天の川 川下り⑥
銀河鉄道に乗るジョバンニは、真っ赤な火を見て「あれは何の火だろう」と云う。カムパネルラは、「蝎(さそり)の火だな」と答える。たて座からいて座にかけては赤い散光星雲が散在し、夏の天の川で最もにぎやかなところだ。一番大きな赤い星雲はM8干潟星雲、その右斜め上にM20三裂星雲がある。ほかにも、M17オメガ星雲、M16わし星雲、球状星団M22、散開星団M23などが見える。さそり座の1等星アンタレス周辺の星雲は色とりどりで、カラフルタウンと呼ばれている。銀河鉄道はこの後、カンタウルの村(ケンタウルス座)を通過してサウザンクロス(南十字)に行くが、残念ながら北海道から見ることはできない。Adobe Lightroom Classicのノイズ除去機能を使った。
2014年8月30日撮影 キャノンEOS60Da+キャノンEF35㎜、露出180秒
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