「三四郎」の舞台⑦
夏目漱石「三四郎」
「名刺には里見美禰子とあった。本郷真砂町だから谷を越すとすぐ向こうである。」
広田先生の引っ越しの手伝いに来た三四郎は、みたび里見美禰子と出会う。美禰子はここで名刺を渡し、三四郎は初めて美禰子の名を知ることになる。本郷真砂町というのはいまの本郷1・2・4丁目に相当するが、西片から「谷を越すとすぐ向こう」というから、いまの文京ふるさと歴史館あたりだろうか。このあたりはもともとは同じ本郷台地だが、言問通りや菊坂は川に浸食されて谷になっている。美禰子は台地上に住んでいたのだろうか。ちなみに、樋口一葉もこの近くに住んでいた。漱石の父と一葉の父はともに役人で、上司部下の関係だったこともあるそうだ。その関係で漱石の兄と一葉の間で縁談が持ち上がったこともあるという。
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