ヘルクレス座τ流星群
周期5.4年のシュワスマン・ワハマン第3彗星が1930年に地球に接近した際、1時間当たり60〜70個程度という突発的な流星群が出現したという。これはヘルクレス座τ(タウ)流星群と名付けられたが、以来この流星群の出現は観測されていない。その後、1995年にはシュワスマン・ワハマン第3彗星が分裂、急激に増光するということがあった。このとき放出されたダスト・トレイルが、5月31日に地球に接近するという。となると、あのヘルクレス座τ流星群が再現されるかもしれない。残念ながら、その時間の日本はちょうど真っ昼間だが。アメリカは好条件なので、ライブ中継に期待しよう(写真はスピッツァー宇宙望遠鏡が撮影したシュワスマン・ワハマン第3彗星のダスト・トレイル)。

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