くじら座の渦巻銀河M77
くじら座の渦巻銀河M77は、見かけは暗く小さいが、非常に明るい中心核を持つセイファート銀河だ。セイファート銀河の中心核には超巨大ブラックホールがあり、これが大量のエネルギーを放出している。20世紀中頃、非常に遠方にある恒星状の天体が発見され、クエーサー(準星)と名付けられたが、その正体は、セイファート銀河のように大量のエネルギーを放出する銀河中心核(活動銀河核)だ。残念ながら、口径3㎝のAskar FMA135では、M77が渦巻銀河であることさえわからないが、大口径望遠鏡なら、近くにあるNGC1055銀河などと銀河団を構成しているのがわかるだろう。
2021年11月6日撮像 Askar FMA135+ZWO ASI294MC+ASIAIR PRO+CBPフィルター、露出5秒を120枚スタック
« 部分月食 | トップページ | 007「ノー・タイム・トゥ・ダイ」 »
「天体写真、天文学、科学」カテゴリの記事
- PixInsight①(2022.08.19)
- ZWO ASI461MM Pro(2022.08.18)
- シグマ星景レンズ(2022.08.17)
コメント