9人の翻訳家 囚われたベストセラー
アメリカの作家ダン・ブラウン原作の小説「ダ・ヴィンチ・コード」は、トム・ハンクス主演で映画化され、大ヒット作となった。その後、シリーズ第4作「インフェルノ」出版の際には、情報漏洩を防ぐため、各国の翻訳家を地下室に隔離し、翻訳作業を進めたという。フランス&ベルギーの映画「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」は、その実話をベースに制作された物語だ。大ベストセラー小説「デダリュス」完結編の世界同時出版のため、フランスの洋館に9ヶ国の翻訳者が集められる。出版社社長アングストローム(ランベール・ウィルソン)は9人を地下室に閉じ込め、外部との連絡手段を断ってしまう。厳戒態勢の中、毎日20ページずつ翻訳作業が進められるが、ある日、冒頭10ページがネットに流出する。そして、犯人からは、24時間以内に500万ユーロを払わなければ、さらに次のページを公開するという脅迫メールが届く。というわけで、いずれもあやしそうな9人の翻訳家の、いったい誰が犯人なんだろうかという展開が続く。物語のヒロインのコスプレをしないと翻訳できないという、ちょっと珍妙なロシア語の翻訳家カテリーナ役を、ボンドガールのオルガ・キュリレンコが演じている。

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