RONIN
日本語の「浪人」がタイトルとなったロバート・デ・ニーロ主演の映画「RONIN」は、冷戦終結で「主」を失ったスパイたちの仕事ぶりを描いた物語だ。ある日のパリ、アイルランドなまりのある謎の女ディアドラのもとに、いまはフリーとなった元工作員たちが集まる。仕事は、厳重に警備されたブリーフケースを奪取すること。互いの素性も知らない5人の男たちは、中身も知らされないまま、襲撃計画を練る。未熟者として外された1人を除くサム(デ・ニーロ)やヴィンセント(ジャン・レノ)ら4人は、なんとかケースを強奪するが、仲間の1人グレゴール(ステラン・スカルスガルド)が裏切り、逃走する。グレゴールはケースを、ロシアン・マフィアに売ろうとしていたのだ。というわけで、IRAやKGB、CIAの現役・出身工作員たちが、ケースをめぐって追跡劇を繰り広げる。パリ市内でのカーチェイスはけっこうな迫力だ。ボンド映画で悪役を演じた3人の俳優(「ムーンレイカー」のマイケル・ロンズデイル、「ゴールデンアイ」のショーン・ビーン、「トゥモロー・ネバー・ダイ」のジョナサン・プライス)が出演しているのは、007シリーズを意識したからだろうか。
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