クロイツ群の新彗星
12月13日に発見されたばかりの新彗星C/2020 X3が、14日にチリやアルゼンチンで見られた皆既日食中に撮影された。この彗星は、太陽をかすめるように通過するサングレーザーと呼ばれる彗星で、千年以上前に分裂したクロイツ群に属すると考えられている。クロイツ群に属する彗星としては、池谷・関彗星やラヴジョイ彗星が有名だ。クロイツ群の彗星はときどき欧州宇宙機関(ESA)とNASAの太陽観測衛星SOHOの画像にとらえられるが、皆既日食中に撮影されるのは珍しい。C/2020 X3は直径15mという小さなもので、太陽接近中に消滅したようだ。

« A Jolly Christmas from Frank Sinatra | トップページ | アノン »
「天体写真、天文学、科学」カテゴリの記事
- 金星と木星(2023.02.02)
- 二十四節気・立春(2023.01.31)
- ズィーティーエフ(ZTF)彗星(2023.01.27)
- 一番星と二番星(2023.01.26)
- 2023年2月の星空(2023.01.25)
コメント