レインメーカー
アメリカの作家ジョン・グリシャム原作の映画「レインメーカー」は、理想と現実の間のギャップで苦悩する新米弁護士の活躍を描いた物語だ。レインメーカーとは、雨のごとくカネを降らせるという意味で、主人公ルディ・ベイラー(マット・デイモン)は、大金を稼ぐやり手の弁護士になるという野望をもって、ちょっといかがわしい法律事務所に就職する。そのベイラーの初仕事は、保険会社から保険金の支払いを拒否された白血病患者の弁護だった。法廷では、保険会社の弁護人レオ・F・ドラモンド(ジョン・ヴォイト)の百戦錬磨の戦いに苦戦するが、保険会社の悪徳商法ぶりを暴き出すことに成功、形勢を逆転させていく。そんな中で、夫のDVに苦しめられる人妻ケリー・ライカー(クレア・デインズ)に惹かれ、思わぬ事件にも巻き込まれてしまう。「法と正義」というが、正義とはかけ離れた法律家が現に存在することは、大阪地検特捜部証拠改ざん事件が起きた日本でも同じことなんだろう。
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