氷の接吻
ユアン・マクレガーが初めてオビ=ワン・ケノービを演じた同じ年に公開された映画「氷の接吻」は、ちょっと不思議なムードの物語だ。イギリスの秘密諜報員アイ(マクレガー)は、ターゲットの監視にかけては凄腕のプロだが、妻と娘に去られて以来、たびたび娘の幻覚に悩まされている。他人と直接面談するのは苦手で、本部とのやりとりもすべてPCだ。ある日、上司から、自分の財産を持ち出した息子の監視を依頼されるが、一緒にいた女に殺されるのを目撃する。謎の女を追跡するアイだが、その女はなおも言い寄ってくる男たちを殺し続ける。なぜか「メリークリスマス、パパ」と言いながら。やがてアイは、ジョアナ(アシュレイ・ジャッド)という名のその女に、だんだんと心を奪われてしまうのだった。アイに指示を出す本部のヒラリーを、カナダのミュージシャン k・d・ラングが演じている。

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