火星が地球に最接近
日没後の東空で火星が目立つようになった。火星は2年2ヶ月毎に地球に接近するが、今回は12月1日に地球に最接近する。火星の楕円軌道は離心率がちょっと大きめなので、最接近時の地球との距離も大きく変わる。前回の最接近時は6207万㎞だったが、今回は8145万㎞だ。日没後の夜空の中では、木星に次いで明るいが、視直径が小さいので、小口径望遠鏡では物足りないと感じるかもしれない。火星の赤い色は大昔から人目を引いていたようで、さそり座の1等星アンタレスは、「火星に対抗するもの」という意味で名付けられたといわれる。今回は、おうし座の1等星アルデバランや、オリオン座の1等星ベテルギウスとの対比がおもしろいだろう。

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