クィーン
2012年ロンドンオリンピックでのエリザベス女王の登場シーンは、007ファンのみならず、多くの人々にとって長く記憶に残るものだろう。女王は今年、くまのパディントンとも共演していて、そこでも堂々の主演スターぶりを発揮している。ヘレン・ミレン主演の映画「クィーン」は、そんなエリザベス女王の、悩める姿を描いた物語だ。1997年、ダイアナ元皇太子妃がパリで死去、その後の王室の対応を、多くのイギリス国民は冷淡だと受け止める。王室の伝統を重んじる女王(ミレン)は静養中のバルモラル城から動かず、コメントも発表しなかった。そんな中、誕生したばかりの若き首相トニー・ブレア(マイケル・シーン)は、女王の難しい立場に理解を示しつつ、事態収拾のため動く。というわけで、かたくなだった女王の姿勢も次第に変わり、ぎこちなかった2人の関係も打ち解けたものになっていく。女王は9月8日、本作の舞台ともなったバルモラル城において、約1世紀にわたる生涯を終えた。
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