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2022年4月

2022年4月30日 (土)

二十間道路の桜①

 北海道新ひだか町の二十間(にじゅっけん)道路の桜も、まもなく満開となりそうだ。朝早くというのに、道内各地や道外ナンバーのクルマが何台も停まっている。いい青空だ。

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2022年4月29日 (金)

フラットフレーム

 天体写真をきれいに仕上げるときに必要な処理の一つとして、フラット補正というのがある。これは、レンズを通った光の明るさが、中心部では最も明るく、中心から離れるに従って暗くなる現象(周辺光量低下または周辺減光)により、画面に出るムラを補正するというものだ。具体的には、薄明の空や均一な面光源を撮影した画像(フラットフレーム)を用意し、中心から離れていくにつれどれくらい暗くなるかを測定、暗くなった分を元に戻してやるという処理を行う。こういうとめんどくさそうだが、これをやってくれる天体写真専用ソフトがあるのだ。で、実際にiPadの画面を撮影した画像がこれだ。隅の方にいくとだんだん暗くなっているのがわかるだろう。キヤノンEOS60Daを使っているときは、周辺減光はあまり気にならなかったのだが、フルサイズのEOS6Dは周辺減光がけっこう大きいので、フラット補正をやらなければならないのだ。

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2022年4月28日 (木)

宇宙天気予報

 「宇宙天気予報」という言葉があるが、宇宙で雨が降るわけではない。それよりもっと危ないものが降り注ぐ。太陽は核融合というしくみで「燃えて」いるが、X線や紫外線などの電磁波や、高エネルギー粒子も放出している。地球上にいる限り、こうした危険なものは大気や磁場がだいたい防いでくれるが、大気圏外では大きな問題となるし、太陽活動が大規模になれば、航空や通信など地上でも影響を受ける可能性がある。「宇宙天気予報」とは、こうした自然現象を予測することを意味する言葉だ。国立研究開発法人情報通信研究機構では、太陽活動を常時観測し、宇宙天気予報を発表している。

Spaceweather

2022年4月27日 (水)

メン・イン・ブラック:インターナショナル

 人気シリーズ「メン・イン・ブラック」最新作「メン・イン・ブラック:インターナショナル」は、クリス・ヘムズワース&テッサ・トンプソンという「マイティ・ソー」コンビが主役を務める。MIBの新人M(トンプソン)は子どもの頃、宇宙人と遭遇、MIBのエージェントを目撃して以来、MIB入りをめざしていた。念願かなって見習いに採用されたMは、MIB内部に潜伏するスパイ摘発のため、ロンドン支局に派遣される。ロンドン支局にはハイT(リーアム・ニーソン)とH(ヘムズワース)という、かつて地球を智恵と銃1丁で救った、伝説的なエージェントがいた。敏腕だが軽薄男のHとコンビを組んだMは、さっそく捜査を開始するが、その先に待ち受けるのはおそるべき陰謀だった。変てこなエイリアンや、地球人に化けたエイリアンの監視など、シリーズ恒例のお約束もいつもどおりだ。

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2022年4月26日 (火)

太陽黒点

 久しぶりに大きな太陽黒点が出現しているようだ。国立天文台太陽観測科学プロジェクトの画像を見ると、4つの大きな黒点群が確認できる。黒点は太陽表面に比べて温度が低いため、黒く見えるのだが、低いといっても4000℃もある。太陽の自転周期はだいたい1ヶ月なので、黒点も日々動いていく。なお、太陽を直接見るのはとても危険なので、やめておこう。

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2022年4月25日 (月)

火星の日食

 これは貴重な映像だ。NASAの火星探査車パーシビアランスが、衛星フォボスによる日食をとらえた。地球で見る日食は、太陽と月がちょうど同じくらいの大きさに見えるため、皆既日食や金環日食になることがあるが、火星ではそうはならない。しかも、フォボスは月のように球体ではなく、じゃがいものような形をしているので、太陽のように円形には見えない。継続時間も短く、あっという間に終わってしまう。

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2022年4月24日 (日)

リズム・セクション

 007シリーズのバーバラ・ブロッコリ&マイケル・G・ウィルソン制作の映画「リズム・セクション」は、テロで家族を失った女子大生が、復讐のため殺し屋になるという物語だ。3年前、飛行機事故で家族全員を失ったステファニー・パトリック(ブレイク・ライヴリー)は、生きる気力をなくし、自堕落な生活を送っていた。そんなステファニーのもとに、プロクターと名乗るジャーナリストが現れる。プロクターは、3年前の事故はテロであり、犯人はレザという男であること、情報源はBという男であることを話した。ステファニーはプロクターが収集した資料から、レザの居場所を知り、拳銃を買って復讐に向かうが、引き金を引くことはできなかった。しかも、狼狽した際にバッグを盗まれ、プロクターが殺されてしまう。Bことイアン・ボイド(ジュード・ロウ)にたどり着いたステファニーは、殺し屋になるための訓練を受ける。女ボンドと呼ばれるにはまだほど遠いが、続編の構想はあるのだろうか。

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2022年4月23日 (土)

ハッブル宇宙望遠鏡

 NASAのハッブル宇宙望遠鏡(HST)が打ち上げから32周年を迎えた。打ち上げ当初の「ピンボケ」など、さまざまなトラブルに見舞われたが、スペースシャトルによるサービスミッションで見事に回復、人類が目にしたことのないすばらしい画像を次々と送信してきた。32周年の記念画像は、うみへび座の方向3億光年彼方にあるヒクソン・コンパクト銀河群40という銀河群だ。ここに写っている5つの銀河は、10億年後には合体し、1つの銀河になるという。HSTの寿命は残り少ないが、最後まですばらしい画像を送り続けてほしいもんだ。

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2022年4月22日 (金)

4月こと座流星群

 今夜遅くから明日未明にかけてが見頃の4月こと座流星群について、ウェザーニュースが福島県 星の村天文台からライブ中継するそうだ。出現数が少なく、月明かりもあって条件はあまりよくないが、明るい流星が出現すればバッチリとらえられるかもしれない。

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2022年4月21日 (木)

水星が東方最大離角

 水星と金星は、地球より内側の軌道で太陽の回りを公転している。地球から見ると、太陽から一定の角度以上は離れることがない。特に水星は、いつも太陽の近くにあるので、日の出前か日没後のわずかな時間しか見るチャンスがない。その水星が、4月29日に東方最大離角となり、日没後の西の低空で見つけやすくなる。とはいえ、日没から30分後の高度が13度しかないので、肉眼ではちょっと難しいかもしれない。 双眼鏡ならラクに見える。

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2022年4月20日 (水)

国立天文台 GALAXY CRUISE 第2シーズン

 国立天文台の市民天文学プロジェクト GALAXY CRUISEは、すばる望遠鏡が撮影した画像の解析に市民が参加できるプロジェクトだ。2019年にスタートし、1万人近くの参加登録があったそうで、2万個以上の銀河を分類したという。今回始まった第2シーズンでは、より暗い銀河を分類の対象にするということで、サブタイトルは「Deep Quest」だ。

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2022年4月19日 (火)

ヘルクレス座τ流星群

 周期5.4年のシュワスマン・ワハマン第3彗星が1930年に地球に接近した際、1時間当たり60〜70個程度という突発的な流星群が出現したという。これはヘルクレス座τ(タウ)流星群と名付けられたが、以来この流星群の出現は観測されていない。その後、1995年にはシュワスマン・ワハマン第3彗星が分裂、急激に増光するということがあった。このとき放出されたダスト・トレイルが、5月31日に地球に接近するという。となると、あのヘルクレス座τ流星群が再現されるかもしれない。残念ながら、その時間の日本はちょうど真っ昼間だが。アメリカは好条件なので、ライブ中継に期待しよう(写真はスピッツァー宇宙望遠鏡が撮影したシュワスマン・ワハマン第3彗星のダスト・トレイル)。

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2022年4月18日 (月)

みずがめ座η流星群

 みずがめ座η(エータ)流星群は、ハレー彗星を母天体とする流星群だ。出現期間は4月19日〜5月28日頃、極大は5月6日頃で、極大時の流星数は1時間当たり5個程度だ。北半球では放射点が高く昇らないので、あまり流星数が多くないが、南半球では活発に出現する流星群だ。6日未明と7日未明が見頃で、月明かりがないので条件はいい。

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2022年4月17日 (日)

二十四節気・穀雨

 二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ、太陽黄経30度(おひつじ座)に対応するのが穀雨(こくう)だ。穀物をうるおす春雨が降るという意味で、農作業が本格化する頃だ。北海道では街中から雪がなくなり、桜の開花を待つ時期だ。ただ、近年は昔より開花が早まっていて、昔はもうちょっと遅かったような気がするが。今年は4月20日が穀雨に当たる。

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2022年4月16日 (土)

天体写真の画像処理

 これまでMacだけで天体写真の画像処理をしてきたが、フラット補正はどうしてもWindowsPCが必要そうなので、めんどくさいがMac & WoindowsPCでやろうと思い始めている。まあめんどくさいといっても、実はそうでもないのだが。手順としては、WindowsPC+ステライメージLiteでフラット(&ダーク)補正とコンポジットまでやって、その後はMac+Lightroomで処理するという感じだ。こういうときに便利なのが、リモートデスクトップだ。MacにMicrosoft Remote Desktopというソフトをインストールしておけば、MacにWindowsPCの画面を表示させ、自由に操作することができる。ぼくが持っている中古のWindowsPCはモニタがいまいちなのだが、リモートデスクトップを使えばMacできれいに表示できる。この方法なら、ダーク補正もフラット補正と同じことなので、カメラ側でやる(長秒時露光のノイズ低減)のではなく、ダークフレームを撮影してステライメージLiteでやってしまおう。撮影枚数も稼げるし。

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2022年4月15日 (金)

ZWO ASIAIR PRO⑦

 ZWO ASIAIR PROに追加された星図表示機能Sky Atlasで、日本からは決して見ることのできない大小マゼラン銀河を表示してみた。大マゼラン銀河(LMC)も小マゼラン銀河(SMC)も見かけ上はアンドロメダ銀河より大きく、北半球の天文ファンにとっては憧れの銀河だ。われわれの銀河系の伴銀河と考えられていて、アンドロメダ銀河よりずっと近くにある。16世紀に航海家マゼランが記録したことから「マゼラン雲」と呼ばれるようになったが、南半球の人たちは有史以前から知っていたはずだ。ぼくもいつかはマゼラン銀河をこの目で見たいと思うが、なかなか行けそうもない。

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2022年4月14日 (木)

バーナーディネリ・バーンスティン彗星

 観測史上最大級とみられるバーナーディネリ・バーンスティン彗星(C/2014 UN271)の姿を、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)がとらえた。推定される直径は140㎞だという。直径60㎞のヘール・ボップ彗星の2倍以上なので、大彗星として見られることを期待したいが、残念ながら土星軌道の外側を通過するので、明るくなることはないようだ。近日点通過は2031年1月と予想されている。

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2022年4月13日 (水)

桜の季節

 東京ではもう桜の見頃も終わったが、北海道はこれから桜の季節が到来する。新ひだか町の二十間(にじゅっけん)道路は、7㎞もの長さを持つ、日本一の桜並木だ。とはいえ老木が増え、年々木の数が減っているという。木の寿命はいろいろで、屋久島にあるヤクスギのように2000〜3000年も生きているものから、十数年というものもある。エゾヤマザクラ(オオヤマザクラ)は、ソメイヨシノより寿命が長いそうだが、それでも最初の植樹から100年以上が経っているので、寿命が尽きていくのもしょうがない。この景色はいつまで見られるのだろうか。

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2022年4月12日 (火)

4月こと座流星群

 4月こと座流星群は、周期400年のサッチャー彗星を母天体とする流星群だ。出現期間は4月16日〜25日頃、極大は22日頃で、極大時の流星数は1時間当たり10個程度だ。ときどき突発的に流星数が増加することがあり、1945年には1時間当たり90個の流星が出現したという。22日深夜から翌日未明が見頃だが、下弦の月があり、条件はよくない。

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2022年4月11日 (月)

ギリシャに消えた嘘

 アメリカの作家パトリシア・ハイスミス原作の映画「ギリシャに消えた嘘」は、詐欺師とその妻、そしてもう1人の若い詐欺師3人の逃避行を描いた物語だ。アメリカ人青年ライダル(オスカー・アイザック)は、ギリシャでツアーガイドをしながら、観光客相手に金銭をちょろまかす日々を送っていた。ある日ライダルは、ギリシャを旅行中のアメリカ人実業家チェスター・マクファーランド(ヴィゴ・モーテンセン)とその妻コレット(キルスティン・ダンスト)と出会う。夕食をともにし、帰宅する途中、コレットがブレスレットを忘れたことに気づいたライダルは、夫妻が宿泊するホテルへと向かう。まさにそのとき、チェスターのもとに、詐欺投資の被害者である私立探偵が取り立てに来ていた。そして、もみ合いの末探偵を死なせてしまったチェスターは、遺体を隠そうとするところをライダルに目撃されてしまう。というわけで、詐欺師が詐欺師をだまして、3人の逃避行が始まる。コレット役の女優は見覚えがあるなぁと思っていたら、映画「スパイダーマン」シリーズのメリー・ジェーン・ワトソンだったんだな。

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2022年4月10日 (日)

オタマジャクシ

 先月ちょっと持ち帰ったカエルの卵から、オタマジャクシが生まれた。順調に育っていて、元気に泳いでいる。そろそろ後ろ足が生えてくるんだろうか。

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2022年4月 9日 (土)

ファースト・スター

 ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が、ビッグバンによる宇宙誕生から10億年以内に存在した単独の星を検出した。地球から129億光年彼方にあるこの星は、通常なら観測できるはずもないが、重力レンズ効果で数千倍以上に増光され、奇跡的に見えているのだ。古い英語で明けの明星を意味する「エアレンデル」と名付けられたこの星は、少なくとも太陽の50倍以上の質量を持つ巨大な星だ。今後はジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による観測も計画されていて、ビッグバン直後最初に誕生したファースト・スターの謎が解明されるかもしれない。

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2022年4月 8日 (金)

スタートレック:ピカード

 「スタートレック」のドラマシリーズ「スタートレック:ピカード」シーズン2は、毎週金曜日に新しいエピソードが配信されている。これまでのあらすじだが、まずは引退したジャン=リュック・ピカード(パトリック・スチュワート)が、助けを求める謎のメッセージを受けて向かった先で、艦隊もろともボーグに同化されそうになる。この危機に、ピカードは自爆の道を選択するが、一瞬後にピカードが目覚めると、Qが現れる。そして、Qによってピカードらは、パラレルワールドのような世界に飛ばされる。その世界では、地球はバルカンら他の惑星を滅ぼし、ピカードは冷酷な将軍として知られていた。ピカードらはボーグ・クイーンの協力も得て、時間軸が改変された分岐点へとタイムワープを敢行する。過去にタイムワープというのはもちろん映画「スタートレックⅣ 故郷への長い道」のオマージュだが、バスの中で大音量でパンク音楽を流す迷惑男は、同じ俳優が再演しているそうだ。データ役のブレント・スパイナーも、データを製造したスン博士の先祖という役で出演している。なお、撮影が始まったシーズン3では、「新スタートレック」の主要メンバーも総出演するそうだ。

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2022年4月 7日 (木)

135億光年彼方の銀河

 南米チリの高地にある国立天文台アルマ望遠鏡が、135億光年の彼方にあると思われる銀河を観測した。この天体「HD1」は、これまで最も遠いところにあると考えられていた天体よりも、さらに1億光年遠いところにあるという。昨年暮れに打ち上げられたジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の最初の観測対象にも選ばれ、これからじっくりと研究されていくんだろう。

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2022年4月 6日 (水)

国際宇宙ステーション

 国際宇宙ステーション(ISS)は、90分で地球を1周しているので、たまに日本上空を通過する。とはいえいつでも見えるわけではない。昼間だと見えないし、ISSは自ら発光していないので、夜中は見えない。見えるのは、地上は夜だが、上空にいるISSにはまだ太陽の光が当たっているときだ。ISSが日本で見える日時は「KIBO宇宙放送局」が公表していて、各地の見え方もこれでわかる。昨日は東京でもよく見えるはずだったが、雲が多く見えなかった。今日明日は九州・中国地方上空を通過し、低空ながら東京でも見える予報だ。1等星より明るく、ゆっくり動いていくので、方向さえ間違えなければカンタンに見つけられるだろう。

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2022年4月 5日 (火)

ZWO ASIAIR PRO⑥

 ZWO ASIAIR PROに星図表示機能Sky Atlasが加わった。これまではメシエ番号などで導入していたが、星図から探せるのは大変便利だ。メイン画面の左下に星図アイコンが追加されたので、ここからSky Atlasを起動すれば、星図が表示される。そしてどんどん拡大していくと、メシエ天体などが表示される。しばらく天体写真撮影の機会もなかったが、GWには撮影のチャンスがありそうなので、使ってみよう。

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2022年4月 4日 (月)

推定無罪

 ハリソン・フォード主演の映画「推定無罪」は、女性検事補殺しの濡れ衣を着せられた地方検事補の法廷闘争を描く物語だ。ラスティ・サビッチ(フォード)は有能な主席検事補で、一見よき家庭人だが、新人の女性検事補キャロリン・ポルヒーマスと不倫関係にあった。そんなある日、キャロリンが自宅で殺される。ラスティは事件の捜査を命じられるが、捜査を進めるうち、キャロリンの素顔が明らかになっていく。そしてラスティは、現場に残された指紋や体液から、容疑者として逮捕されてしまう。ラスティのボス レイモンド・ホーガンは地方検事選挙を控えていて、選挙に絡んだ謀略の匂いも漂うが、敏腕弁護士サンディ・スターンを弁護人として、法廷での戦いに挑む。アメリカ憲法では、被告人には推定無罪の権利が与えられていて、被告人が自らその無実を証明する必要はなく、政府が、合理的な疑問の余地なく有罪であることを証明しなければならないという。

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2022年4月 3日 (日)

二十四節気・清明

 二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ、太陽黄経15度(うお座)に対応するのが清明(せいめい)だ。すべてのものが生き生きとして、清らかに見えるという意味で、さまざまな花が咲き、生きものの活動も活発になる。北海道でも雪解けがいっそう進む頃だ。今年は4月5日が清明に当たる。

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2022年4月 2日 (土)

火星と土星が大接近

 金星と火星、土星の3惑星が次々と接近しているが、4月上旬には火星と土星が大接近する。5日には100倍程度の望遠鏡でも同一視野に入るほどだ。もちろん、実際にその2つの惑星は大接近しているわけではなく、見かけ上大接近しているだけだが、そうめったにない現象だ。

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2022年4月 1日 (金)

逃亡者

 1960年代半ば、アメリカのテレビドラマ「逃亡者」が大ヒットした。妻殺しの濡れ衣を着せられ、死刑判決を受けた医師リチャード・キンブルが、執行直前に脱走し、真犯人を探し回るという物語だ。このドラマは、現実にあったサム・シェパード事件が下敷きになっていて、事件は当時、世間をおおいににぎわせたという。ハリソン・フォード&トミー・リー・ジョーンズ主演の映画「逃亡者」は、このリメイク作品だ。シカゴ記念病院の有能な外科医キンブル(フォード)がある夜帰宅すると、妻ヘレンが瀕死の状態にあった。キンブルは片腕が義手の男ともみあいとなるが、男は逃走、ヘレンは息絶えた。警察はキンブルを逮捕、キンブルは無罪を証明できず、裁判で死刑判決が下る。キンブルは刑務所に護送されるが、他の受刑者が脱走を企てたのに乗じて、逃走に成功する。というわけで、キンブルは連邦保安官サミュエル・ジェラード(ジョーンズ)の執拗な追跡を受けながら、真犯人を追い求める。本作のヒットを受け、ジェラードを主役とした続編「追跡者」も制作された。

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