2021年3月の星空
3月になると華やかな冬の星座も西に傾き、春の星座が主役になってくる。春の星座で目立つのは、うしかい座の1等星アークトゥルスだ。アークトゥルスはシリウス、カノープスに次いで(単独で)明るい恒星で、橙色の巨星だ。北斗七星の柄の部分からアークトゥルス、そしておとめ座の1等星スピカを結ぶ曲線は春の大曲線と呼ばれる。月は6日下弦、13日新月、21日上弦、29日満月だ。水星は6日に西方最大離角となるが、高度が低く、見つけるのは難しい。金星と木星、土星も太陽に近く、観測は難しい。火星は日没後の西の空で輝いている。春の星空は、天の川に邪魔されないため、銀河系の外の銀河がよく見える。北斗七星やしし座周辺には見応えのある銀河が点在し、おとめ座には巨大な銀河団がある。国立天文台HPより。

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