地球科学入門
大学生のとき、教科書として「宇宙地球科学」(杉本大一郎、濱田隆士著)という本があった。これは半分が天文学、半分が地学という内容だが、字ばかりで写真もあまりなく、当時はおもしろいとはいえない本だった。特に地学の方は、字だけ読んで理解するというのは難しい。幸いいまは、カラー写真や図版を多用した本やウェブサイト、さらにはGoogle Earthというすばらしいソフトがあり、世界中の特徴的な地形が簡単に見られるようになった。中でも平朝彦+海洋研究開発機構の「地球科学入門」は、単なる1冊の紙の本ではなく、動画や補足写真などもリンクさせたマルチメディア本だ。こういう本を読んで視覚的イメージをつかんでおけば、字ばかりの専門書を読んでもすっと理解できるんじゃないだろうか。ちょっと脱線するが、子どもの砂場遊びもなかなか興味深い。富士山に代表される成層火山がどう形成されるかは、砂場で実験してみるとよくわかる。宇宙もおもしろいが、地球もおもしろいのだ。

「天体写真、天文学、科学」カテゴリの記事
- 二十四節気・小満(2022.05.19)
- 春の星団星雲銀河⑮(電視観望)(2022.05.18)
- 春の星団星雲銀河⑭(電視観望)(2022.05.17)
- 春の星団星雲銀河⑬(電視観望)(2022.05.16)
- 春の星団星雲銀河⑫(電視観望)(2022.05.15)
コメント