリーズもダハプリズム式で、スターウォッチングには8×42か10×42かのどちらかがいいだろう。手持ちで星空を流すように見るなら軽い方がいいが、三脚を使うなら、思い切って大口径の10×70SPを選ぶのもいいかも。まあ両方持つのがベストなんだろうが。

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2020年9月16日 (水)

金星にホスフィン

 英米日の研究者チームが、チリにある国立天文台アルマ望遠鏡などによる観測で、金星にリン化水素であるホスフィン(PH3)分子を検出したと発表した。ホスフィンは地球や木星の大気にもあるが、金星のケースを詳しく調べたところ、大気内での化学反応などでは十分な量のホスフィンが作り出せず、生命由来の可能性も捨てきれないという。金星は地球とほぼ同じ大きさだが、気圧が92気圧、気温が460℃とまさに地獄のようであり、大気の成分もまったく違う。こんな環境下で存在する生命がいるとは思えないが、100%いないと断言できない以上、もっとよく調べてみる必要があるだろう。

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2020年9月13日 (日)

スターウォッチング向き双眼鏡①

 星空の美しさを味わいたいなら、天体望遠鏡より双眼鏡の方がおすすめだ。天文ファンならほぼ全員が双眼鏡を持っていると思うが、ぼくも天体写真撮影中は双眼鏡で星空をながめていることが多い。もう40年くらいタカハシ・アストロノーマー双眼鏡7×50を使っているが、ずっと気になっている双眼鏡がある。それがキャノンの光学式手ブレ補正機構搭載双眼鏡だ。このうち最もスターウォッチング向きと思われるのが10×42 L IS WPというモデルで、定価18万円とお高いが、評価も高い。手持ちで星空を流すように見る場合、手ブレ補正機構がついているのは大きなメリットだ。もちろん、双眼鏡を三脚に固定するなら手ブレ補正機構がなくてもいいわけだが、その場合気軽にながめるというわけにはいかない。なお、本機の重量は1㎏を越えるので、もうちょっと口径が小さくてもいいから軽い方がいいという人は、32㎜のモデルを選んでもいいだろう。逆にもっと口径が大きい方がいいなら、50㎜のモデルもある。

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2020年9月11日 (金)

三鷹・星と宇宙の日

 毎年恒例の国立天文台三鷹キャンパスの特別公開「三鷹・星と宇宙の日」は、今年はオンライン開催となった。いつも楽しみにしていたのだが、このご時世では例年どおりというわけにはいかず、オンライン開催もやむを得ないだろう。メインライブ配信は10月24日だ。

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2020年9月10日 (木)

日本天文遺産

 日本天文学会は昨年から、歴史的に貴重な天文学・暦学関連の遺産を大切に保存し、文化的遺産として次世代に伝えその普及と活用を図るために、日本天文遺産を認定している。第1回日本天文遺産に認定されたのは、会津藩の藩校・日新館に付属した天文台跡と藤原定家(1162〜1241)の日記「明月記」だった。「明月記」には超新星やオーロラと思われる天文現象が記録されていて、いまはかに星雲として知られる1054年の超新星爆発も記載されている。今回、第2回日本天文遺産に認定されたのは、キトラ古墳天井壁画と明治20年皆既日食観測地および観測日食碑、そして6mミリ波電波望遠鏡だ。6mミリ波電波望遠鏡は、1970年に東京大学東京天文台(現国立天文台)三鷹キャンパス内に設置され、その後水沢キャンパス、野辺山キャンパスを経て鹿児島県の錦江湾公園に移設、2018年に三鷹の地に戻ってきた。現在は三鷹キャンパスの一般見学エリアで保存・公開されているので、いつでも見学することができる。

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2020年9月 6日 (日)

日高山脈

 環境省は、日高山脈襟裳国定公園を、国立公園に指定する方針を固めたという。国定公園は都道府県が管理するのに対し、国立公園は国が管理するということで、現在は北海道に6カ所、全国に34カ所ある。これについて、帯広市などは、これを機に「十勝」という名前も入れたいと希望しているそうだ。日高山脈は日高と十勝にまたがっているので、それも自然な流れだろう。Google Earthなどで見ればわかるが、日高山脈は十勝側が急激に盛り上がっているのに対し、日高側は尾根が長い。したがって、実は日高側からよりも、十勝側からの方がよく見える。日高側からよく見えるのであれば、星景写真に格好の背景なのだが。

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2020年9月 5日 (土)

二十四節気・白露

 二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ、太陽黄経165度(しし座)に対応するのが白露(はくろ)だ。しらつゆが草に宿るという意味で、北海道では、夜中に気温が下がって撮影機材が夜露でぐっしょり濡れてしまう頃だ。昔はカイロでレンズを温めたもんだが、いまは便利なレンズヒーターがいろいろ出ている。今年は9月7日が白露に当たる。

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2020年9月 2日 (水)

LIFE 3.0 人工知能時代に人間であるということ

 スウェーデン出身のMIT(マサチューセッツ工科大学)教授マックス・テグマークは、数学的宇宙仮説を提唱する物理学者だ。数学的宇宙仮説とは、数学的に存在できるものは、物理的に実在するというもので、いわゆる多元宇宙論に分類される。テグマークは、「数学的な宇宙 究極の実在の姿を求めて」という著書でこの仮説を論じているが、難しそうなので、ぼくもまだ読んでいない。そのテグマークだが、最近はAI研究に軸足を移しているらしく、「LIFE 3.0 人工知能時代に人間であるということ」という本を書いた。AIといえば、SiriやAlexa、GoogleアシスタントといったAIアシスタントが急速に普及しているところだが、この本で取り上げているのは、人間のレベルを超える超人的なAIだ。そういったAIが出現することはあるのか、もし出現したら、人類の未来はどうなるのかという問題を、いろいろな面から論じている。映画「ターミネーター」では、「スカイネット」というAIが「自我にめざめ」、人類抹殺に向かって暴走するが、まちがってもそんなことにならないようにしないと。

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2020年8月31日 (月)

2020年9月の星空

 まだ暑い日が続きそうだが、昼間の時間は着実に短くなっている。夏至の日は4:24日の出、19:01日没だったが、秋分の日の9月22日は5:28日の出、17:39日没で、昼間の時間は2時間以上も短くなる。月は2日満月、10日下弦、17日新月、24日上弦だ。夏の天の川は、日没後まもなく天頂をぐるっと取り巻くような位置にあり、地平線や水平線から垂直に立つ姿を見ることができる。天の川の最も濃い部分がいて座で、そこで明るく輝く星が木星だ。その左隣には土星も輝いている。東の空には秋の四辺形が姿を現しているが、その近くには火星が赤く輝いている。火星など外惑星は通常、西から東に移動(順行)していくが、火星は順行から逆行、木星と土星とは逆行から順行へと、ちょっと複雑な動きを見せる。秋の星空はちょっとさびしいが、アンドロメダ銀河など、天文ファンに人気の天体がたくさんある。国立天文台HPより。

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