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2023年11月

2023年11月30日 (木)

ハレー彗星

 最も有名な彗星であるハレー彗星は、1986年2月に近日点を通過した。このときは太陽と地球、ハレー彗星の位置関係が悪く、肉眼ではっきり見えるほど明るくはならなかった。ぼくも房総方面に見に行ったが、印象に残るような見え方ではなかった。その後ハレー彗星は太陽から遠ざかる一方だったが、2023年12月中には遠日点を通過、再び太陽に近づいてくる。次回近日点通過は2061年7月で、0等級とかなり明るくなると予想されている。とはいえ37年も先のこと、いま生きている人の多くは、もういないのかもしれない(写真はジオット彗星探査機が撮影したハレー彗星の核)。

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2023年11月29日 (水)

冬のダイヤモンド

 Adobe Lightroom Classicのノイズ除去機能を使って画像処理した冬のダイヤモンド。ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバラン、オリオン座のリゲル、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、ふたご座のポルックスを結ぶ6角形が冬のダイヤモンドだ。この写真を撮影した10年前は、木星がふたご座にいたので、よりにぎやかな星空となっていた。

2013年12月27日撮影 キヤノンEOS60Da+シグマ対角線魚眼レンズ15㎜、露出180秒

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2023年11月28日 (火)

窓際のスパイ

 Apple TV+「窓際のスパイ」シーズン3の配信がまもなく始まる。イギリスの作家ミック・ヘロン原作のこのシリーズは、MI5の落ちこぼれの掃きだめ「スラウハウス」の活躍を描く物語だ。スラウハウスを率いるジャクソン・ラム(ゲイリー・オールドマン)は、いまは一見だらしないオヤジだが、MI5内に潜む裏切り者を始末したこともある、実はかなりの切れ者だ。予告編では、スラウハウスのメンバーが誘拐され、その救出に向かうということだが、どういう展開になるんだろうか。またしばらく楽しめそうだ。

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2023年11月27日 (月)

ゴジラヘッド

 新宿東宝ビルのゴジラヘッドは、12〜20時の毎正時、特別な演出が施されている。時間になると、おなじみのテーマとともにゴジラの咆哮が聞こえ、目や爪が発光、口から熱線(実際にはミストかな)を放射する。地上から見ると50mの高さだが、なかなかの迫力だ。外国人観光客が喜んでいた。

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2023年11月26日 (日)

月が木星に大接近

 東京スカイツリーのはるか上空で、月と木星が輝いていた。満月近くの明るい月だが、木星も明るく、月明かりにかき消されることもない。

2023年11月25日撮影 iPhone SE

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2023年11月25日 (土)

2023年12月の星空

 冬は透明度が上がる一方で、シーイングは悪いことが多い。透明度が高いと星はよく見えるが、シーイングが悪いと星はよく瞬く。結果として、冬の星座は一層輝きを増しているように見える。22日は夜の時間が最も長くなる冬至で、天文ファンにとってはうれしい時期だ。月は5日下弦、13日新月、20日上弦、27日満月だ。15日はふたご座流星群が極大となる。三大流星群の一つであり、月明かりもないことから、多くの流星を観察することができるだろう。水星は4日に東方最大離角となるが、日没後の高度が低く、観察は難しい。金星は明けの明星として輝いている。日の出の時間が遅くなっていくので、早起きの人は目にすることがあるだろう。火星は太陽に近く、観察は難しい。木星は先月衝となったばかりで、見頃だ。土星は宵の南西の空にあり、まだ見頃だ。国立天文台HPより。

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2023年11月24日 (金)

アンペルマン

 ベルリン市内を歩いていると、人の形をしたマークが信号機に使われているのが目につく。これは旧東ドイツ出身の「アンペルマン」だ。東西ドイツ統一後、アンペルマンは撤去されそうになったが、生みの親などが運動し、復活することになった。その後さまざまなアンペルマングッズが登場、いまではベルリン土産の定番となっている。それはそうと、ベルリンの青信号の時間は短い。のんびりアンペルマンをながめていると、あっという間に赤信号になってしまうので、さっさと渡ろう。

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2023年11月23日 (木)

ゴジラヘッド

 新宿歌舞伎町のランドマーク、新宿東宝ビルのゴジラヘッドは、初代ゴジラの身長と同じ50mの高さにある。しかし、ゴジラが初登場した1954年ならともかく、いまや高さ50mのビルなんて珍しくもない。そのため、2016年の「シン・ゴジラ」では、身長118mに伸びた。とはいえ、50mというのはやはりデカい。8階ロビーからのながめは迫力満点だ。

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2023年11月22日 (水)

MI5:灼熱のコンスパイラシー

 ビル・ナイ主演のイギリスのドラマ「MI5:灼熱のコンスパイラシー」は、国家の闇を知るMI5の元ベテラン諜報員が、さらなる闇に迫っていく物語だ。前作「MI5:消された機密ファイル」で追われる身となり、カリブ海のタークス・カイコス諸島に身を隠したジョニー・ウォリッカー(ナイ)は、ある日、カーティス・ペリシエ(クリストファー・ウォーケン)という見知らぬ男から食事に誘われる。一度は断ったウォリッカーだったが、ペリシエはウォリッカーのことを知っているという。誘いに応じたウォリッカーが加わった会食の場には、グラッドストンという会社の経営陣が集まっていた。タークス・カイコス諸島はタックス・ヘイヴンとして有名であり、世界中の投資家たちが富を求めて集まってくる。しかしこのグラッドストン社は、国家を揺るがす重大な秘密を抱えていた。というわけで、ウォリッカーの戦いは次作「MI5:世界を敵にしたスパイ」へと続いていく。

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2023年11月21日 (火)

上野クラシックカメラ博

 松坂屋上野店では今日まで、「上野クラシックカメラ博」を開催している。もともと2001年に「銀座・中古カメラ市」として始まったこのイベント、2009年には「新宿クラシックカメラ博」となり、一昨年、開催場所が上野に移転してきた。かつて、アメ横には多くのカメラ店が軒を連ねたという。ぼくも一昨日のぞき見したが、ちょうどジャンクセールも開催していて、なつかしいカメラやレンズがたくさん並べられていた。

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2023年11月20日 (月)

時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!

 ベルリンを舞台にした映画「ベルリン・天使の詩」の続編「時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!」は、天使ダミエル(ブルーノ・ガンツ)に続いて人間になったカシエル(オットー・ザンダー)の物語だ。前作の数年後、ベルリンの壁は崩壊し、分断されていた東西ドイツは統一を果たした。そんな中、カシエルは今日も、ベルリンの街を見下ろしながら、人間の内なる声に耳を傾けている。やがて、親友ダミエルのように人間になりたいと思い始めたカシエルは、アパートの上層階から転落した少女を助けたことで、念願かなって人間になる。しかし、そんなカシエルに、堕天使エミット・フレスティ(ウィレム・デフォー)が近づいていく。カシエルは思いがけず悪人の手先となり、悪事に手を染めるようになってしまう。天使ラファエラ(ナスターシャ・キンスキー)や元天使ピーター・フォークが支える中、カシエルは正しい道に戻ろうとするが・・・。旧ソ連最後の最高指導者となったミハイル・ゴルバチョフが、本人役で出演している。

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2023年11月19日 (日)

月が木星に大接近

 11月25日、満月前の月が木星に大接近する。月齢12の月はとても明るいが、木星も明るいので、月の光にかき消されることはない。双眼鏡はもちろん、低倍率ならば天体望遠鏡でも同一視野で見える。月の動きは意外と早いので、数時間見続ければ、木星との距離が変わっていくのがわかるだろう。

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2023年11月18日 (土)

冬の天の川②

 Adobe Lightroom Classicのノイズ除去機能を使って画像処理した冬の天の川。銀河系の中心方向とは正反対の方向を見ている。棒渦巻銀河である銀河系には、銀河中心から伸びた4本の渦状腕があると考えられているが、太陽系は、その1本から枝分かれしたオリオン腕の中にある。オリオン座は全体が赤い星雲に包まれているが、もともと同じ巨大分子雲から誕生した多くの星が広がり、いまのオリオン座を形づくっているらしい。これはオリオン・アソシエーションと呼ばれている。

2022年1月1日撮影 キヤノンEOS6D(IR改造)+キヤノンEF24㎜、露出180秒

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2023年11月17日 (金)

冬の天の川①

 Adobe Lightroom Classicのノイズ除去機能を使って画像処理した冬の天の川。銀河系の中心方向とは正反対の方向を見ている。棒渦巻銀河である銀河系には、銀河中心から伸びた4本の渦状腕があると考えられているが、太陽系はその1本から枝分かれしたオリオン腕の中にある。オリオン腕のさらに外側には、ペルセウス腕がある。

2022年1月1日撮影 キヤノンEOS6D(IR改造)+キヤノンEF24㎜、露出180秒

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2023年11月16日 (木)

二十四節気・小雪

 二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ、太陽黄経240度(てんびん座)に対応するのが小雪(しょうせつ)だ。寒くなって雨が雪になるという意味だが、北海道ではすでに大雪が降ったところもある。実際に北海道の平野部で根雪になるのは11月終わりくらいからで、札幌などでは4ヶ月間も雪の中での暮らしとなる。太平洋側は雪が少なく、市街地では根雪がないこともある。同じ北海道でも、冬の景色はけっこう違う。今年は11月22日が小雪に当たる。

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2023年11月15日 (水)

宮沢賢治没後90年

 宮沢賢治は1933年9月、37歳で没した。国立天文台広報ブログでも紹介されているが、今年は宮沢賢治没後90年だ。代表作「銀河鉄道の夜」は、孤独な少年ジョバンニが友人のカムパネルラとともに、銀河鉄道で天の川を旅する物語だ。ジョバンニが乗った銀河鉄道は、はくちょう座の北十字からわし座、さそり座、ケンタウルス座、みなみじゅうじ座の南十字へと、天の川の中を航行していく。北海道ではさそり座より南の星座は見ることができないが、夏の天の川を見上げると、ときどき通過する夜間飛行の飛行機にまじって、銀河鉄道が音もなく航行していくのが見えるような気がする。まもなく冬、夏の天の川もそろそろ見納めだ。

2021年8月7日撮影 キヤノンEOS6D(IR改造)+シグマ対角線魚眼レンズ15㎜、露出120秒

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2023年11月14日 (火)

ゴジラ-1.0

 特撮怪獣映画の代表作「ゴジラ」は、1954年に初登場した。ぼくも子どもの頃に映画館で観た記憶があるが、その頃はすっかり人間の味方になっていた。その後「ゴジラ」シリーズは何度か空白期間があったが、2016年、12年ぶりに「シン・ゴジラ」が公開され、大ヒットを記録した。「ゴジラ-1.0」は、国産実写作品としては第30作目となる作品だ。第2次世界大戦末期の大戸島、特攻隊員の敷島浩一は機体故障と偽り、敵前逃亡する。その夜、恐竜のような怪獣「ゴジラ」が島に現れ、基地はほぼ全滅する。敷島はゼロ戦の機銃でゴジラを撃つよう命じられるが、恐怖でそれができず、仲間を見殺しにしたとの自責の念に駆られ続ける。終戦後、焦土となった東京に引き揚げた敷島だったが、空襲で自宅は全壊、両親も死亡していた。廃墟同然のバラックで暮らす中、敷島は闇市で大石典子という女性と出会う。典子もまた空襲で両親を失い、赤の他人に託された赤ん坊を背負って懸命に生きていた。典子と共同生活を始めた敷島は、高給を目当てに、米軍が敷設した機雷の除去という危険な仕事に就く。順調に仕事をこなし、生活も安定してきた敷島だったが、太平洋では異変が生じていた。米軍がビキニ環礁で行った核実験に被爆したゴジラの細胞が変化し、さらに巨大化したのだ。日本近海に現れたゴジラを足止めするため、敷島らはゴジラと対峙するが、圧倒的パワーにまったく歯が立たない。そしてゴジラはついに東京に上陸、戦後復興のさなかの東京に壊滅的被害をもたらす。というわけで、無(ゼロ)から負(マイナス)となった戦後間もなくの日本で、ゴジラという怪物を相手に、名もなき人々が生きて抗う物語が展開される。本作でのゴジラは身長50mで、118mのシン・ゴジラほど大きくはないが、高層ビルもない時代の東京では圧倒的な存在で、映像も迫力満点だ。

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2023年11月13日 (月)

グッバイ、レーニン!

 1989年11月9日のベルリンの壁崩壊後、東西ドイツ国民はさまざまな社会問題に直面することになった。映画「グッバイ、レーニン!」は、そんな時代に生きる、東ベルリンの一家族の悲喜劇を描いた物語だ。アレクサンダー・ケルナー(ダニエル・ブリュール)は母クリスティアーネ、姉アリアーネの3人家族。父ローベルトは昔、家族を捨てて西ドイツに亡命してしまった。クリスティアーネはそれ以来、熱烈な愛国者として活動している。東ドイツ建国40周年記念日である1989年10月7日、アレックスは反政府デモに参加にしたが、その姿をクリスティアーネが目撃、強いショックで発作を起こし、昏睡状態に陥ってしまう。クリスティアーネが目を覚ましたのは8ヶ月後、すでにベルリンの壁は崩壊し、ドイツ社会主義統一党の一党独裁体制も終わっていた。再び大きなショックを受けるとクリスティアーネの命の保障はないと宣告されたアレックスは、国家体制の崩壊という事実を隠し、いままでどおりのふりをすることを決意する。本作はドイツで大ヒットしたそうだが、実際に当時の東西ドイツ国民は大変だったろうな。

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2023年11月12日 (日)

しし座流星群

 毎年11月6日頃から30日頃まで出現するしし座流星群は、過去何度も流星嵐が観測されたことで有名だ。母天体は周期33年のテンペル・タットル彗星で、33年ごとに流星嵐のチャンスがあるが、2003年以降は低調だ。今年は18日頃極大で、出現数は1時間当たり3個程度だ。2001年の大出現はものすごく、1時間当たり1000個を超える流星が観察された。ぼくもこの日は北海道で見たが、薄明が始まってもなお流れ続ける様子はいまも目に焼き付いている。次回の大出現は、2034〜2037年ではないかということだ。まだだいぶ先だなぁ。

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2023年11月11日 (土)

ユークリッド ファーストライト②

 欧州宇宙機関(ESA)の宇宙望遠鏡ユークリッドのファーストライト画像が公開された。ユークリッドは7月2日にスペースXのファルコン9で打ち上げられ、太陽と地球のラグランジュ点L2で観測を開始した。ユークリッドは近赤外線で多数の銀河を観測、銀河の形状と赤方偏移の関係を調査し、重力レンズ効果による銀河形状のゆがみからダークマターの分布を知ることを目標としている。公開された画像は、ペルセウス座銀河団ときりん座の渦巻銀河IC342などだ。このうちIC342は、地球から1100光年と近く、アンドロメダ銀河、さんかく座の渦巻銀河M33に次いで大きく見えるが、銀河系内の物質に埋もれて、可視光では観測が難しい。

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2023年11月10日 (金)

Now and Then

 ビートルズ「最期の新曲」である「Now and Then」がリリースされた。1960年に誕生したビートルズは、1970年に解散したが、その後も、ジョン・レノンが生前残した音源をもとに新曲が発表されている。「Now and Then」は1978年、ニューヨークの自宅で録音した音源がもとになっているが、以前はレノンのボーカルをきれいに分離することができなかったそうだ。今回、これを可能にしたのがデミックスというAI技術で、これにジョージ・ハリスンが生前残したギターと、ポール・マッカトニー&リンゴ・スターの演奏を重ねて、新曲として完成させたということだ。ミュージックビデオには、マッカートニー&スターの現在の姿と、メンバー4人の若かりし頃の姿が登場するが、ファンとしてはなんとも胸が熱くなるビデオだろう。

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2023年11月 9日 (木)

ユークリッド ファーストライト①

 欧州宇宙機関(ESA)の宇宙望遠鏡ユークリッドのファーストライト画像が公開された。ユークリッドは7月2日にスペースXファルコン9で打ち上げられ、太陽と地球のラグランジュ点L2で観測を開始した。ユークリッドは近赤外線で多数の銀河を観測、銀河の形状と赤方偏移の関係を調査し、重力レンズ効果による銀河形状のゆがみからダークマターの分布を知ることを目標としている。公開された画像は、ペルセウス座銀河団やきりん座の渦巻銀河IC342などだ。このうちペルセウス座銀河団は、地球から2.4億光年彼方にある銀河団で、中心部にあるブラックホールからは、宇宙で最も低い音が放出されていることで知られている。

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2023年11月 8日 (水)

月が金星に接近

 明けの明星として明るく輝いている金星だが、東京での日の出は6:08なので、早起きの人じゃないとまだ目にすることはないだろう。しかし、金星はとても明るいので、日の出からそう時間が経っていなければ、肉眼でも見える。今朝6:15くらいに天文ソフトを頼りに探したら、目の悪いぼくでもすぐに見つけることができて、6:30くらいまで見えていた。明日から明後日にかけては、月が金星に接近するので、より探しやすくなる。明日は月のほぼ真下、明後日は月の右上を探してみよう。

2023年11月8日撮影 iPhone SE

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2023年11月 7日 (火)

地下道の鳩

 Apple TV+「地下道の鳩〜ジョン・ル・カレ回想録〜」は、ジョン・ル・カレとして知られるイギリスの作家デビッド・ジョン・ムーア・コーンウェルの回想録をドラマ化したものだ。コーンウェルは「寒い国から帰ってきたスパイ」や「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」などの人気作を書いたスパイ小説の大御所だが、実際にMI5やMI6で働いた経験を持つ。父親は有名な詐欺師だったということで、かなり波瀾万丈な人生を送ったようだ。1時間半くらいの単発のドラマなので、原作の内容をかなりはしょったものになっているのはしょうがない。興味のある人は、原作を読んでみるといいだろう。

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2023年11月 6日 (月)

MI5:消された機密ファイル

 イギリスのドラマ「MI5:消された機密ファイル」は、MI5のベテラン諜報員が、国家を揺るがす重大な機密に迫る物語だ。MI5のアナリスト ジョニー・ウォリッカー(ビル・ナイ)は、上司であり大学時代からの親友でもあるベネディクト・バロン長官(マイケル・ガンボン)から、ある重大な機密ファイルを渡される。それはイギリス政府が極秘で、ある軍事作戦に関与していたことを示す内容だった。しかし、バロン長官は真相を明らかにする間もなく、持病で急死してしまう。そんな中ウォリッカーは、政治活動家のナンシー・ピアパン(レイチェル・ワイズ)と親しくなるが、自らに接近してくるビアパンに疑問を抱き、素性を調べる。実は、彼女の弟は、イスラエル軍に殺されるという過去を持っていた。というわけで、ウォリッカーはバロン長官から入手した機密ファイルの真相に迫っていくが、それは自らの身を危険にさらすものだった。映画「ゴーストライター」でのイギリス首相アダム・ラング(ピアース・ブロスナン)を彷彿させるアレック・ビーズリー首相を、レイフ・ファインズが演じている。

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2023年11月 5日 (日)

おうし座流星群

 9月10日頃から11月20日頃まで出現するおうし座流星群は、おうし座南流星群とおうし座北流星群からなる、周期3.3年のエンケ彗星を母天体とする流星群だ。南群は10月10日頃、北群は11月12日頃極大とされているが、出現数が1時間当たり2個程度と少なく、明確なピークがあるという感じではない。ただ、ときどき火球が流れるので、ラッキーな人は見ることができるかも。

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2023年11月 4日 (土)

フリードリヒ通り駅

 ベルリンのフリードリヒ通り駅は、ベルリンの主要な駅の一つだが、冷戦中は複雑な状況下に置かれた。駅じたいが東ベルリン側にあるのに対し、西側諸国からの長距離列車や西ベルリンからのSバーン・Uバーンがここに集まっていたのだ。西ベルリン発着で途中東ベルリンを通る路線では、途中の駅は通過するだけの幽霊駅となったが、フリードリヒ通り駅には国境検問所が置かれ、東西の利用者が完全に分離されたという。駅のすぐ北には、トレーネンパラスト(涙の宮殿)と呼ばれる元検問所がある。

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2023年11月 3日 (金)

東ドイツのカメラ

 旧東ドイツには、いくつものカメラメーカーがあったが、最終的には人民公社ペンタコンに集約され、東西ドイツ統一後に姿を消した。ベルリンのシュタージ博物館には、そんな旧東ドイツ製カメラが展示してある。オプティック・カメラウェルクシュテーテン・VEBニーダーゼーリッツ(当時)のプラクチカFXは、ベストセラーとなったプラクチカシリーズのうち、1952年に登場したモデルだ。また、イハゲー(当時)のエクサ500は、1967年に登場したモデルだ。ぼくが昔使っていたアサヒペンタックスSPは1964年登場だが、雰囲気はみな似ている。

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2023年11月 2日 (木)

二十四節気・立冬

 二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ、太陽黄経225度(てんびん座)に対応するのが立冬(りっとう)だ。冬の気配が感じられるという意味だが、実際には秋のピークだ。本格的に寒くなるのはまだ先だが、昼の長さはずいぶん短くなって、月や明るい星を目にすることも多くなる。今年は11月8日が立冬に当たる。

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2023年11月 1日 (水)

Apple M3チップ搭載Mac

 Apple M3チップを搭載したMacBook ProとiMacが発表された。今回はM3だけでなく、M3 ProとM3 Maxも同時発表という力の入れようだ。例によってパフォーマンスが飛躍的に向上しているということで、これから導入する人は大歓迎だろうが、旧モデルを使っている人は複雑な心境だろう。Apple Silicon Mシリーズが登場してちょうど3年、M1、M2、M3と正常進化が続いている。最新のmacOS Sonomaも、メインマシンiMacにインストールして使い始めたが、幸いトラブルはない。安定したOSというのはいいもんだ。

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