カテゴリー「天体写真、天文学、科学」の記事

2021年3月 3日 (水)

電視観望によるオリオン座大星雲①

 ASIAIR PROを使った電視観望によるオリオン座大星雲。露出10秒の1枚撮り。この日はしし座で満月が輝いていたが、QBPフィルターの効果で月明かりを気にする必要もない。
2021年2月27日撮像 タカハシFSー60CB フローライト屈折望遠鏡+レデューサーC0.72×+ZWO ASI294MC+QBPフィルター、露出10秒

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2021年3月 2日 (火)

二十四節気・啓蟄

 二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ、太陽黄経345度(みずがめ座)に対応するのが啓蟄(けいちつ)だ。冬ごもりしていた地中の虫がはい出てくるという意味で、冬の間じっとしていた動植物に動きが出てくる。とはいえ北海道はまだまだ冬景色だ。いまはまだ昼より夜の時間の方が長いが、次の春分ではだいたい同じ時間になる。天文ファンにとっては残念なことに、これからは夜の時間が短くなっていく。今年は3月5日が啓蟄に当たる。

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2021年3月 1日 (月)

電視観望㉑

 電視観望システムが組み上がった。タカハシFSー60CB フローライト屈折望遠鏡+レデューサーC0.72×+ZWO ASI294MC+ZWO EAFをSkyーWatcher AZーGTiマウントに搭載し、ZWO ASIAIR PROで統合的にコントロールする。最初に機材をセットしてアライメントをしておけば、あとはほぼ室内から操作可能だ。光害カットフィルターを使えば、光害のひどい都会でも、満月の月明かりがある夜でも電視観望できるので、天文ファンにとっては革命的だ。これからは都心でもベランダ天文台が増えるんじゃないだろうか。

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2021年2月28日 (日)

重力と力学的世界

 古典力学はアイザック・ニュートンによって一旦の完成をみるが、ニュートンの表現形式は独特であり、その後多くの科学者によって現代的な姿に洗練されていった。その中からは、より一般的な形式である解析力学も誕生、後に誕生する量子力学の発展に大きく寄与することになった。山本義隆はこのような物理学の発展過程を何冊もの本にまとめているが、「重力と力学的世界 古典としての古典力学」は、その第1弾となった本だ。もともと現代数学社から刊行されていたものが、ちくま学芸文庫からあらためて刊行されることになった。ニュートンの力学は科学革命というにふさわしいものであったが、一方でニュートンはオカルトというべき分野にも傾倒していて、「最後の魔術師」とも揶揄された。大学で物理学を学ぶとき、このような歴史的背景はほとんど触れられなかったと思うが、いま知るとなかなか興味深い。読んでみよう。

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2021年2月27日 (土)

電視観望⑳

 タカハシFSー60CB フローライト屈折望遠鏡+レデューサーC0.72×+ZWO ASI294MCで無限遠のピントを出す方法が判明した。スターベースに問い合わせたところ、キャノンEOS用カメラマウント+ZWO EOSーEFマウントアダプターⅡを間に接続すればいいということだった。そうか、その手があったか。なんのことはない、すでにパーツは全部持っていたのだ。さっそくやってみようっと。

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2021年2月26日 (金)

2021年3月の星空

 3月になると華やかな冬の星座も西に傾き、春の星座が主役になってくる。春の星座で目立つのは、うしかい座の1等星アークトゥルスだ。アークトゥルスはシリウス、カノープスに次いで(単独で)明るい恒星で、橙色の巨星だ。北斗七星の柄の部分からアークトゥルス、そしておとめ座の1等星スピカを結ぶ曲線は春の大曲線と呼ばれる。月は6日下弦、13日新月、21日上弦、29日満月だ。水星は6日に西方最大離角となるが、高度が低く、見つけるのは難しい。金星と木星、土星も太陽に近く、観測は難しい。火星は日没後の西の空で輝いている。春の星空は、天の川に邪魔されないため、銀河系の外の銀河がよく見える。北斗七星やしし座周辺には見応えのある銀河が点在し、おとめ座には巨大な銀河団がある。国立天文台HPより。

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2021年2月24日 (水)

電視観望⑲

 タカハシFSー60CB フローライト屈折望遠鏡+ZWO ASI294MCによる電視観望。かに座のプレセペ星団を5秒露出で12枚スタック。オートフォーカサーZWO EAFでピントを合わせているが、なんか変だ。実は、レデューサーを使おうとしたものの無限遠のピントが出ず、レデューサーを外して延長リングをつけてもピントが出ないので、各種接続リングを緩めて全長を稼いでいたのだ。コンバージョンレンズを使う際は、バックフォーカス(対物レンズ最後端から焦点までの距離)やメタルバック(コンバージョンレンズ最後端から焦点までの距離)に注意しないとピントが出ない。メーカーのシステムチャートには、デジタル一眼レフカメラのケースは記載されているが、CMOSカメラのケースは記載されていないので、よく考えなければならない。

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2021年2月21日 (日)

パーシビアランス火星着陸

 NASAの火星探査車パーシビアランスが火星着陸に成功した。火星探査の歴史はけっこう長く、初めて探査機が火星に着陸したのは1973年、旧ソ連のマルス3号だ。1976年にはアメリカのバイキング1・2号が火星に着陸、地表を撮影した写真を電送してきた。その後もいろんな探査機が送り込まれたが、パーシビアランスは、生命の痕跡を直接的に見つけようというのが目的だ。火星はかつて、生命が存在したとしてもおかしくない環境にあったと考えられていて、もし生命の痕跡を発見することになれば、大ニュースだ。今世紀中には有人火星探査が実現する可能性もあり、パーシビアランスの今後の活動は要注目だ。

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2021年2月20日 (土)

電視観望⑱

 ZWO ASI290MC+キャノンEFーS18-55㎜レンズ+SVBONY CLSフィルターによる電視観望。とも座にある散開星団M46とM47を3秒露出で101枚スタックした。M46は暗い星団だが、星の数はけっこう多い。M47は星の数は少ないが、明るい星団だ。

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2021年2月19日 (金)

電視観望⑰

 ZWO ASI290MC+キャノンEFーS18-55㎜レンズ+SVBONY CLSフィルターによる電視観望。シリウスの近くにある散開星団M41を3秒露出で80枚スタックした。散開星団の場合、散光星雲ほど露出時間をかけなくてもいいので、よりお手軽に撮影できる。

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