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2020年12月22日 (火)

2021年の天文現象

 天文ファンにはおなじみ「天文年鑑」は、2021年版で創刊73周年を迎える。2021年の主な天文現象だが、6月10日に金環日食が、12月4日に皆既日食がある。ただし、どちらも日本からは見られない。月食は5月26日(皆既)と11月19日(部分)の2回あり、日本でも見られる。惑星食は水星、金星、火星の食が2回ずつ起こり、11月8日の金星食は昼間だが望遠鏡なら観測可能だ。金星は3月までは明けの明星として輝き、以降宵の明星に転じる。火星は2年2ヶ月毎の接近を終えたばかりで、地球から遠ざかっている。次の接近は2022年12月だ。木星は8月20日に、土星は8月2日に衝を迎える。3大流星群は、しぶんぎ座流星群が1月3日頃、ペルセウス座流星群が8月13日頃、ふたご座流星群が12月14日頃に極大を迎える。2020年はネオワイズ彗星が予想以上に明るくなり、見事な姿を見せたが、いまのところ2021年は明るい彗星の予報はない。

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