LIFE 3.0 人工知能時代に人間であるということ
スウェーデン出身のMIT(マサチューセッツ工科大学)教授マックス・テグマークは、数学的宇宙仮説を提唱する物理学者だ。数学的宇宙仮説とは、数学的に存在できるものは、物理的に実在するというもので、いわゆる多元宇宙論に分類される。テグマークは、「数学的な宇宙 究極の実在の姿を求めて」という著書でこの仮説を論じているが、難しそうなので、ぼくもまだ読んでいない。そのテグマークだが、最近はAI研究に軸足を移しているらしく、「LIFE 3.0 人工知能時代に人間であるということ」という本を書いた。AIといえば、SiriやAlexa、GoogleアシスタントといったAIアシスタントが急速に普及しているところだが、この本で取り上げているのは、人間のレベルを超える超人的なAIだ。そういったAIが出現することはあるのか、もし出現したら、人類の未来はどうなるのかという問題を、いろいろな面から論じている。映画「ターミネーター」では、「スカイネット」というAIが「自我にめざめ」、人類抹殺に向かって暴走するが、まちがってもそんなことにならないようにしないと。

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