« みずがめ座η流星群 | トップページ | 国立天文台 GALAXY CRUISE 第2シーズン »

2022年4月19日 (火)

ヘルクレス座τ流星群

 周期5.4年のシュワスマン・ワハマン第3彗星が1930年に地球に接近した際、1時間当たり60〜70個程度という突発的な流星群が出現したという。これはヘルクレス座τ(タウ)流星群と名付けられたが、以来この流星群の出現は観測されていない。その後、1995年にはシュワスマン・ワハマン第3彗星が分裂、急激に増光するということがあった。このとき放出されたダスト・トレイルが、5月31日に地球に接近するという。となると、あのヘルクレス座τ流星群が再現されるかもしれない。残念ながら、その時間の日本はちょうど真っ昼間だが。アメリカは好条件なので、ライブ中継に期待しよう(写真はスピッツァー宇宙望遠鏡が撮影したシュワスマン・ワハマン第3彗星のダスト・トレイル)。

2880pxpia08452

« みずがめ座η流星群 | トップページ | 国立天文台 GALAXY CRUISE 第2シーズン »

天体写真、天文学、科学」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« みずがめ座η流星群 | トップページ | 国立天文台 GALAXY CRUISE 第2シーズン »