土星が衝
8月2日は土星が衝(しょう)となる。衝というのは、ちょうど太陽と正反対の位置にくるということで、一晩中見ることができる。また、地球との距離が最も近くなるので、最も明るく、最も大きく見える。土星があるのはいて座の隣、やぎ座だ。土星より遅れること18日、8月20日には、みずがめ座にある木星が衝となる。昨年の夏は木星と土星の位置関係が逆だったが、昨年末に木星が土星を追い越していった。木星の公転周期は12年、土星の公転周期は30年なので、木星の方が動きが速いのだ。木星と土星があるあたりは明るい星が少なく、とても目立つだろう。しばらくは、木星と土星、みなみのうお座の1等星フォーマルハウトでつくる「秋の大三角」を楽しめそうだ。

« 夏休み、おうちで楽しむ国立天文台コンテンツ | トップページ | ペルセウス座流星群 »
「天体写真、天文学、科学」カテゴリの記事
- 二十四節気・小満(2022.05.19)
- 春の星団星雲銀河⑮(電視観望)(2022.05.18)
- 春の星団星雲銀河⑭(電視観望)(2022.05.17)
- 春の星団星雲銀河⑬(電視観望)(2022.05.16)
- 春の星団星雲銀河⑫(電視観望)(2022.05.15)
コメント