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カテゴリー「天体写真、天文学、科学」の記事

2017年9月24日 (日)

メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド

 18世紀のフランスの天文学者シャルル・メシエは、彗星探しの際に紛らわしい星雲星団銀河などの天体をリストアップ、いわゆるメシエカタログを作成した。メシエカタログは例えばM31というように、M1からM110までリストアップしている。その後望遠鏡の大型化・高性能化に伴い、メシエカタログには収録されなかった暗い星雲星団銀河も続々発見、ジェネラルカタログ(GC)、さらにはニュージェネラルカタログ(NGC)が作成され、メシエカタログとともに現代でも使われている。天体写真家の中西昭雄が書いた「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」は、天文ファンにおなじみの比較的明るい星雲星団銀河のガイドブックで、望遠鏡でのスターウォッチングをはじめ、写真撮影にも便利な本だ。ぼくもいつかこういう本をつくりたいと思っているが、そのためにはたくさんの写真を撮影しなければならず、道は遠い。

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2017年9月22日 (金)

夏の星空散歩⑫

 まだ天文の知識もない子どもの頃、夜空を見上げるとたくさんの星が輝いていたが、その中に小さな星のかたまりのようなものがボーッと浮かんでいたのを覚えている。のちに、それがおうし座のプレアデス星団M45だと知った。おうし座は冬の星座だが、M45は夏でも夜半過ぎには昇ってくるし、秋ともなるとひときわ目立つようになる。日本では昔からすばると呼ばれていて、清少納言の枕草子に「星はすばる・・・」とあるのは有名だろう。西洋では、ギリシア神話のプレイアデス7姉妹になぞらえていて、明るい星には姉妹の名前がついている。M45の実際の姿は若く青白い恒星の集団で、周辺にある星間ガスを青白く輝かせていることから、とても印象的な姿になっている。M45が高く昇る頃には、冬の王者オリオン座も昇ってくる。北海道では冬の足音が聞こえてくるが、天文ファンにとっては待望の季節だ。
2017年8月27日撮影 キャノンEOS60Da+キャノンEF100㎜、露出180秒

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2017年9月20日 (水)

夏の星空散歩⑪

 われわれの銀河系が属する局部銀河群には大きな銀河が3つある。アンドロメダ銀河M31、銀河系、そして3番目がさんかく座の渦巻銀河M33だ。M33は、肉眼ではギリギリ見えるといったところだが、写真写りはよく、ちょうど真上から見るかっこうなので、渦巻きの様子がよくわかる。小学生の頃、理科図鑑かなんかに大望遠鏡で撮影したM31とM33の写真があり、これはすごいなぁと思った記憶があるが、自分でも撮影できるようになったことは感慨深い。
2017年8月26日撮影 キャノンEOS60Da+キャノンEF100㎜、露出300秒

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2017年9月18日 (月)

夏の星空散歩⑩

 秋の星空で一番の人気スターは、アンドロメダ座の銀河M31だ。銀河はだいたいグループを形成していて、われわれの銀河系は局部銀河群というグループに属している。この局部銀河群で最大の銀河がアンドロメダ銀河M31だ(銀河系は2番目)。さらに、銀河系には大小マゼラン銀河などの小さな伴銀河があるが、M31にもM32やM110といった伴銀河がある。M31は光害のないところでは肉眼でもよく見え、写真写りも抜群にいい。目をこらせば、メーテルと星野鉄郎を乗せた銀河鉄道999も見えるかも。
2017年8月26日撮影 キャノンEOS60Da+キャノンEF100㎜、露出180秒

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2017年9月16日 (土)

夏の星空散歩⑨

 みずがめ座やみなみのうお座といった秋の星座の隣には、ちょうこくしつ座という目立たない星座がある。北海道では高く昇ることがないので、撮影できる機会は少ないが、ここにはNGC253という立派な渦巻銀河がある。NGC253はマゼラン銀河やアンドロメダ銀河、さんかく座の渦巻銀河M33といった局部銀河群のメンバーを除くと最も明るい銀河の一つで、双眼鏡でも簡単に見つけられる。すぐ南にはNGC288という球状星団があり、さびしそうに見えて実は見どころの多いところだ。
2017年8月27日撮影 キャノンEOS60Da+キャノンEF100㎜、露出300秒

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2017年9月14日 (木)

夏の星空散歩⑧

 夏の星座が西に傾くと、秋の星座が見頃を迎える。しかし、秋の星空はちょっとさびしい。明るい星はみなみのうお座の1等星フォーマルハウトくらいで、華やかな星座もない。しかし、そんな中にも、ところどころに天文ファンには有名な天体がある。その一つがみずがめ座にあるらせん星雲NGC7293だ。らせん星雲は惑星状星雲で、大きさは満月の半分くらいあるが、淡いので大きな望遠鏡か双眼鏡でないと見えない。しかし、写真撮影すると、暗い夜空にぽっかりと空いた目のように写る。
2017年8月27日撮影 キャノンEOS60Da+キャノンEF100㎜、露出300秒

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2017年9月12日 (火)

夏の星空散歩⑦

 8月下旬ともなると、夜半過ぎには夏の星座が西に傾き、秋の星座、さらには冬の星座も昇ってくる。はくちょう座から先の天の川はちょっとさびしくなっていくが、それでも天文ファンにはおなじみの名所がある。ケフェウス座にはガーネット・スターという赤い星があるが、このそばには赤い散光星雲IC1396が広がっていて、長めの露出時間をかけるとかなり大きな姿をとらえることができる。また、周辺にはほかにも淡い散光星雲が散在していて、時間があるときにじっくりと撮影してみたいエリアだ。
2017年8月26日撮影 キャノンEOS60Da+キャノンEF50㎜、露出300秒

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2017年9月10日 (日)

夏の星空散歩⑥

 はくちょう座の網状(もうじょうorあみじょう)星雲は、大質量の恒星が超新星爆発を起こし、宇宙空間に飛び散った超新星残骸だ。この写真は3分露出なのでちょっとわかりにくいが、NGC6992-5とNGC6960という向かい合った半弧状の星雲からなる。恒星は進化の過程でいろいろな元素をつくり、元素によって色が違うので、網状星雲はとてもカラフルだ。網状星雲の右下にあるのはNGC6940散開星団で、こちらはこぎつね座に位置する。
2017年8月26日撮影 キャノンEOS60Da+キャノンEF100㎜、露出180秒

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2017年9月 8日 (金)

夏の星空散歩⑤

 夏の天の川の中でもひときわ目立つのがはくちょう座の1等星デネブだが、そのまわりは肉眼でもなにやらボーッとしているのが見える。ここには赤い散光星雲が散在していて、写真撮影には絶好のスポットだ。デネブのすぐそばにあるのが北アメリカ星雲とペリカン星雲、デネブの下の明るい星がサドルという恒星で、ここにも赤い散光星雲がある。どちらも大きな星雲なので、標準レンズでもけっこう見映えがするし、同じ構図に入るのがいい。ところで、一昨日、太陽で最強クラスの大規模フレアが発生した。北海道でオーロラが観測できるかも。
2017年8月23日撮影 キャノンEOS60Da+キャノンEF50㎜、露出300秒

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2017年9月 6日 (水)

夏の星空散歩④

 わし座とはくちょう座の間にはや座とこぎつね座というマイナーな星座がある。マイナーではあるが、天の川のまっただ中にあるので、どちらもメシエ天体がちゃんとある。このうちこぎつね座のM27あれい状星雲は、満月の4分の1くらいの大きさの惑星状星雲で、天文ファンにはおなじみだ。この写真は50㎜レンズで撮影したが、小さいながらもよく写っている。右上にある明るい恒星ははくちょう座のアルビレオだ。3等星だが、金色と青色の二重星で、望遠鏡で見ると宝石のようにきれいに輝いている。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」にも出てくる有名な星だ。
2017年8月26日撮影 キャノンEOS60Da+キャノンEF50㎜、露出180秒

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