2021年9月の星空
梅雨明けで好天が期待された8月も、結局は悪天候続きだった。9月になれば天気も安定するはずだが、どうだろうか。23日は太陽黄経180度となる日、すなわち秋分だ。春分からスタートした太陽が天球を半周したことになる。これからは昼より夜の方が長くなっていく。月は7日新月、14日上弦、21日満月、29日下弦だ。21日は旧暦の8月15日(十五夜)に当たるので、中秋の名月ということになる。水星は14日に東方最大離角となるが、日没後の高度が低く、見つけるのは難しい。宵の明星 金星やおとめ座の1等星スピカを頼りに、双眼鏡で探してみるといい。金星は5日にスピカと接近する。前後数日間観測すると、金星の動きがよくわかるだろう。火星は太陽の近くにあって観測は難しい。8月に衝となった木星と土星は観望好機だ。みなみのうお座の1等星フォーマルハウトとともに、めったに見られない「秋の大三角」を形づくっている。秋の星空は、アンドロメダ銀河を筆頭に見応えのある星雲星団銀河が多い。夜半過ぎには冬の星座も昇り、華やかさも増してくる。国立天文台HPより。

« ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 | トップページ | ディファイアンス »
「天体写真、天文学、科学」カテゴリの記事
- 一番星と二番星(2023.01.26)
- 2023年2月の星空(2023.01.25)
- 寒波襲来(2023.01.24)
- 次期主力望遠鏡⑤(2023.01.21)
- 次期主力望遠鏡④(2023.01.19)
コメント