天体撮影用フィルター
最近は天体写真撮影でもフィルターを常用する人が増えているようだ。天体撮影用フィルターの基本的な考え方は、天体が発する波長の光は透過させ、光害となっている波長の光はカットするというものだ。したがって光害のひどい都市部では特に効果を発揮し、光害のない田舎ではあまり使う必要がない。とはいえ、ぼくが撮影する北海道の田舎でさえ、まったく光害がないというわけではなく、市街地の方向はけっこう光害がある。というわけで、天体撮影用フィルターをうまく使いこなせば、より効率的な撮影が可能となる。サイトロンのQuad BP(クアッド バンドパス)フィルターは赤い星雲の撮影に効果的、Comet BP(コメット バンドパス)フィルターは彗星や銀河などのコントラストを向上させるということで、この2つを重点的に試してみようかな。

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