DUNE/デューン 砂の惑星
アメリカのSF作家フランク・ハーバートの大作「デューン 砂の惑星」は、過去に何度か映像化されているが、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の映画「DUNE/デューン 砂の惑星」は、その決定版となりそうだ。今回公開されたパート1は、物語全体の前半に当たり、主人公ポール・アトレイデス(ティモシー・シャラメ)が砂の惑星アラキスでフレメンに受け入れられるところまでを描く。遠い未来、人類は、宇宙帝国皇帝と大領家、そしてギルドの三者が微妙なパワーバランスのもとに共存する中で暮らしていた。惑星カラダンを治めるポールの父レト公爵(オスカー・アイザック)はみなに尊敬される人物だが、邪悪な宿敵ハルコンネン男爵(ステラン・スカルスガルド)が皇帝と結びつき、アトレイデス家を砂の惑星アラキスに移封させるところから物語が始まる。アラキスは別名デューンとも呼ばれ、メランジという抗老化作用を持つスパイスを産出しているが、灼熱の環境であり、先住民フレメンや巨大生物サンドワームが生息するなど、よそ者を容易には受け付けぬ惑星だった。そして、アラキスに到着したばかりのアトレイデス家に対し、ハルコンネンの攻撃が開始される。裏切りによってレトは拉致され、ポールとその母レディ・ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)は生き延びたものの、灼熱の砂漠で放浪の身になってしまう。クライマックスはこれからだが、原作の持つ独特の世界観が、美しい映像で表現されている。パート2が楽しみだ。
« 二十四節気・小雪 | トップページ | 部分月食② »
「音楽、映画、読書」カテゴリの記事
- スター・ウォーズ:スケルトン・クルー(2024.12.10)
- サイロ(2024.11.23)
- スター・ウォーズ/ジョイン・ザ・ダークサイド(2024.11.18)
- パディントンポップアップロンドン(2024.11.16)
- 間諜最後の日(2024.11.12)
« 二十四節気・小雪 | トップページ | 部分月食② »
コメント