ガンマ線バースト
昨年10月、NASAによってや座で観測されたガンマ線バーストGRB 221009Aは、人類の文明が始まって以来、最も大規模なものだったという。ガンマ線というのは、X線よりもさらに高エネルギーの電磁波のことで、超大質量星が極超新星爆発を起こす際、大量のガンマ線が放出されると考えられている。GRB 221009Aは19億光年ものかなたにあり、地球には被害が及んでないが、もしガンマ線バーストが近距離で発生すれば、大量絶滅を引き起こす可能性もあるという。実際、4.5億年前のオルドビス紀末の大量絶滅は、ガンマ線バーストによってオゾン層が破壊され、太陽の紫外線が直接地上に降り注いだことが原因だという説もあるそうだ。まあとにかく、宇宙には危険がいっぱいだ。もちろん、こんなことはしょっちゅう起こるわけではないが。

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