ウォルフ・ライエ星 WR 124
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が、大質量星が超新星爆発を起こす直前、大量のガスやダストを放出している姿をとらえた。ウォルフ・ライエ星 WR 124と呼ばれるこの星は、太陽の30倍の質量を持つ大質量星で、このような大質量星の宿命として、あっという間に寿命を終えてしまう。WR 124はすでに、太陽10個分の質量を放出しているということで、これが星雲として輝いている。もちろん、「直前」とか「あっという間に」とかは宇宙スケールでの形容詞なので、超新星爆発がいつになるかはわからないが、実際にそれが起これば、夏の大三角の中に明るい星が出現するかもしれない。

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