テヘラン
1979年に起きたイスラム革命により、イランの親米政権は倒され、アメリカとは敵対関係となった。そして、親米国であるイスラエルとの関係も悪化、以来さまざまな暗闘が続いている。最近でも、イラン軍の研究施設に勤めている科学者2人が毒殺されるという事件が発生、イランはイスラエルによる犯行だと非難するなど、両国間の紛争は後を絶たない。スパイ映画やゴルゴ13ファンにはおなじみだろうが、イスラエルにはモサド(イスラエル諜報特務庁)という情報機関があり、CIAやMI6、旧KGBをときには上回る存在感を見せる。イスラエルのドラマ「テヘラン」は、イランの原子炉を爆破すべく、イスラエルの諜報員タマル・ラビニアン(ニヴ・スルタン)がテヘランに潜入する物語だ。凄腕のハッカー タマルは、搭乗した航空機をテヘランに緊急着陸させる作戦により、別人になりすましてテヘランに潜入する。一方、緊急着陸の際のちょっとしたトラブルから、イラン革命防衛隊のファラズ・カマリ(ショーン・トーブ)はイスラエル工作員の入国を察知、タマルの追跡を開始する。イスラエル制作のドラマは初めて観るような気がするが、新鮮味があり、現実に起きている事件を下敷きにしたような緊迫感もある。なお、ロケ地はアテネだそうだ。

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