水を抱く女
水の精ウンディーネ(ニンフ)は、ドイツの作家フリードリヒ・フーケなどさまざまな作家や音楽家によって作品化されている。映画「水を抱く女」は、現代のベルリンを舞台に、「愛する男が裏切ったとき、その男は命を奪われ、ウンディーネは水に還らなければならない」という宿命を背負った女の姿を描いた物語だ。ベルリンの都市開発を研究する歴史家ウンディーネ(パウラ・ベーア)は、アレクサンダー広場に隣接する小さなアパートで暮らし、博物館でガイドとして働いている。ウンディーヌにはヨハネスという恋人がいたが、ヨハネスは別の女性に心移りし、別れを告げられる。悲嘆にくれたウンディーネだったが、カフェで水槽が割れる事故に居合わせた潜水作業員クリストフと恋に落ち、幸せな日々を過ごすようになる。しかし、そんな幸せな日々も、長くは続かなかった。というわけで、ウンディーヌが背負った怖い宿命が果たされる展開となる。ウンディーヌが博物館で語るベルリンの都市開発に関する話は、なかなか興味深い。
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