窓際のスパイ
イギリスの作家ミック・ヘロン原作のドラマ「窓際のスパイ」は、MI5の落ちこぼれの掃きだめ「スラウハウス」の活躍を描いた物語だ。訓練中に致命的な失態を演じたエージェント リヴァー・カートライト(ジャック・ロウデン)は、失敗者の烙印を押され、スラウハウスに左遷される。スラウハウスのボス ジャクソン・ラム(ゲイリー・オールドマン)は見るからにやる気のなさそうな不潔なオヤジだが、その実大きな秘密を抱えている。カートライトはラムから、極右ジャーナリスト ホブデンの監視を命じられるが、そんな中、パキスタン系イギリス人学生ハッサンが極右グループに誘拐され、翌日の日の出とともに斬首すると予告する動画がネットに流れる。というわけで、重大事件とは縁遠そうなスラウハウスのメンバーも、急展開する事件に巻き込まれていく。オールドマン演じるラムはジェームズ・ボンドとはまったく正反対で、「裏切りのサーカス」のジョージ・スマイリーとも違うキャラクターだが、相変わらずの演技力だ。007「トゥモロー・ネバー・ダイ」で悪役を演じたジョナサン・プライスと、「ミッション:インポッシブル」でIMFメンバーを演じたクリスティン・スコット・トーマスも出演している。

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