複製された男
ポルトガルの作家ジョゼ・サラマーゴ原作の映画「複製された男」は、実に謎めいた物語だ。大学で歴史を教える内気な男アダム・ベル(ジェイク・ギレンホール)は、同僚に勧められて観た映画の中に、自分と瓜二つの俳優をみつけ、異常な関心を示す。それがアンソニー・クレア(ギレンホール)という俳優だということを知るや、アダムはアンソニーの素性を調べ、実際に会ってみようと試みる。そして対面を果たした2人だが、容姿、声、そして胸についた傷跡までそっくりだった。しかし、内気なアダムに対し、アンソニーはちょっとワイルドで、性格は違う。というわけで、2人とその妻、恋人を巻き込んだどこか現実から遊離した物語が展開する。それにしてもこの作品、邦題がよくないんじゃないかなぁ。なにせ「ブレードランナー2049」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督なので、クローン人間か!と思っちゃうよ。

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