« 2025年4月 | トップページ

2025年5月

2025年5月11日 (日)

パディントン 消えた黄金郷の秘密

 「くまのパディントン」実写化映画シリーズ第3作「パディントン 消えた黄金郷の秘密」は、パディントンの故郷ペルーが舞台だ。ロンドンでブラウン一家と平和に暮らしていたパディントンのもとに、故郷から1通の手紙が届く。育ての親ルーシーおばさんの元気がないというのだ。パディントンとブラウン一家が休暇をとってペルーに行くと、ルーシーおばさんは失踪、里帰りは一転、彼女を探す冒険へと変わる。だが、都会暮らしに慣れてしまい野生の勘を失ったパディントンは次々とピンチに遭遇。果たしてルーシーおばさんを見つけることができるのか。そして、パディントンを待ち受ける「消えた黄金郷の秘密」とは。ペルーが舞台なので、前2作のようにロンドン観光名所がいっぱい出てくるわけではないが、最後にくまの団体さんのロンドン見物がある。

1_20250511215501

2025年5月10日 (土)

神田祭

 平将門をまつる神田明神(神田神社)の神田祭は、2年に一度5月中旬に行われる。今年は神田祭が行われる年だ。5月10日は神幸祭が行われ、一の宮鳳輦(ほうれん)、二の宮神輿(みこし)、三の宮(将門)鳳輦、神社大神輿が巡行する。11日は各町の200を超える神輿が巡行し、神社に練り込む宮入が行われる。神田祭はその後も続き、15日には例大祭が厳粛に執り行われる。

Logo_20250511215401

2025年5月 9日 (金)

かんむり座T星

 かんむり座T星は、白色矮星と赤色巨星の連星系で、通常は10等級という暗さだ。このような連星系では、赤色巨星から白色矮星に物質が降り積もり、熱核暴走反応が起こって急激に増光するという現象が発生することがある。地球から見ると、あたかも新しい星が誕生したかのように見えるため、「新星」と名付けられたが、「超新星」と同様、星が誕生したのではなく、寿命を迎えようとしている星に起こる現象だ。かんむり座T星は、これが80年周期で起こると考えられていて、1866年には2等級、1946年には3等級に達している。80年周期ということは、次は2026年ということになるが、昨年には新星爆発の兆候が見られるという報告があり、話題になっていた。新星爆発がいつ起こるか予想は難しいが、明るくなるのはわずか数日間なので、見逃さないようにしないと。

2005年5月2日撮影 キャノンEOS Kiss Digital+キャノンEF50mm、露出196秒

Crw_0530_20250509083301

2025年5月 8日 (木)

コスモス482号

 旧ソ連が1972年に打ち上げた金星探査機コスモス482号は、地球周回軌道への投入後にトラブルに見舞われ、金星に向かうことができなくなった。その後本体部分は1981年5月に地球に落下、着陸船部分は半世紀にわたって地球を周回している。NASAによれば、重量495gのこの着陸船部分は、5月9日から11日までの間、大気圏に再突入する見込みだ。高温高圧の金星着陸にも耐えられる構造のため、大気圏では燃え尽きず、一部が地表に落下する可能性があるという。落下地点は予想が難しいが、北緯52度から南緯52度の間ということなので、日本もその中に含まれる。とにかく、人的被害が出なければいいのだが(写真はコスモス482号と同型のベネラ8号の着陸船)。

Venera8_desc_module_vsm

2025年5月 7日 (水)

GW明けの青空

 GW明けの朝は、雨も上がって青空が広がった。GW中は、おおむね天気もよかったが、日中は晴れていても夜になると雲が出てきて、天体写真撮影の機会はなかった。最終日は本降りの雨が続いたが、雨によって大気中の水蒸気や塵が洗い流され、透明度が上がったことから、春霞のないさわやかな青空となった。

Img_2594

2025年5月 6日 (火)

量子コンピュータ・ディスコ

 日本科学未来館ではいま、量子コンピュータ・ディスコという展示を行っている。現在のデジタルコンピュータとはまったく違う仕組みで動く量子コンピュータがどのように計算をするのかを、DJ体験でつかむというユニークな企画だ。DJになった人は、8曲の中から、ダンスフロアに流すものを量子計算で選ぶ。具体的には、8曲の重ね合わせになっている状態の中から「観測」を実行すると、1曲が選ばれてその楽曲がフロアに流れるそうだ。GWとあってこの展示は行列ができる人気だった。

Img_2590

2025年5月 5日 (月)

イチョウ

 東京都の木でもあるイチョウは、意外にも絶滅危惧種だという。正確には、野生のイチョウは中国にわずかに存在するだけで、絶滅危惧種に分類されているという。イチョウは恐竜が登場するより前、ペルム紀に出現し、「生きた化石」とも呼ばれている。黄葉したイチョウの葉は実に見事だが、新緑の季節もなかなか見事だ。

Img_2588

2025年5月 4日 (日)

ヒトツバタゴ

 普段植物にはほとんど興味がなく、立派な木やきれいな花を見てもあまり何とも思わないのだが、ふと見ると見事に白い花を咲かせている木があった。とはいえ、何という花か全然わからない。Googleレンズで調べてみると、どうやらヒトツバタゴという木らしい。別名ナンジャモンジャとも呼ばれるこの木は、希少種でもあり、県によっては絶滅危惧種にも指定されているという。

Img_2587

2025年5月 3日 (土)

宇宙科学入門

 一言で「天文学」と言っても、非常に幅広い研究分野がある。天文学の教科書の決定版である「シリーズ 現代の天文学」は、天文学のあらゆる分野を網羅しているが、全18巻もあり、専門家でない限り全巻読破するのは到底無理だ。天文が趣味でちょっとアカデミックなこともやってみたいなら、1冊で天文学全般を概観する本を読むのがいいだろう。恒星物理学を専門とする日本の天文学者尾崎洋二が書いた「宇宙科学入門」は、宇宙科学を幅広く網羅し、解説した入門書だ。太陽系から恒星、銀河、宇宙論へと視野を広げる章立てとともに、ニュートリノ天文学など進展著しい分野のトピックも採り上げられている。

E94f9e06862e412db7c27181e9b91137

2025年5月 2日 (金)

ホンダウエルカムプラザ青山

 ホンダウエルカムプラザ青山が、建て替えのため休館となった。1985年のオープン直後くらいからときどき訪れていたので、あれから40年も経ったのかと思うと感慨深い。オープンから3年後のF1GP1988年シーズン、ホンダはマクラーレンとロータスにRA168Eターボエンジンを供給、マクラーレンが16戦中15勝を挙げる。この冬、ウエルカムプラザ青山には、ワールド・チャンピオンとなったアイルトン・セナのマクラーレンMP4/4と、中嶋悟のロータス100Tが展示された。

Pict0008

2025年5月 1日 (木)

NGC5335

 ハッブル宇宙望遠鏡(HST)は1990年4月に打ち上げられた。打ち上げ35周年記念として公開された画像の一つが、おとめ座の棒渦巻銀河NGC5335だ。非常に特徴的な姿をしたこのNGC5335、棒状構造が星間ガスを中心方向に引き込み、星形成を促しているという。NGC5335までの距離は2.3億光年だそうだが、ここにはさらに遠くの銀河もいっぱいとらえられている。

Stsci01jqcfpaes3nd3fhavtawaecd2tif

« 2025年4月 | トップページ