ブレイム・ゲーム
昨年暮れ、ドイツ連邦情報局(BND)の職員が、ロシアの情報機関に国家機密を流した疑いで逮捕された。BNDは、第2次世界大戦中に対ソ連諜報活動を行っていたゲーレン機関をもとに創設された情報機関で、あまり映画には登場しないが、外国人記者の電話を盗聴していることが明らかになるなど、活発に活動しているようだ。映画「ブレイム・ゲーム」は、そのBNDを舞台にした物語だ。BNDの中東専門諜報員マーティン・ベーレンス(ロナルト・ツェアフェルト)は、アメリカが追うテロリストの潜伏先の情報を入手、米軍はテロリストを無人機攻撃で殺害する。数日後、ベルリンで無差別テロが発生、ベーレンスの恋人でジャーナリストのオーリス・ケラーも巻き添えとなる。事件の責任を問われたベーレンスは、真相解明に乗り出すが、これが自分を陥れる罠であり、BND上層部による巨大な陰謀が隠されていたことに気づく。本作が制作された2019年、ベルリンにBNDの巨大新庁舎が完成、本部もベルリンに移転した。
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