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2025年6月

2025年6月30日 (月)

ラロ・シフリン

 アルゼンチン出身の作曲家ラロ・シフリンが死去したとの報。誰もが耳にしたことがあるであろう「スパイ大作戦」や「燃えよドラゴン」、「ダーティーハリー」など多くの映画・ドラマのテーマ曲を手がけた作曲家だ。大学でクラシック音楽を学び、その後ジャズ・ミュージシャンとしても活躍したそうで、ディジー・ガレスピーやクインシー・ジョーンズのバンドにも参加したという。有名な「スパイ大作戦」のテーマは、トム・クルーズの「ミッション・インポッシブル」シリーズでも使用されているが、これが始まるとワクワクしたもんだ。

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2025年6月29日 (日)

ミネルヴァ計画

 イギリスの作家ジェイムズ・P・ホーガンの傑作SF小説「星を継ぐもの」から始まる「巨人たちの星」シリーズ第5作にして最終巻「ミネルヴァ計画」は、現代宇宙論で真面目に議論されているマルチヴァースをテーマにした物語だ。平穏な生活を送るハント博士をある日、驚愕の事態が襲う。平行宇宙に存在する別バージョンの自分自身から、通信が入ってきたのだ。ハントたち地球人とテューリアンは協力し、マルチヴァースを横切る時空間移動の可能性を探る。一方、5万年前の惑星ミネルヴァ近傍で再実体化したジェヴレン人ブローヒリオらは、密かに再起を図っていた。というわけで、時空を超えてそもそもの発端となった惑星ミネルヴァをめぐる物語に終止符を打つ。本作が書かれたのは2005年だったが、ようやく翻訳され、刊行ということになった。ホーガンは2010年に没している

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2025年6月28日 (土)

内なる宇宙

 イギリスの作家ジェイムズ・P・ホーガンの傑作SF小説「星を継ぐもの」から始まる「巨人たちの星」シリーズ第4作「内なる宇宙」は、映画「マトリックス」の世界にも通じるような物語だ。架空戦争に敗れた惑星ジェヴレンを管理・運営する超電子頭脳ジェヴェックスは、人々を架空世界漬けにしていた。敗戦に伴ってジェヴェックスと切断され、混乱する社会では、ある指導者による惑星規模の一大陰謀が密かに進行する。進退きわまったガニメアンたち惑星行政当局の要請を受けたハント博士とダンチェッカー教授たちは急遽、ジェヴレンへ向かう。というわけだが、これまでの3部作はまったく異なる驚くべき世界が登場、奇想天外な物語が進行する。AIが実用的になってきた現代、本書で描かれたような世界は、まったくの絵空事ではなくなるのかもしれない。

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2025年6月27日 (金)

2025年7月の星空

 夏の天の川シーズンがやってきた。月は3日上弦、11日満月、18日下弦、25日新月だ。4日は地球が遠日点を通過する。この時期は複数の流星群の活動が活発になるが、みずがめ座δ(デルタ)南流星群とやぎ座α(アルファ)流星群が30日頃に極大となる。水星は4日に東方最大離角となり、前後数日は見つけやすい。金星は日の出前の東の空に明けの明星として輝いている。火星は宵の西の低空にあり、観望シーズンは過ぎた。木星は日の出前の北東から東の低空にあり、だんだん見つけやすくなる。土星は真夜中に東の空に昇り、日の出の頃に南中する。国立天文台HPより。

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2025年6月26日 (木)

ベラ・C・ルービン天文台初画像

 チリのアンデス山脈に建設されたベラ・C・ルービン天文台は、アメリカの女性天文学者ベラ・ルービンにちなんで命名された、口径8.4mの広視野光学赤外線望遠鏡だ。この望遠鏡には32億画素の「LSSTカメラ」が接続されていて、満月45個の広さに相当する範囲の空を一度に観測できる。そのベラ・C・ルービン天文台が撮影した画像が初公開された。そのうち1枚はおとめ座銀河団をとらえたもので、はるか彼方にある銀河の姿が鮮やかに写っている。人類のこの新しい「目」によって、次々と新たな発見がなされることを期待したい。

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