45万年後のオリオン座
いにしえの人々は、天球に固定されたまま動かない星を「恒星」と名付けた。しかし、実際には恒星もさまざまな固有運動をしていて、何千年、何万年というスケールでみれば天球上を移動していくのがわかるはずだ。ESA(欧州宇宙機関)のガイア計画は、約10億個の恒星の固有運動を精密に測定するというプロジェクトで、このデータに基づいて、今後45万年の間にオリオン座の形がどのように変化するかという動画が制作された。地球から67光年離れたアルデバランは比較的動きが速く、リゲルの方に向かっていく。一方、地球から863光年離れたリゲルの位置はほとんど変わらない。アルデバランよりもっと早く移動していく恒星もけっこうある。現代人が45万年後にタイムトラベルしたら、いまとは違う星空をながめることになるだろう。

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