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2021年2月

2021年2月28日 (日)

重力と力学的世界

 古典力学はアイザック・ニュートンによって一旦の完成をみるが、ニュートンの表現形式は独特であり、その後多くの科学者によって現代的な姿に洗練されていった。その中からは、より一般的な形式である解析力学も誕生、後に誕生する量子力学の発展に大きく寄与することになった。山本義隆はこのような物理学の発展過程を何冊もの本にまとめているが、「重力と力学的世界 古典としての古典力学」は、その第1弾となった本だ。もともと現代数学社から刊行されていたものが、ちくま学芸文庫からあらためて刊行されることになった。ニュートンの力学は科学革命というにふさわしいものであったが、一方でニュートンはオカルトというべき分野にも傾倒していて、「最後の魔術師」とも揶揄された。大学で物理学を学ぶとき、このような歴史的背景はほとんど触れられなかったと思うが、いま知るとなかなか興味深い。読んでみよう。

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2021年2月27日 (土)

電視観望⑳

 タカハシFSー60CB フローライト屈折望遠鏡+レデューサーC0.72×+ZWO ASI294MCで無限遠のピントを出す方法が判明した。スターベースに問い合わせたところ、キャノンEOS用カメラマウント+ZWO EOSーEFマウントアダプターⅡを間に接続すればいいということだった。そうか、その手があったか。なんのことはない、すでにパーツは全部持っていたのだ。さっそくやってみようっと。

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2021年2月26日 (金)

2021年3月の星空

 3月になると華やかな冬の星座も西に傾き、春の星座が主役になってくる。春の星座で目立つのは、うしかい座の1等星アークトゥルスだ。アークトゥルスはシリウス、カノープスに次いで(単独で)明るい恒星で、橙色の巨星だ。北斗七星の柄の部分からアークトゥルス、そしておとめ座の1等星スピカを結ぶ曲線は春の大曲線と呼ばれる。月は6日下弦、13日新月、21日上弦、29日満月だ。水星は6日に西方最大離角となるが、高度が低く、見つけるのは難しい。金星と木星、土星も太陽に近く、観測は難しい。火星は日没後の西の空で輝いている。春の星空は、天の川に邪魔されないため、銀河系の外の銀河がよく見える。北斗七星やしし座周辺には見応えのある銀河が点在し、おとめ座には巨大な銀河団がある。国立天文台HPより。

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2021年2月25日 (木)

小石川植物園

 文京区にある小石川植物園は、正式名称は東京大学大学院理学系研究科付属植物園といって、東大の付属施設だ。江戸時代、ここには第5代将軍徳川綱吉の別邸があり、その後薬草を栽培する御薬園(おやくえん)が移設されてきた。それが明治時代になり、東大の研究施設となったのだ。小石川植物園周辺は小石川台地という台地になっていて、武蔵野台地が谷端川(やばたがわ、または小石川とも)によって削り出された形になっている。植物園の北東側と南西側との間にはけっこうな高低差があり、ちょっとした山登り気分も味わえる。植物園の西端に沿う坂は網干坂(あみほしざか)という名で、漁師が網を干したことからこの名がついたという。縄文海進の時代、このあたりの低地は海だったはずなので、それも本当なのかもしれない。貝塚もあったそうだし。

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2021年2月24日 (水)

電視観望⑲

 タカハシFSー60CB フローライト屈折望遠鏡+ZWO ASI294MCによる電視観望。かに座のプレセペ星団を5秒露出で12枚スタック。オートフォーカサーZWO EAFでピントを合わせているが、なんか変だ。実は、レデューサーを使おうとしたものの無限遠のピントが出ず、レデューサーを外して延長リングをつけてもピントが出ないので、各種接続リングを緩めて全長を稼いでいたのだ。コンバージョンレンズを使う際は、バックフォーカス(対物レンズ最後端から焦点までの距離)やメタルバック(コンバージョンレンズ最後端から焦点までの距離)に注意しないとピントが出ない。メーカーのシステムチャートには、デジタル一眼レフカメラのケースは記載されているが、CMOSカメラのケースは記載されていないので、よく考えなければならない。

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2021年2月23日 (火)

日高線の記憶

 まもなくJR日高本線の鵡川駅ー様似駅間が廃止となる。6年前に不通になっているので、すでに廃止されたも同然だったが、正式に廃止されれば、レールや踏切、さらには代替バスが停まらない駅舎も撤去されていくんだろう。札幌の写真家 番匠克久の写真集「日高線の記憶」は、その日高線の鉄路や四季折々の沿線風景をきれいなカラー写真で紹介した本だ。ぼくも子どもの頃はたまに乗っていたが、一番古い記憶は、SLが走っているのを見たことだ。調べてみると、最後にSLが走ったのは1974年だという。一時は札幌まで直接行ける急行「えりも」も走っていて、これで札幌に行ったこともある。往時の車内の雰囲気は、高倉健主演の映画「遙かなる山の呼び声」などで味わうことができる(こんなに乗客はいなかったと思うが)。

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2021年2月22日 (月)

オンライン飲み会

 Zoomを利用して、最近話題のオンライン飲み会をやってみた。メンバーは学生時代からのつきあいで、気心の知れた友人ばかりだ。学生時代なら、酔っ払って何人もが同時に騒ぐということもあったかもしれないが、もうそんな年齢でもないので、整然としかし楽しく会話が進行していった。海外赴任中の参加者もいたが、そんなに違和感なく会話に加わっていた。好評につき、またやってみようっと。なお、スマホだと画面が小さいので、やはり大画面のPCがいいだろう。

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2021年2月21日 (日)

パーシビアランス火星着陸

 NASAの火星探査車パーシビアランスが火星着陸に成功した。火星探査の歴史はけっこう長く、初めて探査機が火星に着陸したのは1973年、旧ソ連のマルス3号だ。1976年にはアメリカのバイキング1・2号が火星に着陸、地表を撮影した写真を電送してきた。その後もいろんな探査機が送り込まれたが、パーシビアランスは、生命の痕跡を直接的に見つけようというのが目的だ。火星はかつて、生命が存在したとしてもおかしくない環境にあったと考えられていて、もし生命の痕跡を発見することになれば、大ニュースだ。今世紀中には有人火星探査が実現する可能性もあり、パーシビアランスの今後の活動は要注目だ。

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2021年2月20日 (土)

電視観望⑱

 ZWO ASI290MC+キャノンEFーS18-55㎜レンズ+SVBONY CLSフィルターによる電視観望。とも座にある散開星団M46とM47を3秒露出で101枚スタックした。M46は暗い星団だが、星の数はけっこう多い。M47は星の数は少ないが、明るい星団だ。

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2021年2月19日 (金)

電視観望⑰

 ZWO ASI290MC+キャノンEFーS18-55㎜レンズ+SVBONY CLSフィルターによる電視観望。シリウスの近くにある散開星団M41を3秒露出で80枚スタックした。散開星団の場合、散光星雲ほど露出時間をかけなくてもいいので、よりお手軽に撮影できる。

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2021年2月18日 (木)

SkyーWatcher AZーGTiマウント⑨

 SkyーWatcher AZーGTiマウントには専用の三脚があるが、1万円以下と安いので、あまりしっかりしたものじゃないんだろうと思い、普通のカメラ三脚に搭載していた。しかし、いま使っているカメラ三脚だとちょっと不安なので、専用三脚を導入してみたところ、これがなかなかいい。あまり短くは縮められないので、携帯性はよくないが、自宅周辺で使うなら問題ない。これなら最初からセットで買っておいてもよかったな。

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2021年2月17日 (水)

電視観望⑯

 ZWO ASI290MC+キャノンEFーS18-55㎜レンズ+SVBONY CLSフィルターによる電視観望。3秒露出を200枚スタックしたが、馬頭星雲ははっきり写せなかった。バラ星雲も似たような感じで、淡い散光星雲を写すにはやはりQBPフィルターを使ってしっかり露出時間をかけなければならないのだろう。

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2021年2月16日 (火)

二十四節気・雨水

 二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ、太陽黄経330度(みずがめ座)に対応するのが雨水(うすい)だ。陽気がよくなり、雪や氷が溶けて水になり、雪が雨に変わるという意味で、寒さももう峠を越えたところだ。とはいえ三寒四温という言葉もあるとおり、一本調子で暖かくなるわけではない。北海道ではまだまだ冬が続く。今年は2月18日が雨水に当たる。

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2021年2月15日 (月)

電視観望⑮

 ZWO ASI290MC+キャノンEFーS18-55㎜レンズ+SVBONY CLSフィルターで電視観望をやってみた。CLSフィルターは水銀灯やナトリウム灯の輝線をカットするもので、QBPフィルターとはちょっと違う。赤い散光星雲を浮かび上がらせるなら、QBPフィルターの方がいいだろう。5秒露出を60枚スタックした。

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2021年2月14日 (日)

レインメーカー

 アメリカの作家ジョン・グリシャム原作の映画「レインメーカー」は、理想と現実の間のギャップで苦悩する新米弁護士の活躍を描いた物語だ。レインメーカーとは、雨のごとくカネを降らせるという意味で、主人公ルディ・ベイラー(マット・デイモン)は、大金を稼ぐやり手の弁護士になるという野望をもって、ちょっといかがわしい法律事務所に就職する。そのベイラーの初仕事は、保険会社から保険金の支払いを拒否された白血病患者の弁護だった。法廷では、保険会社の弁護人レオ・F・ドラモンド(ジョン・ヴォイト)の百戦錬磨の戦いに苦戦するが、保険会社の悪徳商法ぶりを暴き出すことに成功、形勢を逆転させていく。そんな中で、夫のDVに苦しめられる人妻ケリー・ライカー(クレア・デインズ)に惹かれ、思わぬ事件にも巻き込まれてしまう。「法と正義」というが、正義とはかけ離れた法律家が現に存在することは、大阪地検特捜部証拠改ざん事件が起きた日本でも同じことなんだろう。

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2021年2月13日 (土)

ZWO ASI294MC②

 ZWO ASI294MC(センサーサイズ19.1㎜×13.0㎜)とASI290MC(センサーサイズ5.6㎜×3.2㎜)の画角の違いを比べてみよう。タカハシFSー60CB+レデューサーに装着して撮影した場合、ASI294MCならオリオン座大星雲の全景はラクラク入るが、ASI290MCだとはみ出してしまう。アンドロメダ銀河も同じだ。というわけで、大きな星雲星団銀河を撮影するならASI294MC、小さな星雲星団銀河ならASI290MCがいいだろう。

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2021年2月12日 (金)

ZWO ASI294MC①

 ZWO ASI294MCは、SONY製のフォーサーズ(4/3型)サイズのセンサーを搭載したCMOSカメラだ。36.0㎜×24.0㎜のフルサイズ、23.4㎜×16.7㎜のAPSーCに対し、ASI294MCのセンサーサイズは19.1㎜×13.0㎜で、お値段を考えるとバランスがいい。実際に撮影するときに問題となるのは、画角の違いだ。フォーサーズの場合、フルサイズの半分になるので、例えば50㎜レンズで撮影した場合、フルサイズに換算すると100㎜レンズの画角となり、タカハシFSー60CB フローライト屈折望遠鏡にレデューサーを組み合わせた場合だと、フルサイズ換算で510㎜の超望遠ということになる。FSー60CB+ASI294MCなら大きな散光星雲も全景が写るので、電視観望にも向いていそうだ。

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2021年2月11日 (木)

Linux⑫

 CentOSの開発が終了するということで、Windows PCの外付けHDにインストールしたCentOS 8を、推奨されているCentOS Streamに移行してみた。移行はとても簡単で、コマンドを数回打つだけだ。CentOSとCentOS Streamがどう違うのかはよくわからないが、いずれにしてもレッドハット社が開発する商用Linux RHELをもとにしたフリーのLinuxであるということだ。デスクトップはGNOMEのままなので、見た目はまったく変わらないが、OS名は確かに「CentOS Stream」に変わっていた。CentOSで構築したサーバーもそのまま使えるようだ。

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2021年2月10日 (水)

電視観望⑭

 タカハシFSー60CB フローライト屈折望遠鏡のファーストライトは、オリオン座大星雲の電視観望。キャノンEOS Kiss X9で5秒露出を24枚スタックした画像だ。オートフォーカサーZWO EAFのおかげでピント合わせは楽ちんそのもの。経緯台ながら5秒露出なので星はしっかり点像だ。今回はフィルターを使ってないが、光害カットフィルターを使えばもっときれいになるだろう。丸いしみのようなものはカメラのセンサーについたごみだろうか。クリーニングしないと。それはともかく、これなら光害だらけの東京でも楽しめそうだが、北海道での本格的撮影が楽しみだ。

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2021年2月 9日 (火)

タカハシFSー60CB フローライト屈折望遠鏡③

 タカハシFSー60CB フローライト屈折望遠鏡に撮影機材をセットアップ。鏡筒にオートフォーカサーZWO EAFとキャノンEOS Kiss X9を取り付け、SkyーWatcher AZーGTiマウント(経緯台モード)に搭載、これらをASIAIR PROでコントロールする。配線がちょっとごちゃごちゃしているが、もうちょっとすっきりまとめられるだろう。バランスは悪いが、動きはスムーズで、アライメントをしっかりやれば自動導入もバッチリだ。狭いベランダでも、室内からコントロールできるので、実に快適だ。

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2021年2月 8日 (月)

4デイズ

 9.11同時多発テロ以降のCIAによる拷問はいくつかの映画で描かれたが、サミュエル・L・ジャクソン主演の映画「4デイズ」は、核爆弾の爆発が4日後に迫るという極限状態の中、犯人に対する拷問がどこまで許されるのかというテーマを扱った物語だ。米軍で爆弾のプロだった男がテロリストに転向、アメリカの主要3都市に核爆弾を仕掛け、自ら逮捕される。FBIのヘレン・ブロディ捜査官(キャリー=アン・モス)率いるチームは、ある要注意人物の身柄を拘束するが、Hと名乗るその男(ジャクソン)は、尋問のプロだった。拷問覚悟の固い決意を持った犯人に対し、Hの非人道的な尋問が始まる。そんなHのやり方に、ヘレンは強く反発するが、刻々と時間は過ぎてゆく。というわけで、Hの拷問はさらにエスカレートしていくのだが、この映画、エンディングは2種類あるらしい。ぼくが観たのは通常バージョンだが、もう一つのエンディングも観てみたい。

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2021年2月 7日 (日)

すばる望遠鏡HSCLA

 すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラ「ハイパー・シュプリーム・カム(HSC)」が撮影したデータが、HSCレガシー・アーカイブ(HSCLA)として公開された。最初のリリースでは、およそ580平方度の空の領域(満月およそ3000個分)がカバーされ、1.5億個の天体が含まれているという。この写真はアンドロメダ銀河の伴銀河アンドロメダ座Ⅲという矮小楕円体銀河だ。研究者向けだが、一般の人もアカウントを作れば利用できるようだ。

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2021年2月 6日 (土)

特殊切手「天体シリーズ 第4集」

 日本郵便の特殊切手「天体シリーズ 第4集」は、ブラックホールや中性星、オウムアムアなど10枚の切手からなる。オウムアムアは初めて太陽系外からの訪問者だと判明した恒星間天体で、ハーバード大学教授がエイリアンの探査機だと主張するなど、今なおホットな話題を提供している。また、シリーズ1〜4とあわせて、太陽系の天体を一つの切手シートに描いた「天体シリーズ特別切手帳」も発売された。これでシリーズは完結するようだ。

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2021年2月 5日 (金)

日高本線記念入場券

 3月31日に営業終了を迎える日高本線(鵡川・様似間)の記念入場券が発売される。勝手に廃止を決めておきながら、これを小銭稼ぎに利用しようというJR北海道の姿勢には、地元住民から批判もありそうだが、鉄道ファンにとってはうれしい記念グッズなんだろう。全29駅の入場券と台紙を合わせてお値段は5800円だ。

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2021年2月 4日 (木)

天文用アプリ⑧ 星空ナビ

 アストロアーツから、モバイル向けアプリ「星空ナビ」がリリースされた。一部有料だが、主要な機能は無料で利用することができる。メニューには、スマホをかざせばその方向の天体に関する情報が表示される「あの星なあに?」、最新のニュースや天文現象が表示される「星空だより」、太陽と月の出没時間、惑星や星座の見頃の時間を表示する「毎日の暦」がある。なかなか便利そうだ。

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2021年2月 3日 (水)

宇宙から見た日高地方

 国際宇宙ステーション(ISS)が1月27日、襟裳岬上空から日高地方を撮影した。日高側は襟裳岬から新冠町まで、十勝側は大樹町までが写っている。ぼくが天体写真を撮影する場所も見える。日高山脈の主稜線は雲がかかっていて見えない。冬の日高は、晴天でもときどき雲がやってきて天体写真撮影のジャマをする。十勝の方はすっきり晴天の日が多そうだが、寒さは数段上だ。

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2021年2月 2日 (火)

ア・フュー・グッドメン

 キューバにあるグァンタナモ米軍基地といえば、CIAによる水責めなどの拷問が行われた場所として有名だ。アメリカの保護下で独立したキューバは、革命で社会主義国となったが、米軍基地はその後も存続し、米国の主権が及ばない治外法権区域になっているという。トム・クルーズ&ジャック・ニコルソン主演の映画「ア・フュー・グッドメン」は、そのグァンタナモ基地で発生した海兵隊員リンチ死事件をめぐる物語だ。ある海兵隊員がリンチによって死亡、犯人2人の弁護をダニエル・キャフィー中尉(クルーズ)が引き受けることになった。キャフィー中尉はハーバード大学出身の若きエリートだが、実際の法廷経験は初めてだ。ジョアン・ギャロウェイ少佐(デミ・ムーア)らとともに調査を進めたキャフィー中尉はやがて、事件の背景には上官の命令があったのではないかという疑念を持つ。国家国民を守っているという強烈な自負を持つ傲慢な司令官をニコルソンが怪演するほか、キーファー・サザーランドがその忠実な部下を演じている。

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2021年2月 1日 (月)

二十四節気・立春

 二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ、太陽黄経315度(やぎ座)に対応するのが立春(りっしゅん)だ。寒さも峠を越え、春の気配が感じられるという意味で、暦の上ではこの日から立夏の前日までが春となる。実際には、これ以上寒くはならないということで、寒さのピークということだ。立春の前日を節分というが、これはもともと季節を分ける日ということで、立春だけでなく、立夏、立秋、立冬の前日も節分という。今年は2月3日が立春に当たるので、節分は2月2日となる。

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