クマ出没注意
全国各地でクマによる被害が相次いでいる。数日前のNHKニュースによると、今年4月以降にケガをした人はすでに123人にのぼり、昨年度の157人に迫りそうな勢いだ。天文ファン、特に北海道の天文ファンにとって、クマ出没というのは深刻な問題だ。クマの行動が活発になるのは夕方から明け方で、天文ファンとまったく同じだし、天文ファンは暗い空を求めて人里離れた場所、すなわちわざわざクマのいるところに飛び込んでいくからだ。ぼくが写真撮影する日高地方も大勢?のヒグマが住んでいる。というわけで、撮影中はとても神経を使う。大きな音で音楽を鳴らし、クルマのそばを離れず、動物の気配を感じたらすぐにクルマに逃げ込む。まあ実際はキタキツネということが多いが、油断は禁物だ。幸い、ぼくはクマ牧場でしかヒグマを見たことはない。冬は冬眠するはずなので、安心して撮影できるが、冬眠に失敗した「穴持たず」のヒグマが大暴れした事件もある。とにかく、北海道のヒグマは今年もみな安らかに冬眠してほしいもんだ。