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2024年11月

2024年11月30日 (土)

ソンブレロ銀河

 NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が、おとめ座の銀河M104を撮影した。M104は、可視光ではメキシコの帽子ソンブレロにそっくりなことから、ソンブレロ銀河とも呼ばれ、天体写真ファンにも人気の銀河だ。長く渦巻銀河であると考えられていたが、楕円銀河の中に円盤があるという変わった構造であることが明らかになった。可視光で撮影したハッブル宇宙望遠鏡(HST)と比べると、楕円銀河は赤外線ではほとんど見えず、円盤は赤外線でも強く輝いていることがわかる。この赤外線を放出しているのは、ベンゼン環を2つ以上持つ多環芳香族炭化水素だということだが、楕円銀河部分と円盤部分はまったく成り立ちが違うのかもしれない。

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2024年11月29日 (金)

木星が衝

 12月8日、木星が衝となる。木星はおうし座の1等星アルデバランの近くにあるが、マイナス2.8等級と冬の1等星たちよりはるかに明るいので、華やかな冬の星空をいっそう華やかにしている。木星は火星よりずっと遠いので、地球から見た大きさは火星のように大きく変化しないが、衝の頃が最も大きく、明るく見える。この日は上弦の月が土星を隠す土星食も起こるので、太陽系の両雄である木星と土星を見比べるのもいいだろう。

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2024年11月28日 (木)

明暦の大火

 1657年3月に発生した明暦の大火(振袖火事)は、10万人もの死者を出したという江戸時代最大の火災だ。最初の火元となったのは現在の文京区本郷5丁目にあった本妙寺だとされているが、出火原因はいくつかの説があり、いまも特定されていない。有名な説の一つが、若くして病死した娘の振袖が燃え上がって広がったという話だ。他に、陰謀論めいた話だが、都市改造を画策した幕府が放火したという説、本妙寺に隣接する老中 阿部忠秋の屋敷から出火したという説まである。現場は現在の菊坂と本妙寺坂が交差するあたりで、菊坂に沿って流れていた川が本郷台地を削り、アップダウンのある地形となっている。文京区からはその後も天和の大火(八百屋お七火事)、本郷追分町火事、湯島天神裏火事、本郷丸山火事などを出していて、火災には苦しめられた歴史を持つ。現代の消防装備をもってしてもなかなか消火できない火災、これから空気が乾燥する季節なので、火の扱いには十分に気をつけないと。

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2024年11月27日 (水)

土星食

 12月8日宵、上弦の月が土星を隠す土星食が起こる。土星食が見られるのは日本列島の南東側で、北西側では土星が月をかすめるように通過する。北海道はほとんどの地域で見られないが、襟裳岬や釧路周辺では、土星が一部だけ隠されるという現象が起こる。地域によって見え方が違うので、自分がいる地域でどう見えるかは、国立天文台暦計算室の惑星食各地予報で調べるといいだろう。SkySafariなどのシミュレーションソフトでも予測できる。

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2024年11月26日 (火)

ふたご座流星群

 3大流星群の一つふたご座流星群は、12月4日頃から20日頃まで出現する流星群だ。母天体はフェートンという小惑星で、もともとは彗星だったと考えられている。毎年安定して多くの流星が出現し、極大の頃は1時間当たり60個程度の流星が観測される。今年は14日が極大だが、満月前夜のため条件は悪い。月明かりを避けるため、月と反対方向を見るなどするといいだろう。

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2024年11月25日 (月)

山本義隆自選論集Ⅰ 物理学の誕生

 科学史家であり予備校講師でもあり、さらには東大全共闘議長でもあった山本義隆は、科学史に関する著作を多く上梓しているが、いずれも大部であったり、難解であったりで、なかなか手を出しにくい。そんな中、山本が高校生向けの講演を行ったことが契機となり、なぜ西欧に近代物理学・近代自然科学が誕生したのかという問題意識に基づいて書き上げた「磁力と重力の発見」「十六世紀文化革命」「世界の見方の転換」「小数と対数の発見」の4部作のダイジェスト版として、「山本義隆自選論集Ⅰ 物理学の誕生」が刊行された。山本の授業はぼくも実は聴講したことがあるが、大阪弁のおもしろいおっちゃんという感じだった。経歴を見ると、当時すでに「重力と力学的世界 古典としての古典力学」を刊行していたようだ。その後この分野で研究を深め、ものすごい質・量の書物を物したということで、人生の一瞬とはいえ同じ時間を共有したことがある者として、なかなか感慨深いものがある。そういえば山本先生とは、2002年の故今井澄参議院議員の葬儀でも出会った。弔辞を読む友人代表として山本先生の名前が呼ばれたとき、会場内がみな固唾を呑んだことをよく覚えている。

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2024年11月24日 (日)

クリスマスマーケット

 ドイツではクリスマスイブまでの1ヶ月間、クリスマスマーケットというイベントが開催される。街の広場にクリスマスツリーなどが飾られ、さまざまな出店が並ぶのだ。名物はホットワインで、いろんなソーセージをつまみながらホットワインで体を温める。日本でも各地で開催しているが、六本木ヒルズでも昨日からクリスマスマーケットが始まった。初日は祝日だったこともあってか、大勢の人でおおいににぎわっていた。

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2024年11月23日 (土)

サイロ

 アメリカの作家ヒュー・ハウイー原作のドラマApple TV+「サイロ」シーズン2の配信が始まった。恋人の死の真相を追い求めた保安官のジュリエット・ニコルズ(レベッカ・ファーガソン)は、サイロの秘密を知り、口封じのため「清掃」に出されるが、そこにあるのは荒廃した世界だった。自分がいたサイロと同じようなサイロがいくつもあることを知ったニコルズは、そのうちの一つに入り込む。そのサイロの出入口は開け放たれ、脱出しようとしたおびただしい数の人々の死体が転がっていた。そして、生存者はいないと思われたそのサイロの奥深くに、誰かがいることに気づく。男はドア越しに、ドアを開けたら殺すと警告するのだった。シーズン2で、為政者によって抹消された人類の過去が明かされていきそうだ。

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2024年11月22日 (金)

2024年12月の星空

 2024年も最後の月となる。21日は冬至、天文ファンにとってはうれしい、夜が最も長くなる日だ。月は1日新月、9日上弦、15日満月、23日下弦、31日新月だ。3大流星群の一つ、ふたご座流星群が14日に極大となる。毎年安定して多くの流星が出現する流星群だが、満月の前日なので条件は悪い。出現数は少ないが、こぐま座流星群も22日に極大となる。月がプレアデス星団を隠すプレアデス星団食が14日に起こる。水星は6日内合、25日西方最大離角で、月の後半は見つけやすくなる。金星は宵の明星としてだんだん高度が上がり、明るさも増していく。火星は真夜中に昇り、これから明るくなっていく。木星は8日に衝となり、最も見頃の時期だ。土星は日没後の西の空にあり、8日には土星食が起こる。国立天文台HPより。

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2024年11月21日 (木)

HomePod mini

 HomePod miniは、デジタルアシスタントSiriを搭載したアップルのスマートスピーカーだ。アップル純正なので、iPhoneなどとの連携が便利で、HomePod miniとiPhoneを近づけるだけでオーディオを引き継げるなんてこともできる。生成AIの分野では出遅れているとされるアップルだが、アップルインテリジェンスをSiriに組み込み、巻き返しを図っている。HomePod miniもアップルインテリジェンス+Siriの力を得て、より便利になるのだろうか。

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2024年11月20日 (水)

Amazon Echo Show

 5年前から使っているAmazon Echo Show 5(第一世代)の画面が、いつからかちらつくようになった。ネットで調べると、第一世代のEcho Show 5にはときどき発生している現象のようで、保証期間内であれば返金してもらえるようだ。とはいえぼくの場合はとっくに保証期間が過ぎているので、どうかなと思ったが、アマゾンに相談したところ、新しいのを買うなら15%割引するということだった。というわけで、これからはEcho Show 5(第三世代)に活躍してもらおう。なお、画面がちらつくEcho Show 5も、画面を見なければ特に問題なく使える。

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2024年11月19日 (火)

二十四節気・小雪

 二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ、太陽黄経240度(てんびん座)に対応するのが小雪(しょうせつ)だ。寒くなって雨が雪になるという意味で、北海道ではすでに積雪もあったが、本格的な積雪はもうちょっと先だ。今年は11月22日が小雪に当たる。

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2024年11月18日 (月)

スター・ウォーズ/ジョイン・ザ・ダークサイド

 渋谷区のトイサピエンスで、期間限定ストア「スター・ウォーズ/ジョイン・ザ・ダークサイド」がオープンしている。撮影で実際に使用された、ダース・ヴェイダー、アナキン・スカイウォーカー、ダース・シディアス、カイロ・レンの衣装が展示されているほか、関連商品がそろっている。店内にカイロ・レンがいたので、店の人かと思ったら、外国人観光客だった。コスプレ来店で5%オフだそうだ。

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2024年11月17日 (日)

ロンドン科学博物館⑥

 ロンドン科学博物館に、アストロラーベと渾天儀(こんてんぎ)、そして天文時計とおぼしきものが展示されていた。アストロラーベは天体観測用の機器で、天体の位置測定などに使う。渾天儀は、地球を中心に子午線や天の赤道、黄道(天球上の太陽の通り道)、白道(天球上の月の通り道)などをリングで示したものだ。グリニッジ天文台では小さな渾天儀も売っていて、おみやげ用にいい。

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2024年11月16日 (土)

パディントンポップアップロンドン

 ロンドン・ハロッズの絵本コーナーに、「パディントンポップアップロンドン」という、日本で言う飛び出す絵本が売っていた。映画「パディントン2」の重要なアイテムである飛び出す絵本を彷彿させるこの絵本、子どものおみやげにピッタリだ。

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2024年11月15日 (金)

ZWO Seestar S30

 オールインワンのスマート望遠鏡ZWO Seestarのラインアップに、口径30㎜のS30が加わった。口径50㎜のS50の次の機種は、大きくなるのかと思っていたが、予想に反して小さいのできた。1.6㎏と軽いので、持ち運びに便利そうだ。まあしかし、やっぱり3インチ(76㎜)くらいのお手頃価格のスマート望遠鏡があるといいなぁ。

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2024年11月14日 (木)

天王星が衝

 11月17日、天王星が衝となる。天王星軌道は20au(天文単位、地球と太陽の平均距離が1au)の彼方にあり、軌道上のどこにあっても地球からの距離はあまり変わりないが、最も明るい衝の頃の明るさが5.6等級だ。肉眼でははっきりとはわからないが、双眼鏡や天体望遠鏡を使えば、青い色をしていることや、輝き方が恒星とは違うことがわかるだろう。おうし座のプレアデス星団の近くにあるので、これを目印にすれば見つけられるだろう。

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2024年11月13日 (水)

マクラーレンMP4/5B

 ホンダウェルカムプラザ青山に、1990年のF1を走ったマクラーレンMP4/5Bが展示されている。ターボエンジンから自然吸気エンジンにレギュレーションが変更された1989年、ホンダはV10エンジンをマクラーレンに供給、アラン・プロストとアイルトン・セナが駆るMP4/5が16戦中10勝を挙げた。MP4/5Bは、MP4/5の改良型だが、フェラーリをはじめとする他チームの戦闘力も上がり、セナが6勝を挙げるにとどまった。そんなこともあって、当時MP4/5Bはなんかカッコ悪いなぁと思っていたが、久しぶりに見るとやはりカッコいい。

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2024年11月12日 (火)

間諜最後の日

 アルフレッド・ヒッチコック監督の映画「間諜最後の日」は、1936年制作のスパイ映画だ。原作はサマセット・モームで、モーム自身、第一次世界大戦中に諜報部員として活動していた。小説家でもあるイギリス陸軍ブロディ大尉(ジョン・ギールグッド)は、Rという高官から、ドイツのスパイの正体を暴き暗殺せよという指令を受ける。死亡したことにされ、リチャード・アシェンデンという偽名を与えられたブロディは、敵方がいるスイス ジュネーブに向かう。現地では、「アシェンデンの妻」エルサ(マデリーン・キャロル)と、「将軍」(ピーター・ローレ)と呼ばれる協力者が待っていた。ブロディと「将軍」は二重スパイである教会のオルガン奏者を訪ねるが、彼はすでに何者かに殺されており、その手には、犯人からもぎ取ったらしきボタンが残されていた。そして、ブロディは偶然にもカジノで、そのボタンの持ち主と思われるイギリス人登山家ケイパーと出会う。ブロディと「将軍」は、ドイツのスパイを暗殺するため、ケイパーを山に誘い出すが、これはまったくの人違いだった。「将軍」役のローレは、「マルタの鷹」や「カサブランカ」でも個性的脇役を演じている。

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2024年11月11日 (月)

ロンドン科学博物館⑤

 ロンドン科学博物館には、天文以外にもいろいろ興味深い展示物が並べられている。天井からぶら下げられているロッキード10Aエレクトラは、アメリカのロッキード社が1934年に開発した近代的旅客機で、軍用機としても製造された。アメリカの女性飛行士アメリア・イアハートは同型機で赤道上世界一周飛行に挑戦したが、南太平洋において行方不明となり、その消息は今なお謎となっている。

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2024年11月10日 (日)

ロンドン科学博物館④

 ロンドン科学博物館には、天文以外にもいろいろ興味深い展示物が並べられている。T型フォードは1908年から1927年まで販売されたベストセラー車で、生産台数は1500万台を超えるという。アメリカの企業家ヘンリー・フォードは、ドイツのカール・ベンツが発明した自動車を大量生産することに成功したが、その最初のモデルがT型フォードだ。

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2024年11月 9日 (土)

しし座流星群

 毎年11月6日頃から11月30日頃まで出現するしし座流星群は、テンペル・タットル彗星を母天体とする流星群だ。2001年に流星嵐が観察された後は、活動は低調だが、テンペル・タットル彗星が回帰する2030年代には、再び大規模な出現が見られると予想されている。極大は17日頃で、満月過ぎの明るい月があって条件は悪い。

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2024年11月 8日 (金)

ゴジラ博

 ちょっと前、東京ミッドタウン日比谷で、ゴジラ博を開催していた。1954年の「ゴジラ」から2023年の「ゴジラ-1.0」まで、歴代ゴジラの立像が並び、ジオラマも展示されていた。会場内は、現代の子どもより、半世紀以上前に子どもだった人の方が多く、熱心に展示品に見入っていた。

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2024年11月 7日 (木)

電動過給機付きエンジン

 ホンダがEICMA 2024(ミラノショー)で、二輪車として世界初の電動過給機付き新型V型3気筒エンジンを公開した。過給機は大気圧以上の圧力で空気を燃焼室に送り込む装置で、ターボチャージャーやスーパーチャージャーは古くから広く使われている。電動過給機は、モーターの力で過給機を駆動するもので、ターボラグのような遅れがなく、低回転でもレスポンスがいいという。ホンダは2030年までに電動バイク30機種を投入する計画だというが、電動過給機付きエンジンを内燃機関の最後の花道とするのだろうか。新型エンジンは大型バイクへの搭載を予定しているということで、どんなニューモデルが登場するか楽しみだ。

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2024年11月 6日 (水)

おうし座流星群

 毎年9月20日頃から12月10日頃まで出現するおうし座流星群は、エンケ彗星を母天体とする流星群だ。放射点が南と北に分かれていて、おうし座南流星群は9月20日頃から11月20日頃まで、おうし座北流星群は10月20日頃から12月頃まで出現する。極大時の出現数が1時間当たり数個程度と少ないが、火球が流れることが多い。南群が11月5日頃、北群が11月12日頃極大で、上弦前後の月が沈む夜半過ぎは条件がよい。

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2024年11月 5日 (火)

カレドニアン・スリーパー②

 ロンドンとスコットランドを結ぶ寝台列車カレドニアン・スリーパーには、ラウンジカーがある。エディンバラ・ウェイヴァリー駅を出発してすぐ、ラウンジカーに向かう。深夜なので外の景色は見えないが、スコットランド最後の夜はスコッチ・ウイスキーを味わってみよう。グレンゴインは、グラスゴー北部のグレンゴイン蒸留所でつくられるシングルモルトウイスキーだ。スコットランドでは珍しく、ピートを使っていないウイスキーだ。

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2024年11月 4日 (月)

カレドニアン・スリーパー①

 ロンドンとスコットランドを結ぶ寝台列車カレドニアン・スリーパーは、エディンバラ・ウェイヴァリー駅を深夜に出て、ロンドン・ユーストン駅に早朝到着する。寝台列車に乗るのは高校の修学旅行以来だろうか。個室はトイレ・シャワーつきだが、ぼくの部屋のシャワーはお湯が出ず、冷水シャワーだった。7月末とはいえエディンバラの夜はけっこう涼しく、北海道を思わせるような気候だった(最近は北海道の夏もかなり暑いが)。

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2024年11月 3日 (日)

二十四節気・立冬

 二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ、太陽黄経225度(てんびん座)に対応するのが立冬(りっとう)だ。冬の気配が感じられるという意味で、実際には最も秋らしい時期だ。北海道では初雪が降る頃だが、今年は平年より3週間も早く初雪が降った。これからどんどん気温が下がり、長い冬に向かっていく。今年は11月7日が立冬に当たる。

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2024年11月 2日 (土)

アーサーの玉座

 エディンバラ城の東にある標高250mの丘は、アーサーの玉座と呼ばれている。エディンバラ城が建つキャッスル・ロックと同様、数億年前の火山活動で噴出した玄武岩が氷河の侵食によって取り残された丘で、全体が公園になっている。有名なアーサー王に関係しているかどうかはわからないようだが、アーサーの玉座の偉容は、神話の世界を思い起こさせる。

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2024年11月 1日 (金)

ホリールード宮殿

 エディンバラ城の東にあるホリールード宮殿は、かつてスコットランド国王の住居であり、現代ではエリザベス女王がスコットランド訪問時に滞在するなど、王室メンバーがしばしば滞在する宮殿だ。この地には12世紀に建てられたホリールード寺院があったが、1688年に起きた名誉革命のさなかに損傷し、廃墟となって残っている。ホリールード宮殿では1566年、懐妊中のスコットランド女王メアリー1世の食事中、女王が寵愛する秘書リッチオが貴族たちに殺害されるという血なまぐさい事件も起きている。

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