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2023年5月

2023年5月31日 (水)

DxO PureRAW

 AI技術でノイズを除去するDxO PureRAWを試してみた。クオリティの高い天体写真撮影には、同じ構図で何枚も撮影してコンポジットするのが効果的だが、年に数回しか撮影する機会のないぼくは、できるだけたくさんの天体を撮影するため、1枚撮りとすることが多かった。PureRAWは、ぼくみたいな撮影スタイルの天体写真ファンには、救世主となる可能性がある。体験デモ版を使って昔撮影したアンドロメダ銀河を処理してみたら、なるほど効果はてきめんという感じだ。ただ、PureRAWで処理した画像はDNGかJPG、またはTIFFで出力することになるので、キヤノンDPPでRAWファイルを処理したときとは違うやり方で画像処理しなければならない。

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2023年5月30日 (火)

二十四節気・芒種

 二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ、太陽黄経75度(おうし座)に対応するのが芒種(ぼうしゅ)だ。稲などの芒(のぎ)のある穀物を植えるという意味で、昔の田植えはこの頃だったという。梅雨入りもこの時期で、天文ファンにとっては憂鬱な季節だ。今年は6月6日が芒種に当たる。

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2023年5月29日 (月)

Star Adventurer GTi⑤

 Sky-Watcherの自動導入赤道儀Star Adventurer GTi用のアリミゾDS45-SAGTiがK-ASTECから発売された。アリミゾ側のネジ1本でアリガタを固定するのはいまいち不安で、面固定できる本製品は安心だ。フラット面には小型ガイド鏡やPoleMasterを装着できるという。

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2023年5月28日 (日)

湯島天神例大祭

 文京区の湯島天神(天満宮)は、雄略天皇時代の458年創建と伝えられる歴史ある神社だ。南北朝時代の1355年に菅原道真が合祀され、以来、学問の神様として崇敬されている。道真は藤原氏の讒言(ざんげん)により太宰府に左遷され、死後怨霊と化したとされるが、平将門とも関係が深い。将門記には、道真の霊が将門に「新皇」の位を授ける場面が登場する。将門をまつる神田明神と道真をまつる湯島天神がすぐ近くにあるのも、因縁なのだろうか。その湯島天神では、神田明神の神田祭にちょっと遅れて、毎年5月25日に例大祭が開催される。神田明神より規模は小さいが、神輿が行き交い、にぎやかだ。

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2023年5月27日 (土)

ベルファスト

 ケネス・ブラナー監督の映画「ベルファスト」は、北アイルランド ベルファスト出身のブラナー自身の幼少期を投影した自伝的作品だ。イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドという4つの国からなるイギリスは、かつて北アイルランド問題という地域紛争を抱えていた。本作は、その北アイルランド問題が激化する1969年のベルファストが舞台だ。9歳のバディは、裕福な家庭ではないが、家族と友だちに囲まれ、のびのびとした毎日を送っていた。バディの父は税金を払えず、ロンドンに出稼ぎに行くようになり、1〜2週間に1度ベルファストに帰る生活。母はちょっと気が強いが、そんな家庭を愛情深く支える。祖父母は近所に住んでいて、毎日放課後に寄るバディの話し相手だ。しかし、ある日、プロテスタントの暴徒が、カトリック住民を襲撃するという事件が発生する。その日を境に、誰もが仲よく暮らしていた街が分断され、暴力が支配し始める。プロテスタントの強硬派から参加を求められるバディの父は、家族を守るため、安全なロンドンに移住することを考えるが、バディや母は、生まれ故郷を離れることに反対する。007シリーズでMを演じたジュディ・デンチが、バディの祖母を演じている。

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2023年5月26日 (金)

2023年6月の星空

 21日は夏至、1年で最も昼が長く(夜が短く)なる日だ。北海道では天文薄明が終わるのが21:30頃、翌朝天文薄明が始まるのが1:30頃で、完全に真っ暗なのは4時間ほどしかない。本州では梅雨入りの時期でもあり、天体写真ファンにとっては思うように活動できない時期だ。月は4日満月、11日下弦、18日新月、26日上弦だ。水星は5月29日に西方最大離角となったが、太陽に近く観察は難しい。金星は4日に東方最大離角となり、これからさらに光度を増す。火星は金星の近くにあるが、2等級近くまで暗くなっていくので、目立たなくなっていく。木星と土星は明け方の東の空にあり、これから観察しやすくなっていく。国立天文台HPより。

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2023年5月25日 (木)

ホンダF1復帰

 2021年シーズンをもってF1参戦を終了するとしていたホンダが、2026年に復帰すると発表した。現実には2022年以降も、ホンダのパワー・ユニット(PU)は使われているが、ホンダ本社が完全復帰するということだ。背景には、F1のレギュレーション変更と、ホンダ最大の市場 アメリカでのF1人気の高まりがあるという。新レギュレーションでは、100%カーボンニュートラル燃料の使用が義務づけられるとともに、最高出力の50%がエンジン、50%が電動モーターというシステムになる。これがホンダのめざす方向と合致するということだ。PU供給先は、レッドブル・レーシングではなく、2021年に復活したアストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ・ワン・チーム。アストンマーティンはボンドカーとして有名だが、1959〜1960年にF1に参戦したことがあり、ル・マン24時間レースでの優勝経験もある。レッドブルカラーから、伝統のブリティッシュ・グリーンに装いを変えるホンダF1エンジン。どのような活躍を見せてくれるのだろうか。

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2023年5月24日 (水)

金星が東方最大離角

 金星が6月4日、東方最大離角となる。地球より内側の軌道を回る水星と金星は、太陽から一定の角度以上は離れないが、金星はけっこう長期間、宵の明星や明けの明星として見ることができる。光度もマイナス4等級と非常に明るいので、視力のいい人は昼間でも見えるという。ぼくは目が悪いので、見たことはないが、双眼鏡か望遠鏡ならラクラク見える。今日ならば三日月を目印に探せばいい。ぼくもキヤノン10×42 L IS WPですぐ見つけることができた。

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2023年5月23日 (火)

水星が西方最大離角

 水星の公転周期は88日なので、動きが速い。4月12日に東方最大離角になったかと思えば、5月29日にはもう西方最大離角となる。最大離角となっても、もともと太陽に近く観察は難しいが、今回の西方最大離角では、日の出前の高度が4度しかない。水星の軌道を詳しく観測した19世紀の天文学者は、近日点が移動することを発見した。これは古典力学では完全に説明できなかったことから、水星の内側に未知の惑星があると考え、「バルカン」と名付けた。20世紀に入り、アインシュタインが一般相対性理論を打ち立てると、これによって近日点移動が完全に説明できるようになり、「バルカン」は実現しないという結論になった。しかし、21世紀になったいまも、水星やその内側は未知の領域だ。水星に探査機を飛ばすことは難しく、マリナー10号とメッセンジャーの2つしか接近したことがない。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と欧州宇宙機関(ESA)の共同プロジェクト「ベピコロンボ」は、水星の謎に挑む野心的なプロジェクトだ。2025年には、探査機「みお」が水星周回軌道に到達する予定だ。

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2023年5月22日 (月)

ホンダEM1 e:

 ホンダの一般向け電動バイクEM1 e:が発表された。交換式バッテリーを使い、一度の充電で53㎞走れるという。最高出力は1.7kW(2.3PS)で、スーパーカブの2.7kW(3.7PS)よりちょっと小さいというレベルだ。バッテリーは電動アシスト自転車のバッテリーをもっと大きくした感じで、重量は10㎏もある。バイクの延長線というよりも、電動アシスト自転車の延長線上にある製品という気もするが、実際に乗ってみるとどんな感じなんだろうか。電動バイクは発進時から最大トルクを発生し、スーパーカブの8.8N・mに対してEM1 e:は90N・mというケタ違いの最大トルクを出すことから、かなり違う乗り味なのかな。

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2023年5月21日 (日)

月が金星、火星に接近

 20日に新月となった月が、毎日少しずつ太りながら、日没後の西の空に輝いている金星と火星のすぐそばを通り過ぎていく。金星は太陽から離れる方向に動いているが、6月4日に東方最大離角となり、7月7日に最大光度に達する。火星は太陽に近づいてゆき、まもなく観測シーズンを終える。6月21日の夏至に向けて昼の時間が長くなっていくが、宵の明星 金星の堂々たる輝きは、夕焼けの中でも目立つだろう。

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2023年5月20日 (土)

次期主力望遠鏡⑩

 タカハシFS-60CBに代わる主力望遠鏡を探しているところ、Founder Opticsという台湾メーカーの存在を知った。半世紀以上も光学製品を製造しているらしく、日本でも同社の製品を使っている天文ファンがいるようだ。天文ショップでは、FOT86とFOT106という2つの製品が販売されている。いずれも3枚玉EDアポクロマートのフォトビジュアル鏡筒で、FOT86はf6.5、FOT106はf6だ。実力のほどはよくわからないが、写真で見る限り高品質そうで、選択肢がまた一つ増えたという感じだ。

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2023年5月19日 (金)

キヤノン10×42 L IS WP

 キヤノンの手ブレ補正機構搭載双眼鏡10×42 L IS WPは、天文ファンに人気の双眼鏡だ。双眼鏡は手持ちで気軽に星空をながめられるのが長所だが、どうしても手ブレが避けられない。手ブレがイヤなら三脚に固定するという方法もあるが、それもなかなかめんどくさい。手ブレ補正機構搭載、いわゆる防振双眼鏡は、手ブレ補正ボタンを押すと、すっと視野が安定するというものだ。最近、天文ファンの注目を集める賞月観星の望月さんは、双眼鏡愛好家は光学派と実用派の2つに分かれるとしているが、ぼくは近視&乱視&老眼の3拍子そろっているので、光学派にはなりたくてもなれない。というわけで、ニコンWXよりも、キヤノン手ブレ補正機構搭載双眼鏡の方に興味をひかれる(こっちの方が安いし)。ASIAIR PROを使うようになってから、もしかしたら星空よりもiPadの画面を見ている時間の方が長くなってしまったが、これもなんか本末転倒だ。双眼鏡でゆっくり星空を流す楽しみを、この双眼鏡が思い出させてくれるんじゃないだろうか。

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2023年5月18日 (木)

水素エンジンバイク

 ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキのバイクメーカー4社が、小型モビリティ向け水素エンジンの基礎研究に協調して取り組むことになった。これまでバイク市場でしのぎを削ってきた4大メーカーが協力するということは、バイク用水素エンジンの開発がいかに難しいかということなんだろう。水素エンジンはCO2を排出しないというメリットがある一方、水素をどうやって車体に搭載するかという問題がある。また、燃焼が不安定になりやすいともいわれる。ともあれ、日本の4大メーカーが協力するのだから、将来的には電動バイクに加えて水素エンジンバイクも登場することになるんじゃないだろうか。

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2023年5月17日 (水)

二十四節気・小満

 二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ、太陽黄経60度(おうし座)に対応するのが小満(しょうまん)だ。すべてのものがしだいにのびて天地に満ち始めるという意味で、梅雨入り前の気持ちのいい時期だ。しかし、この時期を過ぎると、梅雨や猛暑という不快な季節がやってくる。近年はすっきり晴れる日も少なく、天文ファンには憂鬱な季節となってしまっている。今年は5月21日が小満に当たる。

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2023年5月16日 (火)

天体写真撮影とクマ

 北海道の天文ファンにとって、最大の脅威はクマだ。光害を避けて人里離れた場所を求める天文ファンとクマは、活動する時間帯やエリアが重なる。クマが冬眠する真冬を除き、クマ対策にはかなり気を遣わなければならない。まずは、よくいわれるように、普通のクマは人間を避けていくので、人間がいるぞとアピールするため、ラジオや音楽を大音量で流す。機材はクルマのすぐそばに展開し、いつでも車中に逃げ込めるようにする。幸い、ぼくはクマと遭遇したことはないが、林の方からガサガサという音がすると、やっぱり緊張する。鹿やキツネ、野犬もちょくちょく寄ってくるが、夜中だからこれもけっこうこわい。最近は光害カットフィルターのおかげで、あまり山奥に入らなくてもすむようになった。光害だけでなく、クマの心配もカットしてくれる、ありがたいフィルターだ。ただ、眼視では、やっぱり山奥にはかなわない。クマでも壊せない程度に頑丈な個人天文台を山奥につくり、安心して写真撮影を楽しめるようにしたいもんだ。

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2023年5月15日 (月)

サイロ

 アメリカの作家ヒュー・ハウイー原作のドラマApple TV+「サイロ」の配信が始まった。世界が終末を迎え、人類が地下144階建てのサイロで暮らす中、保安官ホルストン・ベッカーの妻アリソンが、禁断の行為を犯す。それは、「外に出たい」と発言することだった。アリソンは、人類がなぜこのような生活を強いられているか、サイロの外にどのような世界が広がっているかなどについて、日々疑問を抱いていた。そんなある日、140年以上前のハードディスクを発見したジョージ・ウィルキンスとともに、違法行為である過去の遺物についての調査を行った。そして、外の世界の真実を知ったアリソンは、「清掃」に出される(追放)のを承知で、定めに背く。しばらくして、保安官としてアリソンを「清掃」に出さざるを得なかったホルストンもまた、アリソンの後を追って「外に出たい」と発言、「清掃」に出される。その際、ホルストンは、空席となる保安官の後継者として、ウィルキンスの恋人であるジュリエット・ニコルズ(レベッカ・ファーガソン)を指名する。というわけで、いかにもディストピア的な雰囲気で、謎めいた物語が展開されていく。

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2023年5月14日 (日)

神田神社三の宮鳳輦

 神田祭の神幸祭で巡行した鳳輦(ほうれん)・神輿(みこし)は、神田明神境内裏手の鳳輦神輿奉安庫におさめられるが、翌日は一般に公開されている。三の宮すなわち平将門の鳳輦は、江戸時代の神輿をもとに、1987年に新調されたものだという。

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2023年5月13日 (土)

近赤外線による春の銀河⑨

 今回の撮像に際しては、バイアスフレーム、ダークフレーム、フラットフレームをちゃんと撮像した。この画像は、上がダーク、下がフラットだ。フラットは、レンズの前にトレーシングペーパーをかぶせ、ライトフレームと同じ露出時間で、できるだけ月から離れた夜空を4枚撮像した。フラット補正後の画像を見る限り、自然な感じになったと思う。

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2023年5月12日 (金)

神田祭

 神田明神(神社)の祭礼で江戸三大祭りの一つ 神田祭が始まった。神田明神は平将門らをまつる神社で、江戸時代には江戸総鎮守として崇敬された。神田祭は2年に1度開催されるが、2年前は中止となったため、4年ぶりの開催となる。将門ファンであり、日本橋勤務時代に会社の半纏を着て神輿を担いだことのあるぼくとしては、久しぶりの神田祭は楽しみなところだが、ものすごい人出になるんだろうな。祭りの日程は、13日が神幸祭で神田、日本橋、大手・丸の内、秋葉原巡行、14日が神輿宮入だ。

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2023年5月11日 (木)

近赤外線による春の銀河⑧

 サイトロンIR640 PRO Ⅱフィルターを使い、近赤外線で春の天体を撮像してみた。5月7日にアップしたりょうけん座の球状星団M3だが、こちらはPixInsightではなく、ステライメージLiteでお手軽画像処理した。あまり強調せず、自然な感じにした。

2023年5月2日撮像 タカハシFSー60CB+FC/FSマルチフラットナー1.04×+ZWO ASI294MC+ASIAIR PRO+サイトロンIR640 PRO Ⅱフィルター、露出120秒を4枚コンポジット

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2023年5月10日 (水)

近赤外線による春の銀河⑦

 サイトロンIR640 PRO Ⅱフィルターを使い、近赤外線で春の天体を撮像してみた。5月6日にアップしたりょうけん座の渦巻銀河M51だが、こちらはPixInsightではなく、ステライメージLiteでお手軽画像処理した。あまり強調せず、自然な感じにした。

2023年5月2日撮像 タカハシFSー60CB+FC/FSマルチフラットナー1.04×+ZWO ASI294MC+ASIAIR PRO+サイトロンIR640 PRO Ⅱフィルター、露出180秒を4枚コンポジット

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2023年5月 9日 (火)

近赤外線による春の銀河⑥

 サイトロンIR640 PRO Ⅱフィルターを使い、近赤外線で春の天体を撮像してみた。5月5日にアップしたおおぐま座の渦巻銀河M101だが、こちらはPixInsightではなく、ステライメージLiteでお手軽画像処理した。あまり強調せず、自然な感じにした。

2023年5月2日撮像 タカハシFSー60CB+FC/FSマルチフラットナー1.04×+ZWO ASI294MC+ASIAIR PRO+サイトロンIR640 PRO Ⅱフィルター、露出180秒を4枚コンポジット

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2023年5月 8日 (月)

近赤外線による春の銀河⑤

 サイトロンIR640 PRO Ⅱフィルターを使い、近赤外線で春の天体を撮像してみた。5月4日にアップしたおおぐま座のM81&M82(ボーデの銀河)だが、こちらはPixInsightではなく、ステライメージLiteでお手軽画像処理した。満月近くの月明かりがある中で、これくらい写れば、それなりに楽しめそうだ。

2023年5月2日撮像 タカハシFSー60CB+FC/FSマルチフラットナー1.04×+ZWO ASI294MC+ASIAIR PRO+サイトロンIR640 PRO Ⅱフィルター、露出180秒を4枚コンポジット

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2023年5月 7日 (日)

近赤外線による春の銀河④

 サイトロンIR640 PRO Ⅱフィルターを使い、近赤外線で春の銀河を撮像してみた。りょうけん座は目立たない星座だが、銀河ファンには見逃せない星座だ。しかし、見ものは銀河だけではない。M3という立派な球状星団があるのだ。近赤外線で球状星団を撮像するとどんな感じになるか、ちょっと試してみた。

2023年5月2日撮像 タカハシFSー60CB+FC/FSマルチフラットナー1.04×+ZWO ASI294MC+ASIAIR PRO+サイトロンIR640 PRO Ⅱフィルター、露出120秒を4枚コンポジット

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2023年5月 6日 (土)

近赤外線による春の銀河③

 サイトロンIR640 PRO Ⅱフィルターを使い、近赤外線で春の銀河を撮像してみた。りょうけん座は目立たない星座だが、銀河ファンには見逃せない星座だ。渦巻銀河M51は、すぐそばに伴銀河NGC5195をしたがえ、子持ち銀河とも呼ばれる。

2023年5月2日撮像 タカハシFSー60CB+FC/FSマルチフラットナー1.04×+ZWO ASI294MC+ASIAIR PRO+サイトロンIR640 PRO Ⅱフィルター、露出180秒を4枚コンポジット

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2023年5月 5日 (金)

近赤外線による春の銀河②

 サイトロンIR640 PRO Ⅱフィルターを使い、近赤外線で春の銀河を撮像してみた。おおぐま座の渦巻銀河M101は、回転花火銀河とも呼ばれる。今回はバイアスフレーム、ダークフレーム、フラットフレームをちゃんと撮像し、PixInsightで画像処理した(実際はほとんど何もしてないが)。フラットは、ライトフレームと同じ露出時間で夜空を撮像した。

2023年5月2日撮像 タカハシFSー60CB+FC/FSマルチフラットナー1.04×+ZWO ASI294MC+ASIAIR PRO+サイトロンIR640 PRO Ⅱフィルター、露出180秒を4枚コンポジット

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2023年5月 4日 (木)

近赤外線による春の銀河①

 サイトロンIR640 PRO Ⅱフィルターを使い、近赤外線で春の銀河を撮像してみた。久しぶりの機材なので、事前に動作チェックしたら、異常なさそう。しかし、実際に撮影地に行ったら、ガイドカメラが動作不良で、オートガイドが使えず。極軸合わせをしっかりやって、オートガイドなしでやるはめに。満月近いので月明かりがすごいが、とにかく撮像。まずはボーデの銀河と呼ばれるおおぐま座のM81&M82。画像処理はこれから研究するとして、とりあえずモノクロにした。

2023年5月2日撮像 タカハシFSー60CB+FC/FSマルチフラットナー1.04×+ZWO ASI294MC+ASIAIR PRO+サイトロンIR640 PRO Ⅱフィルター、露出180秒を4枚コンポジット

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2023年5月 3日 (水)

日高山脈

 昨日は好天に恵まれ、日高山脈がよく見えた。日高側から見ると、主稜線の手前にはたくさんの山があり、日高山脈がよく見える場所はそう多くはない。新ひだか町にある日高山脈の主な山は、カムイエクウチカウシ山(1979m)、1839峰(1842m)、ペテガリ岳(1736m)などだ。

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2023年5月 2日 (火)

夏の天の川ちょこっと

 今年のGWは満月期にぶつかっているので、星野写真の撮影には適していない。それでも、この日は月が沈んで天文薄明が始まるまでの間、ちょこっとだけ時間があるので、撮影に向かった。夕方から降り出した雨も、ちょうどその頃やんで晴れる予報。しかし、結局すっきりは晴れず、ほんのちょこっとだけ夏の天の川が顔を出しただけだった。

2023年5月2日撮影 キャノンEOS6D(IR改造)+EF50㎜、露出38秒

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2023年5月 1日 (月)

東京電力福島第一原子力発電所

 東日本大震災から12年、東京電力福島第一原子力発電所廃炉までの道のりはまだまだ遠いようだ。羽田空港から新千歳空港行きの飛行機に乗ると、太平洋側の海岸線が見える。おそらく真ん中よりちょっと右側に見えるのが福島第一原発だ。

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