SPY CITY〜ベルリン1961〜
第2次世界大戦後、ドイツの首都ベルリンはアメリカ、イギリス、フランス、ソ連の4ヶ国によって分割統治された。1949年には東西ドイツが成立、東ドイツは東側陣営に、西ドイツは西側陣営に加わることとなる。その後も東西ベルリン間は自由に往来することが可能だったが、東西冷戦が激化し、東側から西側に脱出する市民が続出したことから、1961年に東ドイツはベルリンの壁を建設、西ベルリンを完全に封鎖してしまう。ドラマ「SPY CITY〜ベルリン1961〜」は、ベルリンの壁が建設される直前、各国のスパイ機関が暗躍するベルリンを舞台に、イギリスMI6の諜報員スコット・フィールディング(ドミニク・クーパー)の活躍を描いた物語だ。ベルリンで活動中のフィールディングはある日、同僚のホールデンに秘密文書を渡す任務中、なぜかホールデンに殺されそうになる。とっさに反撃してホールデンを殺害したフィールディングは、これまたなぜか罪に問われることはなく、真相はうやむやにされた。そして1年後、フィールディングは再びベルリンでの任務を命じられる。実際の撮影はチェコのプラハで行われたそうだが、当時の映像を随所にはさみ、1960年代の雰囲気がよく出ている。