エリカ&パトリック事件簿 踊る骸
スウェーデンのミステリー作家カミラ・レックバリ は、「スウェーデンのアガサ・クリスティ」とも呼ばれる人気作家だ。代表作「エリカ&パトリック事件簿」は、作家のエリカと刑事のパトリックが難事件に挑むシリーズで、ドラマ化もされている。映画化された第5作「踊る骸」は、エリカの母親にまつわる忌まわしき過去を解きほぐす物語だ。出産したエリカを見舞った両親が、その直後、交通事故で悲惨な死を遂げる。数ヶ月後、エリカは両親の家に移り住むが、そこに見知らぬ男が現れる。男はエリカの母親が自分の母親、すなわちエリカの兄だというが、エリカは当惑して追い返す。そして数日後、兄を名乗る男の死体が発見される。母親の日記とナチスの勲章をみつけたエリカは、真相を探り始めるが、関係者とおぼしき人物が次々と殺されていく。というわけで、次第に母親の秘密に迫っていく展開だが、第2次世界大戦中のスウェーデンとドイツ、ノルウェーの関係が背景にある。スウェーデンは、ナチス・ドイツに常に脅かされながらも、中立国という立場を死守した。

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