ユークリッド ファーストライト②
欧州宇宙機関(ESA)の宇宙望遠鏡ユークリッドのファーストライト画像が公開された。ユークリッドは7月2日にスペースXのファルコン9で打ち上げられ、太陽と地球のラグランジュ点L2で観測を開始した。ユークリッドは近赤外線で多数の銀河を観測、銀河の形状と赤方偏移の関係を調査し、重力レンズ効果による銀河形状のゆがみからダークマターの分布を知ることを目標としている。公開された画像は、ペルセウス座銀河団ときりん座の渦巻銀河IC342などだ。このうちIC342は、地球から1100光年と近く、アンドロメダ銀河、さんかく座の渦巻銀河M33に次いで大きく見えるが、銀河系内の物質に埋もれて、可視光では観測が難しい。

« Now and Then | トップページ | しし座流星群 »
「天体写真、天文学、科学」カテゴリの記事
- 二十四節気・大雪(2023.12.03)
- 2024年の天文現象(2023.12.02)
- ハレー彗星(2023.11.30)
- 冬のダイヤモンド(2023.11.29)
- 月が木星に大接近(2023.11.26)
コメント