金星にホスフィン
英米日の研究者チームが、チリにある国立天文台アルマ望遠鏡などによる観測で、金星にリン化水素であるホスフィン(PH3)分子を検出したと発表した。ホスフィンは地球や木星の大気にもあるが、金星のケースを詳しく調べたところ、大気内での化学反応などでは十分な量のホスフィンが作り出せず、生命由来の可能性も捨てきれないという。金星は地球とほぼ同じ大きさだが、気圧が92気圧、気温が460℃とまさに地獄のようであり、大気の成分もまったく違う。こんな環境下で存在する生命がいるとは思えないが、100%いないと断言できない以上、もっとよく調べてみる必要があるだろう。

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