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2023年7月

2023年7月31日 (月)

SPY CITY〜ベルリン1961〜

 第2次世界大戦後、ドイツの首都ベルリンはアメリカ、イギリス、フランス、ソ連の4ヶ国によって分割統治された。1949年には東西ドイツが成立、東ドイツは東側陣営に、西ドイツは西側陣営に加わることとなる。その後も東西ベルリン間は自由に往来することが可能だったが、東西冷戦が激化し、東側から西側に脱出する市民が続出したことから、1961年に東ドイツはベルリンの壁を建設、西ベルリンを完全に封鎖してしまう。ドラマ「SPY CITY〜ベルリン1961〜」は、ベルリンの壁が建設される直前、各国のスパイ機関が暗躍するベルリンを舞台に、イギリスMI6の諜報員スコット・フィールディング(ドミニク・クーパー)の活躍を描いた物語だ。ベルリンで活動中のフィールディングはある日、同僚のホールデンに秘密文書を渡す任務中、なぜかホールデンに殺されそうになる。とっさに反撃してホールデンを殺害したフィールディングは、これまたなぜか罪に問われることはなく、真相はうやむやにされた。そして1年後、フィールディングは再びベルリンでの任務を命じられる。実際の撮影はチェコのプラハで行われたそうだが、当時の映像を随所にはさみ、1960年代の雰囲気がよく出ている。

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2023年7月30日 (日)

ベヘロフカ

 チェコはビールの消費量が世界一だそうだ。そんなビール大国チェコだが、ベヘロフカという香草・薬草系リキュールもある。メーカー本社はドイツ・チェコ国境近くの温泉地カルロヴィ・ヴァリにあるが、ここは007映画「カジノ・ロワイヤル」の舞台となった街だ。ただし、設定上はチェコではなく、なぜかモンテネグロとされたが。これもカクテルにしたり、冷凍庫で冷やしてストレートで飲むのもいい。

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2023年7月29日 (土)

イエーガーマイスター

 ドイツの酒といえばビールかワインが真っ先に挙がるだろうが、リキュールではイエーガーマイスターが有名だ。いわゆる香草・薬草系リキュールで、56種類ものハーブ・スパイスが使われているそうだ。イエーガーマイスターという名は、狩猟の守護聖人という意味だそうで、ラベルには狩人が見た牡鹿が描かれている。カクテルはもちろん、ウオツカと同じように、冷凍庫で冷やしてストレートで飲むのもいい。

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2023年7月28日 (金)

花火大会

 新型コロナウイルス感染症の流行により中止されていた花火大会が、続々と再開されている。21日には足立の花火、25日には葛飾納涼花火大会があり、29日は隅田川花火大会が予定されている。子どもの頃、毎年開催される花火大会を楽しみにしていた。この日ばかりは星ではなく、花火を楽しむのもいい。

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2023年7月27日 (木)

地球温暖化とエルニーニョ現象

 気象庁が発表した向こう3ヶ月の天候の見通しによると、地球温暖化やエルニーニョ現象の影響により、全球で大気全体の温度が高いことから、日本列島は暖かい空気に覆われやすく、北日本の気温は平年並か高く、東・西日本と沖縄・奄美の気温は高いということだ。そして、8月は東・西日本と沖縄・奄美で晴れの日が多いものの、9〜10月の天気は数日の周期で変わるということで、天文ファンが期待する晴天の日はあまり多くなさそうだ。降水量も平年並か多いということなので、豪雨災害の危険もありそうだ。

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2023年7月26日 (水)

トニー・ベネット

 アメリカの歌手トニー・ベネットが死去したとの報。フランク・シナトラと双璧をなすジャズ・ポピュラーシンガーであり、代表曲「I Left My Heart in San francisco(想い出のサンフランシスコ)」はあまりにも有名だ。ビル・エヴァンスとも共演していて、アルバムではエヴァンスの代表曲「Waltz for Debby」や「My Foolish Heart」も聴ける。映画「ゴッドファーザー」シリーズには、シナトラがモデルの歌手ジョニー・フォンテーンが出てくるが、マイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)が「台所でトニー・ベネットの曲を」といって席を外すシーンもある。90歳を超えてもステージに立つなど、長く活躍したエンターテイナーだった。

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2023年7月25日 (火)

ハイドリヒを撃て! 「ナチの野獣」暗殺作戦

 旧チェコスロバキは第2次世界大戦直前、ナチス・ドイツによって解体され、チェコ側はベーメン・メーレン保護領とされた。大戦が始まると、ヒトラーはベーメン・メーレン保護領への締め付けを強化、親衛隊の実力者でゲシュタポ長官などを務めたラインハルト・ハイドリヒを送り込む。このハイドリヒを暗殺するため、ロンドンに亡命したチェコスロバキア亡命政府は、イギリスとともに「エンスラポイド作戦」を計画、2人の軍人をパラシュートでチェコスロバキアに潜入させる。「ハイドリヒを撃て! 『ナチの野獣』暗殺作戦」は、この「エンスラポイド作戦」を描いた物語だ。2人はレジスタンスの協力も得て、最終的にはハイドリヒ暗殺に成功するが、その代償もまた大きかった。スロバキア人のヨゼフ・ガプチークを演じたキリアン・マーフィーは、クリストファー・ノーラン監督の映画「オッペンハイマー」にも出演、マンハッタン計画を主導した物理学者ロバート・オッペンハイマーを演じている。

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2023年7月24日 (月)

2023年8月の星空

 梅雨が明け、猛暑の8月がやってくる。月は2日満月、8日下弦、16日新月、24日上弦、31日満月だ。22日は太陰太陽暦の7月7日に当たる日で、伝統的七夕と呼ばれる。13日はペルセウス座流星群が極大となる。13日未明と14日未明が見頃だ。光害のないところでは、1時間当たり30個程度の流星が見られるかもしれない。水星は10日に東方最大離角となるが、日没後の高度が低く観察は難しい。金星は13日に内合となり、明けの明星となるが、しばらくは観察が難しい。火星は太陽に近く、これまた観察は難しい。木星と土星は観望の好機を迎え、特に27日は土星が衝となる。8月は夜半前に天の川が天球を取り巻くように見えるので、都会を離れて田舎に行くなら夜空を見上げてみよう。国立天文台HPより。

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2023年7月23日 (日)

ファウンデーション

 アイザック・アシモフ原作のApple TV+「ファウンデーション」シーズン2が始まった。銀河帝国に暗黒時代が到来することを予見し、銀河文明再興の拠点作りをめざして「ファウンデーション」を設立したハリ・セルダンとその助手ガール・ドーニックを中心とした物語、辺境の惑星ターミナスの番人サルヴァー・ハーディンを中心とした物語、皇帝クレオンを中心とした物語がいよいよ交わり始める。クローンであるにもかかわらずあってはならない遺伝子異常が生じた皇帝一家、ガールによって狂った「ファウンデーション」計画など、シーズン1で不透明感を増したストーリーの続きが展開されていく。クレオン17世となったブラザー・デイは暗殺者に襲われ、九死に一生を得るが、帝国と皇帝を取り巻く状況は悪化の一途をたどっている。一方、ガールとサルヴァーの母娘は、時を超えて対面、そこにハリ・セルダンの「意識」が現れ、「ファウンデーション」計画の真実を知らされる。というわけで、またしばらく重厚な物語が楽しめそうだ。

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2023年7月22日 (土)

カブトムシ

 子どもに大人気のカブトムシは、昔は北海道には生息しなかった。夏になるとペットショップで買ってきて、果物をエサに育てたもんだ。最近は昆虫ゼリーなるものがあり、これがいいようだ。

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2023年7月21日 (金)

ブルース・リー

 ブルース・リー没後50年を迎えたそうだ。ぼくが子どもの頃、「燃えよドラゴン」や「ドラゴン危機一発」が大ヒットし、「アチョー」という怪鳥音やヌンチャクが大人気となった。とはいえ、ぼくは実際に映画館で観たことはなく、5年前くらいにようやく動画配信で観た。昨日、ひかりTVをつけたらたまたま「死亡遊戯」をやっていて、あらためて観たが、やっぱりリーはかっこいいなぁ。

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2023年7月20日 (木)

二十四節気・大暑

 二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ、太陽黄経120度(かに座)に対応するのが大暑(たいしょ)だ。夏の暑さがもっとも極まるころという意味で、しばらく猛暑が続く。そういえば関東甲信の梅雨入りは6月8日頃だったが、梅雨明けはまだ発表されていない。立秋までに梅雨明けしない場合、「梅雨明け特定せず」となる。今年は7月23日が大暑に当たる。

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2023年7月19日 (水)

スター・ウィーク

 8月1〜7日は、スター・ウィーク実行委員会主催、国立天文台など後援の「スター・ウィーク〜星空に親しむ週間〜」だ。全国各地で関連イベントが開催されるということだが、それにかかわらず、たまには星空を見上げてみるといいだろう。ただし、2日が満月なので、天の川を見るのは難しいかも。

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2023年7月18日 (火)

最も暑い6月

 NASAの分析によると、2023年6月は記録上最も暑い6月だったそうだ。この地図は、1951〜1980年の6月の平均気温と、2023年6月の気温を比較したものだ。一部に青い(2023年6月の方が低温)部分があるものの、大部分は赤い(2023年6月の方が高温)。日本周辺を見ると、日本海や北海道から東北の太平洋沿岸がより高温だ。実際、北海道では海水温上昇で漁場も大きく変化している。気候変動のスピードは人間の予想をはるかに超えているのかもしれない。

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2023年7月17日 (月)

タカハシ新型アイピースTPLシリーズ

 タカハシのアイピースはかつて、Abbeシリーズ、LEシリーズ、Erfle、TOEシリーズ、TAKーUWシリーズがラインアップされていたが、TOEシリーズ以外は生産終了となっていた。今回、AbbeシリーズやLEシリーズの後継機として、TPLシリーズがリリースされた。用意されているのは12.5㎜、18㎜、25㎜の3種類で、いずれも2群4枚構成のプローセルタイプだ。古い天文ファンには、アッベとかプローセルという名前よりも、オルソスコピック(Or)といった方がピンとくるだろう。はじめて天体望遠鏡を買うと、ついてくるのはだいたいミッテンゼーハイゲンス(HM)のアイピースで、Orはすごい高級品だったのだ。天体望遠鏡のアイピースの世界は、対物レンズに勝るとも劣らないほど奥が深く、その後はナグラーやイーソスという高性能アイピースが登場した。ぼくは乱視がキツくて眼視はあきらめているので、そういう高級品には縁がないが、一度は大口径望遠鏡+高性能アイピースで眼視を楽しんでみたいもんだ。

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2023年7月16日 (日)

ペルセウス座流星群

 真夏の夜空を飾るペルセウス座流星群は、極大は8月13日頃だが、7月17日頃から出現する。周期133年のスイフト・タットル彗星を母天体とするペルセウス座流星群は、毎年コンスタントに1時間当たり数十個の流星が観測され、肉眼でもおおいに楽しめることから、天文ファンのみならず、夏休み中の子どもたちにもおすすめの天文ショーだ。流星群観察の最大の障害は月明かりだが、今年は下弦を過ぎた細い月なので、そんなに大きな影響はない。流星はペルセウス座にある放射点を中心に出現するので、放射点が高く昇る未明が見頃だ。8月11日夜から14日夜まで、特に夜明け前は、多くの流星を見ることができるだろう。ペルセウス座流星群は明るい流星も多く、火球もときどき出現する。ぼくも昔、かなり明るい火球を見て驚いたことがある。

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2023年7月15日 (土)

みずがめ座δ南流星群

 みずがめ座δ(デルタ)南流星群は、7月12日頃から8月23日頃まで出現する流星群だ。みずがめ座δ北流星群というのもあるが、現在観測されるのはほぼ南群で、極大は7月30日頃、1時間当たりの流星数は3個程度だ。ただ、この時期はペルセウス座流星群も活動していて、普段より多くの流星が見られることがある。今年は8月2日が満月なので、30日夜は大きな月があるが、夜半過ぎの月没から未明が見頃だ。

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2023年7月14日 (金)

スター・ウォーズ:アソーカ

 ディズニープラスのオリジナルドラマ「スター・ウォーズ:アソーカ」は、アナキン・スカイウォーカーの唯一の弟子である元ジェダイ アソーカ・タノの物語だ。「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」に初登場したアソーカは、少女ながらも高い戦闘能力を持ち、クローン戦争においてアナキンとともにめざましい活躍を見せる。しかし、友人の裏切りにあって無実の罪を着せられ、ジェダイ評議会との信頼関係を失ったことから、ジェダイ・オーダーを去り、結果として「オーダー66」から免れることになった。その後、「スター・ウォーズ 反乱者たち」でシスの暗黒卿ダース・ヴェイダーと化したアナキンと再会、マスクの下のアナキンの素顔をみて衝撃を受ける。時は流れ、帝国は崩壊、アソーカは「マンダロリアン」でヨーダの同じ種族のザ・チャイルド グローグーとフォースで心を通じ合わせ、「ボバ・フェット」ではルーク・スカイウォーカーによるグローグーの修行に立ち会う。本作でアソーカは、「スター・ウォーズ 反乱者たち」で活躍したサビーヌ・レンやヘラ・シンドゥーラとともに、ダース・ヴェイダーの冷酷な後継者による闇の脅威に立ち向かう。

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2023年7月13日 (木)

らせん星雲

 Adobe Lightroom Classicのノイズ除去機能を使って画像処理したらせん星雲。みずがめ座にある有名な惑星状星雲だ。ちょっと暗いが、視直径は大きく、標準レンズでも存在がわかる。

2018年9月11日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ60ED+レデューサー0.85×DG、露出180秒

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2023年7月12日 (水)

あれい状星雲

 Adobe Lightroom Classicのノイズ除去機能を使って画像処理したあれい状星雲。こぎつね座というマイナーな星座にあるが、明るく写真写りもいい惑星状星雲だ。双眼鏡でも簡単に見つけられる。

2018年9月11日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ60ED+レデューサー0.85×DG、露出180秒

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2023年7月11日 (火)

わし星雲

 Adobe Lightroom Classicのノイズ除去機能を使って画像処理したへび座のわし星雲。活発な星形成領域として知られている。オメガ星雲とわし星雲は近いので、中望遠レンズで同一視野におさめるのもいい。

2018年9月11日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ60ED+レデューサー0.85×DG、露出180秒

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2023年7月10日 (月)

オメガ星雲

 Adobe Lightroom Classicのノイズ除去機能を使って画像処理したいて座のオメガ星雲。この周辺は夏の天の川の最も濃い部分であり、散光星雲や散開星団、球状星団など見どころが多い。

2014年8月28日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ60ED+レデューサー0.85×DG、露出180秒

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2023年7月 9日 (日)

土星

 NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が、近赤外線で土星を観測した。土星大気中のメタンガスが太陽光をほぼすべてを吸収するため、土星本体は暗く見えているという。まるで太陽と反対方向から土星を見た姿のようだ。土星を初めて訪れた探査機パイオニア11号やボイジャー1・2号が撮影した土星の姿は驚くべきものだったが、JWSTはどのような謎を解き明かしてくれるのだろうか。

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2023年7月 8日 (土)

冷却カメラ

 いよいよ真夏が到来した。天体写真撮影には厳しい季節だ。最も問題なのは、気温が高いとデジタルカメラのノイズがひどくなることだ。まあ北海道で撮影する場合はそんなに気にしなくていいのだが、真夏の本州だとやはり対策が必要だろう。天体写真の分野では、フィルム時代から、カメラを冷却するという手法が使われている。デジタルカメラの場合、CMOSセンサーをペルチェ素子で冷却するのが一般的だ。ペルチェ素子は、最近はウェアラブルクーラーにも使われているが、2種類の金属の接合部に電流を流すと、一方の金属からもう一方の金属に熱が移動するという性質を持つ。最近は天体撮影専用の冷却CMOSが市販されていて、気軽に扱えるようになっている。

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2023年7月 7日 (金)

オッペンハイマー

 アメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた映画「オッペンハイマー」がアメリカで公開される。オッペンハイマーは量子力学や中性子星の研究で成果を挙げたが、それよりもマンハッタン計画を主導したことで有名だ。第2次世界大戦中、ナチスドイツの原爆開発に対抗して、アメリカ政府は物理学者・技術者を総動員、ニューメキシコ州ロスアラモスを拠点に原爆開発計画をスタートさせる。オッペンハイマーは、そのリーダーとして、ニールス・ボーア、エンリコ・フェルミ、ハンス・ベーテ、リチャード・ファインマンらそうそうたる顔ぶれの物理学者たちを指揮する。この間の様子はファインマンも著書で語っているが、マンハッタン計画はその後、トリニティ実験を経て、「リトルボーイ」が広島に、「ファットマン」が長崎に投下されるという不幸な結果を招いた。オッペンハイマーはその後、マンハッタン計画に関わったことを深く後悔、核兵器反対運動を行ったこともあり、マッカーシーによる赤狩りにあうなど不遇の晩年を過ごした。本作はクリストファー・ノーランが監督、「バットマン ビギンズ」で猟奇的な悪役スケアクロウを演じたキリアン・マーフィーが、オッペンハイマー役を演じる。マット・デイモンやロバート・ダウニー・Jr.、さらにはゲイリー・オールドマンらも出演するそうで、これは楽しみだ。

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2023年7月 6日 (木)

ACUTER OPTICS トラバース

 ACUTER OPTICSからトラバースという自動導入経緯台がリリースされた。Sky Watcher AZ-GTiと同じようにスマートフォンやタブレットで操作する経緯台だが、AZ-GTiより小型軽量だ。AZ-GTiも十分小型軽量だが、トラバースは気軽に旅先に持っていくこともできるかもしれない。

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2023年7月 5日 (水)

ナイト・マネジャー

 イギリスの作家ジョン・ル・カレ原作のドラマ「ナイト・マネジャー」は、イギリス情報部のスパイとなったホテルのナイト・マネジャーが、「世界一の悪党」と呼ばれる武器ディーラーのもとに潜入する物語だ。エジプト革命のさなか、カイロのホテルでナイト・マネジャーを務めていたジョナサン・パイン(トム・ヒドルストン)は、地元の有力者の愛人ソフィーから得た武器取引情報をイギリス情報部に通報する。この武器取引は、悪名高き武器ディーラー リチャード・ローパー(ヒュー・ローリー)による違法な闇取引だった。しかし、パインの通報はなぜかすぐに発覚、ソフィーは無残にも殺される。そして4年後、スイスのホテルでナイト・マネジャーを務めるパインのもとに、ローパーがやってくる。再びイギリス情報部に通報し、スパイになるよう勧誘を受けたパインは、名前を変え、わざと事件を起こして別人になりすます。2016年にシーズン1が放送され、シーズン2が制作中ということだ。

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2023年7月 4日 (火)

二十四節気・小暑

 二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ、太陽黄経105度(ふたご座)に対応するのが小暑(しょうしょ)だ。暑気に入り梅雨のあけるころという意味で、いよいよ真夏が到来する。北海道人にとって、東京の四季は「春・夏・秋・冬」ではなく、「春・夏・真夏・秋」という感じだ。今年は7月7日が小暑に当たる。

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2023年7月 3日 (月)

ユークリッド

 幾何学の父エウクレイデス(ユークリッド)の名を冠した欧州宇宙機関(ESA)の宇宙望遠鏡ユークリッドが、スペースXファルコン9で打ち上げられた。ユークリッドは口径1.2mのコルシュ式という反射望遠鏡で、可視光と近赤外線で宇宙の加速膨張を観測する。138億年前の誕生以来、宇宙は膨張を続けているが、観測によってその膨張が加速していることが明らかになった。しかし、宇宙には物質があるので、その重力によって膨張は減速するはず。この矛盾を説明するものとして、斥力を及ぼすダークエネルギーというものが考えられた。ユークリッドはこれから1ヶ月かけて、太陽と地球のラグランジュ点L2付近に到達し、多数の銀河を観測する。

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2023年7月 2日 (日)

サイロ

 アメリカの作家ヒュー・ハウイー原作のドラマApple TV+「サイロ」シーズン1最終話が配信された。恋人ウィルキンスの死の真相を追い求めた保安官のジュリエット・ニコルズ(レベッカ・ファーガソン)は、隠されてきたサイロの「秘密」を知ってしまい、すべての事件の黒幕であった市長代理によって追われる身となってしまう。そして、必死に逃走するもついに囚われの身となったニコルズは、口封じのため、「清掃」に出されてしまう。サイロの外には緑豊かな美しい世界が広がっているという「秘密」を知ったニコルズは、ついに外の世界を見ることになるが、美しい景色は偽装で、そこにあるのは荒廃した世界だった。新たな謎を呼んだ「サイロ」シリーズ、シーズン2が待ち遠しい。

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2023年7月 1日 (土)

スター・ウォーズ/新たなる希望 シネマ・コンサート

 1977年公開の映画「スター・ウォーズ/新たなる希望」のシネマ・コンサートが、今秋開催される。このシネマ・コンサートは、映画のセリフや効果音はそのままに、映画全編上映に合わせて音楽パートをフル・オーケストラが生演奏するというもので、2017年からたびたび全国ツアーが行われている。何十回も観ている作品だが、大きなスクリーンで観るのは大迫力だし、しかも生演奏ということで、これは実に楽しみだ。

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