間諜最後の日
アルフレッド・ヒッチコック監督の映画「間諜最後の日」は、1936年制作のスパイ映画だ。原作はサマセット・モームで、モーム自身、第一次世界大戦中に諜報部員として活動していた。小説家でもあるイギリス陸軍ブロディ大尉(ジョン・ギールグッド)は、Rという高官から、ドイツのスパイの正体を暴き暗殺せよという指令を受ける。死亡したことにされ、リチャード・アシェンデンという偽名を与えられたブロディは、敵方がいるスイス ジュネーブに向かう。現地では、「アシェンデンの妻」エルサ(マデリーン・キャロル)と、「将軍」(ピーター・ローレ)と呼ばれる協力者が待っていた。ブロディと「将軍」は二重スパイである教会のオルガン奏者を訪ねるが、彼はすでに何者かに殺されており、その手には、犯人からもぎ取ったらしきボタンが残されていた。そして、ブロディは偶然にもカジノで、そのボタンの持ち主と思われるイギリス人登山家ケイパーと出会う。ブロディと「将軍」は、ドイツのスパイを暗殺するため、ケイパーを山に誘い出すが、これはまったくの人違いだった。「将軍」役のローレは、「マルタの鷹」や「カサブランカ」でも個性的脇役を演じている。
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