おとめ座銀河団の楕円銀河M87の巨大ブラックホール
人類が初めて撮影に成功したブラックホールは、おとめ座銀河団にある楕円銀河M87の中心にある。2017年、世界中の19の望遠鏡が、この巨大ブラックホールを同時観測するというプロジェクトを実施した。観測方法は、ハッブル宇宙望遠鏡やアルマ望遠鏡など地上と宇宙から、可視光、紫外線、X線、ガンマ線など多波長にわたるもので、スーパーコンピュータも駆使してデータを分析するという壮大なものだ。その研究成果がこのほど発表された。M87は小型望遠鏡でも撮影することができるが、ちょっと大きめの望遠鏡なら、中心からジェットが噴き出しているのがわかる。これを噴出しているのが、中心にある巨大ブラックホールだ。今回の研究成果をまとめた画像には、さまざまな波長で観測したジェットがとらえられている。

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