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夏至を過ぎて昼の長さは短くなっていくが、暑さはこれからが本番だ。梅雨も早々と明けてしまった。月は7日上弦、14日満月、20日下弦、29日新月だ。30日頃にはみずがめ座δ(デルタ)南流星群が極大となる。極大時1時間当たりの流星数は3個程度だが、出現期間は12日〜8月23日と長い。21〜22日には火星食が見られる。北海道や東北では潜入と出現を見ることができるが、関東より西では出現のみ、九州ではどちらも見ることができない。明け方の空に地球以外の全惑星が勢ぞろいしているが、動きの速い水星は17日に外合となり、日没後の西の空に移る。国立天文台HPより。
映画「スター・ウォーズ」エピソード3の10年後を描くディズニープラスのオリジナルドラマ「オビ=ワン・ケノービ」の最終話が配信された。エピソード3とエピソード4の間の長い空白を埋める物語が展開され、余韻を残しての終了となったように思う。弟子であるアナキン・スカイウォーカーがダークサイドに墜ちたことで、自責の念から世捨て人のようになっていたケノービだが、レイアやルークを守るという責任感をあらためて自覚し、ジェダイマスターとしての矜持を取り戻したようだ。マスター クワイ=ガン・ジンの霊体が見えるようになったのも、その表れだろう。一方のダース・ヴェイダーも、苦悩するケノービに「I am not your failure」と告げたシーンを見ると、いまだ複雑な感情があるように思われる。それから、ライトサイドに帰還した?サード・シスターのその後も気になる。シーズン2が制作されるかどうかはまだ決まっていないようだが、やはりこの続きも見てみたい。
アップル独自の半導体Apple Siliconシリーズ第2世代となるM2チップ搭載の新型Macが発表された。ラインアップはMacBook AirとMacBook Proだ。CPUは18%高速になったということで、正常進化版ということだろう。しかし、3月に発表されたM1 ProやM1 Max、M1 UltraとM2はどっちが高性能なのだろうか。
macOS 13 Venturaが発表された。今秋リリース予定という。ベンチュラというのはカリフォルニア南部の都市の名前だが、アウトドア用品で有名なパタゴニアの本社があるそうだ。また、ジャック・ニコルソン主演の映画「チャイナタウン」のロケもここで行われたという。macOS 13 Venturaの新機能としては、ステージマネージャや連携カメラなどがある。このうち、連携カメラというのは、Macから近くにあるiPhoneのカメラを操作できるというものだ。リリースはまだ先だが、楽しみにしていよう。
いまではあまり見かけないが、かつては全身レザースーツでレーサーレプリカに乗るライダーがいっぱいいた。夏なんか暑くて大変だったと思うが、ライダーたるもの、それをガマンするのが当たり前という感じだった。ミッキー・ローク&ドン・ジョンソン主演の映画「ハーレーダビッドソン&マルボロマン」は、そんな時代をちょっと思い出させる作品だ。2年ぶりに故郷ロサンゼルスに帰ってきたハーレー・ダビッドソン(ローク)は、親友のカウボーイ マルボロマン(ジョンソン)と再会する。2人はオヤジと慕うジャイルズが経営するロックバーに向かうが、ジャイルズは空港建設のため立ち退きを求められていて、困っていた。立ち退きを逃れるには、借地料250万ドルを払うしかない。そこでハーレーとマルボロは、店を救うため、銀行の現金輸送車を襲う。しかし、輸送車に積まれていたのは、現金ではなく、大量の新種ドラッグだった。というわけで、ハーレー&マルボロとギャングたちの戦いが展開される。007「死ぬのは奴らだ」で冷酷な殺し屋を演じたジュリアス・W・ハリスが、ジャイルズ役で出演している。
明け方の空に地球以外のすべての惑星が勢ぞろいしている。南から東に向かって土星、海王星、木星、火星、天王星、金星、水星の順番だ。このうち肉眼で見えるのは土星、木星、火星、金星、水星だが、水星は高度が低いので双眼鏡か天体望遠鏡じゃないと見つけられないかも。天王星と海王星は、天体望遠鏡を使わないとまず見つけられないだろう。惑星が直線上に並んでいるそばを、月もどんどん欠けながら通過していく。しかし、天気悪いなぁ。
ニューヨークの国連本部内で撮影された映画「ザ・インタープリター」は、国連の女性通訳がアフリカの独裁国家大統領暗殺計画に巻き込まれる物語だ。国連本部で働くシルヴィア・ブルーム(ニコール・キッドマン)は、アフリカのマトボ共和国で育ち、公用語クー語を理解できる数少ないアメリカ人だ。ある日シルヴィアは、深夜の国連本部内で、何者かがクー語で会話しているのを偶然耳にする。それは、国連での演説を数日後に控えたマトボ共和国ズワーニ大統領暗殺計画の話だった。通報を受けた当局は、シークレットサービスのトビン・ケラー(ショーン・ペン)らを派遣し、シルヴィアの警護に当たる。しかし、シルヴィアの話を聞いたケラーは、彼女が嘘をついているのではないかと直感する。というわけで、シルヴィアの真意がよくわからない中、謎めいた展開が続いていく。ダニエル・クレイグ版007シリーズでミスター・ホワイトを演じたイェスパー・クリステンセンが、陰謀に加担するメンバーとして出演している。
アガサ・クリスティ原作の映画「ナイル殺人事件」は、名探偵エルキュール・ポアロが、ナイル川のクルーズ船内で起きた連続殺人事件の解決に挑む物語だ。「オリエント急行殺人事件」を解決したポアロ(ケネス・ブラナー)は、大富豪の女性リネット・リッジウェイ(ガル・ガドット)の新婚旅行に招待される。リネットの夫サイモン・ドイルはもともと、リネットの親友ジャクリーン・ド・ベルフォールの婚約者だったが、リネットが略奪するようにして結婚したのだ。新婚旅行にはリネットの親しい友人が招待され、みなでエジプト観光に出かけるが、そこにジャクリーンが姿を現し、リネットとサイモンは困惑する。そしてナイル川の豪華クルーズ船の中で、事件が起きる。ジャクリーンがサイモンと口論となり、ジャクリーンがサイモンの足を撃つという騒ぎの中、リネットが頭を撃たれて死んでいたのだ。というわけで、登場人物がみなあやしい雰囲気を振りまく中、ポアロが真犯人を追い求めていく。「ワンダーウーマン」ガル・ガドットが、あわれにも殺されてしまうのが気の毒だ。
ナタリー・ドーマー主演の映画「インビジブル 暗殺の旋律を弾く女」は、盲目のピアニストをめぐる謎めいた物語だ。ソフィア(ドーマー)は幼い頃に失明、ピアニストとして楽団で活動している。ある日、ソフィアの自宅の階上で男女が言い争った直後、女性が落下して死ぬという事件が起きる。死んだのはベロニクというセルビア人の若い女性で、父親は戦争犯罪者として告発されている元軍人ゾラン・ラディチだった。ベロニク死亡現場にいた殺し屋のマーク(エド・スクライン)は、ソフィアに顔を見られたと思い、口封じしようと動き出すが、ソフィアが盲目であることを知る。同時に、ロシアンマフィアやイギリスMI6までもがソフィアを狙っていることを知ったマークは、ソフィアに強い関心を抱くようになる。というわけで、物語が進行するにつれ、ソフィアの素性とともに、真の狙いが明らかになっていく。
アメリカの作家オレン・スタインハウアー原作の小説を映画化した「オールド・ナイフ 〜127便の真実〜」は、静かな展開のスパイ映画だ。CIAのエージェント ヘンリー・ペルハム(クリス・パイン)は、久しぶりにかつての恋人シリア・ハリソン(タンディ・ニュートン)と会うため、カリフォルニアにやってくる。8年前、ともにCIAウィーン支局にいた2人は、トルコ航空127便ハイジャック事件に直面、乗員乗客全員死亡という最悪の結果に呆然としていた。そして、なぜかハリソンは何もいわず、ペルハムのもとを去って行った。そしてつい最近、CIAが拘束したイルヤスという男の証言によって、CIA内部に裏切り者がいることが明らかになったのだ。2人は8年前を振り返り、真相を探し求めていく。ローレンス・フィッシュバーンや007映画で悪役を演じたジョナサン・プライスなども脇を固め、静かな雰囲気で意外な結末へと展開していく。
電動キックボードに乗ってみた。ときどきシェアサイクルで通勤しているが、近所に電動キックボードのポートができたので、どんなものか試してみた。乗り方はカンタンで、コツをつかむには数分もあれば十分だろう。しかし、シェアサイクルなら30分以内でいけるところを、電動キックボードでは40分以上かかった。スピードが出ない上、ことごとく信号に引っかかるのだ。急いでいるときは、シェアサイクルの方がいい。ゆっくり街を流したいのなら、電動キックボードもいいかも。
映画「キングスマン」シリーズ第3作「キングスマン:ファースト・エージェント」は、世界最強のスパイ組織「キングスマン」がいかに誕生したかを描く物語だ。ときは1914年、「羊飼い」と名乗る謎の男が率いる「闇の狂団」が、世界を戦争に導こうと画策していた。元は軍人であったものの、いまは赤十字の活動を行うイギリスの貴族オーランド・オックスフォード(レイフ・ファインズ)は、息子コンラッドらとともに、オーストリア=エステ大公を護衛するためサラエボに向かうが、大公は暗殺されてしまう。事件の陰で暗躍しているのがロシア皇帝に取り入った怪僧ラスプーチンであると知ったオーランドは、ラスプーチンを倒すため、ロシアに向かう。というわけで、世界大戦前夜、ラスプーチンやマタ・ハリなどが暗躍する中、「キングスマン」誕生までのドラマが展開される。なお、史実では、ラスプーチンは1916年に暗殺されるが、その真相は諸説あるそうだ。マタ・ハリは1917年、フランスで銃殺刑に処せられた。
第2次世界大戦中のトルコで、ナチスドイツから「キケロ」と呼ばれるスパイがいたという。映画「わが名はキケロ ナチス最悪のスパイ」は、キケロことイリアス・バズナの人生を描いた物語だ。幼い頃、コソボで家族を惨殺されたアルバニア人のバズナ(エルダル・ベシクチオール)は、各国の外交官の執事として働きながら、機密情報を盗み出していた。やがて、イギリス大使の執事に収まったバズナは、イギリスの機密情報を盗み、ドイツに売り始める。中立を保ち続けたトルコがドイツ側につくのか、イギリス側につくのかをめぐり揺れている中、バズナはドイツ大使館職員モイズイッシュの秘書コルネリア・カップ(ブルジュ・ビリジク)と交際するようになるが、カップの弱みを握ったモイズイッシュが関係を迫るなど、人間関係もおかしくなっていく。現実には、バズナのスパイ行為はイギリス側も把握していたそうで、これを承知の上で欺瞞作戦に利用したという。
映画「スター・ウォーズ」エピソード3の10年後を描くディズニープラスのオリジナルドラマ「オビ=ワン・ケノービ」の配信が始まった。全6話で構成され、第4話まで配信されているが、予想以上だったのがケノービの衰えぶりだ。「新たなる希望」ルーク・スカイウォーカーをひそかに鍛え、虎視眈々と帝国打倒の機会をうかがうという感じではなく、本当にやる気をなくしてしまった感じだ。後にルークも、甥であるベン・ソロの育成に失敗し、しばらく世捨て人のような生活を送るが、師弟そろって同じようなことをしている。かつての弟子ダース・ヴェイダーとは序盤で早くも対面、ライトセーバーで戦うが、一方的にやられ、危うく死にそうになる。この後の展開はどうなるかわからないが、幼いレイアがしっかり者であることは頼もしい。また、ケノービを執拗に狙うサード・シスターも、なにか秘密を抱えているようで要注意だ(第3話まで観ての感想)。