BlurXTerminator
昨年のいまごろ、BlurXTerminatorという天文ソフトが登場、天体写真ファンの間で大きな話題となった。大気やレンズの収差の影響でボカされた星像を、AI技術を使って鮮明な画像にするという技術で、劇的な効果がある一方、画像処理を超えた、いわば「捏造」に近いことが行われているのではないかという疑念も抱かれたようだ。そのBlurXTerminatorがアップデートされ、さらなる進化を遂げたという。ぼくもAdobe Lightroom Classicのノイズ除去機能を使ってみたが、AI技術は確かに画質を向上させてくれる。個人の鑑賞用として楽しむのはまったく問題ないと思うが、天体写真コンテストなどはそのうち、この種の処理が行われた「作品」をどう取り扱うか、悩ましくなってくるんじゃないだろうか。

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