中秋の名月
9月29日は満月だが、この日は太陰太陽暦の8月15日(十五夜)に当たるので、中秋の名月となる。中秋の名月の夜に月見をする慣習は、かなり昔からあるということだが、これはやはり農作物の収穫期と関係があったんだろう。春夏の間農作業に追われ、収穫できるかどうかというプレッシャーに押しつぶされそうになっていた人々が、無事に収穫できた喜びは大きかったろう。ちょうど里芋の収穫期であることから、芋名月とも呼ばれている。また、気温が下がり、過ごしやすい気候になっていること、湿度が下がり、空気が澄んでくること、月が適度な高さに昇り、見やすいことなんかも関係があるのかもしれない。中秋の名月の1ヶ月後、太陰太陽暦の9月13日(十三夜)にも月見をする慣習があり、この日の月は「後の月」と呼ばれる。

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