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2022年4月29日 (金)

フラットフレーム

 天体写真をきれいに仕上げるときに必要な処理の一つとして、フラット補正というのがある。これは、レンズを通った光の明るさが、中心部では最も明るく、中心から離れるに従って暗くなる現象(周辺光量低下または周辺減光)により、画面に出るムラを補正するというものだ。具体的には、薄明の空や均一な面光源を撮影した画像(フラットフレーム)を用意し、中心から離れていくにつれどれくらい暗くなるかを測定、暗くなった分を元に戻してやるという処理を行う。こういうとめんどくさそうだが、これをやってくれる天体写真専用ソフトがあるのだ。で、実際にiPadの画面を撮影した画像がこれだ。隅の方にいくとだんだん暗くなっているのがわかるだろう。キヤノンEOS60Daを使っているときは、周辺減光はあまり気にならなかったのだが、フルサイズのEOS6Dは周辺減光がけっこう大きいので、フラット補正をやらなければならないのだ。

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