THX-1138
ジョージ・ルーカスのデビュー作「THX-1138」は、コンピューターが支配する25世紀の超管理社会を描いた物語だ。人間は名前ではなく登録番号で呼ばれ、精神抑制剤の影響で感情も失われていた。THX-1138(ロバート・デュヴァル)は、ルームメイトのLUH-3417と単調な日常生活を送っていたが、ある日、2人とも精神抑制剤を服用しなかったため、愛情が芽生えてしまう。2人はこの世界からの脱出を考えるが、SEN-5241(ドナルド・プレザンス)が密告、当局に連行されてしまう。裁判で有罪となって投獄されたTHX-1138は、LUH-3417を求めて逃亡、ロボット警察官に追われることになる。ジョージ・オーウェルのディストピア小説「1984年」や映画「マトリックス」の世界観とも重なる重苦しい物語だ。ルーカスは本作の後に「アメリカン・グラフィティ」を成功させ、いよいよ「スター・ウォーズ」の制作に取りかかる。
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