わが名はキケロ ナチス最悪のスパイ
第2次世界大戦中のトルコで、ナチスドイツから「キケロ」と呼ばれるスパイがいたという。映画「わが名はキケロ ナチス最悪のスパイ」は、キケロことイリアス・バズナの人生を描いた物語だ。幼い頃、コソボで家族を惨殺されたアルバニア人のバズナ(エルダル・ベシクチオール)は、各国の外交官の執事として働きながら、機密情報を盗み出していた。やがて、イギリス大使の執事に収まったバズナは、イギリスの機密情報を盗み、ドイツに売り始める。中立を保ち続けたトルコがドイツ側につくのか、イギリス側につくのかをめぐり揺れている中、バズナはドイツ大使館職員モイズイッシュの秘書コルネリア・カップ(ブルジュ・ビリジク)と交際するようになるが、カップの弱みを握ったモイズイッシュが関係を迫るなど、人間関係もおかしくなっていく。現実には、バズナのスパイ行為はイギリス側も把握していたそうで、これを承知の上で欺瞞作戦に利用したという。

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