1984年
イギリスの作家ジョージ・オーウェルのディストピア小説「1984年」は、何度か映像化されている。このうち1956年制作の映画「1984」は、ウィンストン・スミスとジュリアの恋愛関係に焦点を当てた物語となっている。第3次世界大戦後、世界は3つの超大国に分割されたが、絶えず戦争は続いていた。ビッグ・ブラザー率いる「党」が支配する全体主義国家オセアニアでは、すべての国民はテレスクリーンによって監視され、自由はない。「党」による情報統制を行う真理省に勤務するスミス(エドモンド・オブライエン)は、過去の「党」の発言が現実に合うように改ざんする仕事をしているが、体制に疑問を持っている。そんなある日、スミスは、真理省に勤務する若い女性ジュリア(ジャン・スターリング)から愛の告白を受ける。「党」の監視をかいくぐって逢瀬を重ねる2人は、スミスの上司オコナー(マイケル・レッドグレイヴ)が反政府組織の一員であることを知り、反政府活動にのめり込んでいくが、それは罠だった。スミスの隣人で熱心な「党」支持者であるパーソンズ役を、ドナルド・プレザンスが演じている。
« 冬の星空㉝ | トップページ | 二十四節気・雨水 »
「音楽、映画、読書」カテゴリの記事
- スター・ウォーズ:スケルトン・クルー(2024.12.10)
- サイロ(2024.11.23)
- スター・ウォーズ/ジョイン・ザ・ダークサイド(2024.11.18)
- パディントンポップアップロンドン(2024.11.16)
- 間諜最後の日(2024.11.12)
« 冬の星空㉝ | トップページ | 二十四節気・雨水 »
コメント